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インクレディブル・ハルク完全解説(BNWに備えよ#1)


2025年2月14日に控える
キャプテンアメリカ、MCUの新作
「キャプテンアメリカ・ブレイブニューワールド」

その予習として最重要となるMCU2作目
インクレディブル・ハルクについてあらすじを解説していく。
これを見れば映画を見なくても大丈夫!

⚠️一般人によるまとめなのでその点はご了承ください

⚠️インクレディブル・ハルクと現在までの一部MCU作品の激しいネタバレが含まれます(マルチバースサーガも含む)

作品情報

上映 : 2008/8/1
時間 : 112分
監督 : ルイ・レテリエ
脚本 : ザック・ベン
キャスト :エドワード・ノートン/リヴ・タイラー/ティム・ロス/ウィリアム・ハート

⚠️ブルース・バナー役のエドワート・ノートンは今作の後降板され、現在のMCUシリーズのブルース・バナー役はマーク・ラファロ。
ノートンは映画制作に口を出すタイプでそれがMCU作品に響くのではないかと懸念されて降板されたらしい...

⚠️ロス長官役のウィリアム・ハートは2022年に前立腺癌で亡くなりました。
その影響で現在はハリソン・フォードが務めているので注意。

あらすじ

科学者のブルース・バナーは、恋人ベティの父、ロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究していた。ところがその研究実験中に事故が発生、多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質となってしまう。それ以来、彼を利用しようとする軍の追跡を逃れ、ブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース。しかし、ふとした出来事からブルースの居場所が割れてしまい、ロス将軍によって送り込まれた特殊部隊員ブロンスキーらに包囲されてしまう。だがその時ブルースはハルクへと変身、部隊を一蹴し、間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが…。

出典;https://www.sonypictures.jp/he/849674

ストーリー完全解説

逃亡

物語はブラジルに住むブルース・バナー(エドワード・ノートン)から始まる。

彼は自分の力を抑えるためにMrブルーという男にチャットで研究の手助けを受け、世界を放浪しながら自分の治療に関する研究を続けていた。

その頃バナーは工場で働いており、そこで作っていたジュースの瓶に事故で彼の血が入ってしまう


そのバナーの血が混入したジュース(ガラナ・ソーダ)を飲んだ男の死亡を聞きつけたロス長官によってバナーの居場所が突き止められてしまう

スタンリーカメオ出演!「「刺激が強すぎた!!」」

そこにロス長官(ウィリアム・ハート)の命令により兵士であるエミル・ブロンスキー(ティム・ロス)が武装しブルース・バナー捕獲に挑む

逃げるバナー

工場にいた嫌な同僚に絡まれ立ち往生してしまう。
そこをエミルが襲撃

捕獲されそうになり怒りを制御できずハルクに変身してしまうバナー。
そしてハルクの大暴れ。

エミルがハルクのヤバさに気づいてしまう。

エミルはそのことをロス長官に問いただす。

そこでハルクがいかにして誕生したかを聞かされる

ハルク誕生

バナーは第二次世界大戦中、バイオテクノロジーを使った兵力強化プロジェクト
(いわゆるスーパーソルジャー計画の再開)
で兵器の開発ではなく基礎研究を任されていた。
その内容は「放射線耐性」と説明されており、真意は伝えられていなかった。
だが、彼はその研究に成果を確信し、自らの体で実験した。
それがハルクの誕生である。

そのことを聞いたエミルはもちろんその力を欲しがる

エミル「その血清を10年前に打てば最強兵士になれた」
ロス長官「今からでもそうなれるぞ」

バナーとベティ

場所は バージニア州・カルバー大学・生物化学研究棟

研究資料を求めアメリカに戻ったブルースは、ロス将軍の娘であり実験の当事者でもある恋人のエリザベス・ロス(リヴ・タイラー(以下ベティ))に会いに行くバナー
そこで彼氏とベティが一緒にいるところを見てしまう。

スタンリーは名前が一緒だけどさっきのカメオ出演のスタンリーとは別

そのことをピザやのおじさんスタンリー にベティの彼氏は優秀な精神科医だということを教えてもらう。そこで匿ってもらうことに。


ピザ配達員に扮し研究室の侵入に成功
だが、ベティのファイルには既にデータは残っていなかった...
チャットでそのことをMrブルーに伝える

バナー「データが消えてしまった」
Mrブルー「助けられない」
バナー「どうする?」
Mrブルー「前へ進み続けるしかない」


匿ってもらっていたスタンリーのピザ屋に
彼氏と訪れたベティに姿を見られてしまう

ベティに匿ってもらうことに
そこでべティが軍にデータを没収される前にバナーのことを思って保存しておいてくれたというUSBメモリを受け取る。

エミル・ブロンスキー

血清を打ってもらうエミル


資料を求めて大学に来ていたベティとバナーが軍に見つかってしまう。
そこには肉体を強化したエミルが...

面白くなるぞ

エミル

結局バナーは別館への連絡通路を封鎖され、催涙ガスで攻撃されてしまう。
だが、助けようと向かってくるベティが軍によって倒され、怒り、ハルクと化してしまう。

バナーを挑発するエミル(蹴飛ばされ全身の骨が砕ける)

銃などは全く効かない

超音波攻撃を受け足止めを喰らうハルク
ちなみにこの超音波器はスタークインダストリーズによる開発。

のちのウォーマシンにも使われている技術

結局諦め撤退命令を出すロス長官であったが、遅れて到着したガンシップがミスでベティと一緒にいるハルクを撃ってしまう。

だがハルクがベティを守る...

なんとかその場を逃れた二人。
この時の戦いを目撃した学生の一人が

「廃船(ハルク)のように巨大だった」と語ったことから、ハルクと呼ばれるようになった。

ベティの彼氏「奴はベティを守ったけどあんたは殺しかけた」
ロス長官「娘の安全を第一に考えている」「ろくな男と付き合わない」

ベティのものを押収しにきた長官とそこにいた彼氏の会話

全身の骨が砕けたエミルだったが、その後完治する

二度目の血清投与後 体に変化が...

逃亡 再び

ロス長官
「奴は五年間自在に国境を超えた」
「奴は助けを求めている」
「そこを利用するん」
「Mrグリーン(バナーのチャットでの名前)とMrブルーがシールドオペレーションデータベースを使って会話したら彼を捕まえる」

ガソリンスタンドのPCでベティにもらったデータを使いS.H.I.E.L.D.データベースに接続するバナー

Mrブルーが
グレイバーン大学の サミュエル・スターンズ博士 だと明かされる。

ベティ「変化する時はどんな感じなの?
バナー「脳に幻覚剤を1リットル流したような衝撃で、変身時は断片的に覚えているけど、