2023.10.1BMSG FES所感⑥「重なり繋がりながら続いていく物語」
※セトリの詳細は他の方のレポートを参照してください。語りたい順で語ってるので順番も前後してます。
※あくまで個人の感想ですので他の方の感じ方を否定するものではありません。
※最推し(Novel Core、リュウヘイ、SKY-HI)ばかり見ているので見落としていることや記憶違いがあるかもしれませんww
第5章 〜あなたもBMSG〜
圧倒的な巻き込み力
BE:FIRSTがはけた後もBoom Boom Backのイントロが流れていて、あれ、何が始まるの?とソワソワしていたらいきなりSUPER FLYERS (SKY-HIのライブパフォーマンス用に編成された、サックスやトランペットなどを含めたバンド、コーラス、ダンサー集団の愛称)がBoom Boom Backのラスト一節"We never go back"を演奏しながら登場。一気に明るい照明と共に生バンドの華やかさがプラスされ、ステージの雰囲気を一転させます。
間髪入れずに全身黒の衣装に身を包んだSKY-HI登場。すでにオーラばっちばちでラスボス感満載です。なんなんでしょうねこの人のこの迫力。そこに立つだけで発光しているというか、ただものではない気配というか、本当に同じ世界線に生まれた36歳の人間なんだろうかと疑ってしまうほどです。
I am、Happy Boss Dayを続けざまにパフォーマンスして一気にSKY-HIワールドに引き込みます。このフェスが初SKY-HIだという方は少なくないと思いますし、曲をしっかり聴いたことがない人も一定数いたと思いますが、自然にハンズアップしてジャンプしてしまったのではないでしょうか。
「こんなやべえ会社の社長を知ってるかぁ?!
………僕でーす💕」
こういうすべるかすべらないかのぎりぎりを攻めるのもSKY-HI節全開ですね(褒めてる)ww
Novel Coreもそうですが、一瞬で自分の世界の中に観客を飲み込んでしまう力はさすが本家本元といったところでしょうか。初めてTHE FIRST FINALで生SKY-HIを見た時の驚きを思い出します。思えばあの時から私の人生は変わってしまった…
Dramatic、Sarraceniaで両手を上に上げたクラップや大振りのハンズアップで盛り上げるだけ盛り上げて、会場はまるでワンマンライブのような空気に。SKY-HIのライブが1番体力削られるんですよねぇ。なのに手加減してくれないし、こっちも手加減したくないから、最終的に終わったら抜け殻になるんですが望むところです。
人に助けてもらう力
この日のMCは印象的でした。
BMSGがやべえことになってるぞ、成長してるぞ、今が1番幸せだ! といつもの「成功したぜ!」というシャウトの後で、
自分の才能はなんなのか?顔もいい、頭もいい、曲も作れる、プロデュースもできる、、、など列挙し始めて、オチは何かな?と聞いていたら
「人に助けてもらう力」だと。
50人近くのスタッフ、ついてきてくれる22人のアーティスト、そして今日ここに来てくれているあなた、あなた方のおかげです本当にありがとう。これからもなにとぞよろしくお願いします(意訳)と、なんと膝をついて頭を下げたんです。(ほぼ土下座に近い格好)
そして、「アーティストの幸せを第一優先にしたくてこの会社を作って、それに賛同してくれる人たちもたくさんついてきて、これからまだまだやばい世界見に行くからな!!」(意訳)
と決意表明。これには観客も総立ちでイェーイ!!と盛り上がります。
「イェーイって言ってるけど君たちもだからね?ショウタ(Aile The Shota)もコアも言ってくれてるけど俺もBMSG、みんなBMSG、あなたたちもBMSGなんだ、みんなで幸せになろうぜ!」(意訳)
ついてこいよ じゃないんだなと。
一緒に行こうぜと言ってくれている。
いつも正解ばかりは出せないし、失敗する時もあるけど(今回の見切れ席問題とか)、怖いけど進もうぜと伝えてくれている気がしました。
(これ書きながら号泣)
経営者であると同時にアーティストだから、音楽でこの想いを伝えたい と、怒涛の高速ラップ曲(おそらく新曲)を披露。そこから何様、To The Firstと続けます。
SKY-HIのライブは、私たちは受け取り手であると同時に送り手でもあるなと、大阪城ホールの最終日、異常なまでの熱気と一体感がありました。
熱気に飲まれたのか感極まったのか、珍しくSKY-HIがTo The Firstの一節を飛ばしてしまい、あっって顔をしていましたが、私たちは完璧な歌を聴きに来たのではなく、アーティストと心を交換しに来たので、それもライブの醍醐味の一つだなぁと思います。
MAZZELが真の仲間になる大切な儀式
MAZZELもパフォーマンスしていたMISSIONをSKY-HIも歌い始め、途中からMAZZELが加わって9人でのパフォーマンスとなりました。正直言って私は前日まで、4時間半の長いイベントで同じ曲を2回やる意味がどのくらいあるのかな?と少し疑問に思っていました。
しかし最終日にあることに気づいたことによりその疑問は解消されます。
単純に一緒に歌って踊るだけでなく、SKY-HIを中心に円形になって、1パートずつ、MAZZELメンバーと一対一になって、観客の方を向かずにフレーズの掛け合いをしているんです。
MAZZELを選出した"MISSIONx2"(オーディション)は、BMSG立ち上げ時に実施したTHE FIRSTと比べるとSKY-HIのが関わりが少なかったそうですが、この新しく加わったメンバーにも一人一人想いを繋いで同志としてこれからやっていくんだぞと、お前も大切で重要なBMSGの一員なんだぞと、そんな声が聞こえてくるようでした。
愛…だなぁ…(泣)
MAZZELメンバーも自分たちだけのアクトよりさらに気合がみなぎっているようにみえました。良かったね皆、あなたたちは確かに愛されているよ。
私得でしかないラッパー競演
MAZZELが大きな拍手と共に退場、しかしリュウキだけが残されます。
「ボーイズグループのラップ担当」じゃなくて、ラッパーとしていけてるとこ見せてやろうぜ!(意訳)
という煽りとともに、Name Tagのイントロがかかり、リュウキ、タイキ、edhiii boi、リョウキ、Novel Coreが登場して、まさかのBMSG夢のラップ競演、マイクリレーしながらオリジナルのリリックとフロウで回していきます。
Novel Coreはもうラストまで出ないかなと思っていたのでこれは胸熱で大興奮でした。キャー!じゃなくてギャー!って叫んでしまっていたと思います。後でNovel Coreがリリック公開してくれたのですがもう好きしかないですよね
他の方もXに投稿されていたのですが、あとついでに でなんで切れてるのかな?と思ったら、この後でSKY-HIパートの“作詞のセンス、ビートメイク、才能は進行形さ"に繋がってるのがセンスの塊すぎてもう鼻血です。
BMSGにはベテランも若手も含めてヤベェラッパーたくさんいるんだぜ!のプロモーションには最適ですね。
増える仲間と続くストーリー
Tiger Style(寅年生まれのSKY-HI、ジュノン、レオ、Aile The Shotaによるユニット曲)には、同じく寅年生まれのMAZZELタクトが参加して新たなバースが追加されていました。
タクトが参加したことでさらに野生み?野獣み?が加わりカッコいい。ビースト!ビースト!って言ってた??リリック確認したいですねぇ。
当時14歳だったルイ、タイキ、edhiii boiとSKY-HIによる14th syndromeでは、新たにトレイニーのカノンがバースを増やして歌っただけでなく、そしてまさかの同世代のリュウヘイが加わってこれまた新しい展開に。リュウヘイは「やっと参加できました、2年前外されてたんで」(意訳)コメント。来年のBMSGフェスではリュウヘイもバース書いて参加してね とまさかの乞うご期待案件まで!
そしてこの日の激エモポイントのクライマックス、One More Dayでレイコが歌っていると、レイコと同じくBMSGトレイニーとしてMISSIONx2に参加していたラン、セイト、カイリュウが階段から降りてきて、オリジナルのバースをレイコに向かって歌をプレゼントします。
MISSIONx2を見ていなかった人は何が何だか かもしれませんが、4人で合宿したりトレーニングしたりしてデビューを目指していて、途中でレイコがオーディションから離脱、ソロアーティストとしてデビューをようやく決めた、このタイミングで3人からのメッセージはアツい展開です。いつもパーフェクト、緊張やミスと無関係みたいな顔をしているカイリュウが、涙で声を詰まらせてワンフレーズ歌えない様子などを見て、会場が暖かな雰囲気で満たされます。
SKY-HIがインタビューで、今回のフェスはMAZZELとレイコのストーリー と発言していましたが、まさにこの日でBMSGの大きな節目が来たのだと、そしてこれからも新しい仲間を迎えて物語が紡がれていくのだと感じました。
今回のレポシリーズのタイトル「重なり繋がりながら続いていく物語」はここから来ています。(伏線回収長いww)
感動のフィナーレ
ここからD.U.N.K.!!!
セイト、ソウタ、リュウキ、リュウヘイなどダンス自慢のメンバーが次々とサイファーでフリーダンスを披露。私はちょうどブロックの端の席で横に人がいなかったので、すこーし通路にはみ出して、夢だった「ガチD.U.N.K.ダンス」(右足だけで立って左足を上げたまま左右にふる、アレです)をやっとやり切ることができました。D.U.N.K. ショーケースの時は座席の幅が狭くて足を動かそうものなら人や椅子に直撃する感じだったので不完全燃焼だったんですよ。こんなところで夢が叶うとはww
そのあと23人全員で舞台の隅から隅まで手を振ってくれました。後ろにも人がいなかったので、Novel Coreの OUTERタオルをめいっぱい掲げて左右に振っていたら、気づいて同じ仕草をしてくれました(この日何度目かわからない号泣)。
初めはみんな推しの名前を叫んだりキャー!って言ったりしていたのですが、そのうち「ありがとう」という声があちらこちらから発せられて、アーティストたちと観客がお互いにありがとうを言い合う時間がかなり長くあったように思います。
声出しありのライブだからこそ、直接感謝を伝えられる、感慨深いですね。
最後はEASTとWESTが交互にミックスして
I got my own stance
I got my own stage…
I got my stance
I got my stage…
と掛け合いして終了。終わりはアンコールも何もなく曲が終了したらパッと照明も明るくなって本日の公演は終了しましたというアナウンス。
この終わり方もカッコいいですよね。
バイバーイ!みたいな感じじゃなくてパフォーマンスを見せつけて締める。たまりません。
エピローグ
長すぎるとか、ステージ横長すぎて正面から見れる人が少ないとか、MAZZELやレイコのストーリーを知らない人にとってはなぜ今この曲、この演出なのかがわからないとか、何もかもが良かったとは言えないかもしれません。
それでも私はこの5時間を通してやっぱりBMSGを、そしてSKY-HIを応援し続けたいなと思いましたし、私もBMSGの一員として、仕事やプライベート問わずやれること、成長できること、まだまだ見つけて行きたいなというモチベーションになりました。
そして最推しのNovel Coreとリュウヘイがこれからどのように化けていくのか、トレイニーを含むBMSGのアーティストたちがどんな活躍を見せてくれるのか、今からすでに楽しみで武者震いしています。
母はすっかりオーラスの空気感の魅力に取り憑かれてしまい、BE:FIRSTのオーラスに行きたいとわがままを言っていますがどうなりますかね(笑)
なお、私の感動は妖精さんをまた召喚してしまったようで、フェスを終えてラムネ缶2つとスナック缶を買い足してしまったことも付け加えて、一旦このレポシリーズは終了としたいと思います。
長々と駄文にお付き合いいただき皆様ありがとうございました。
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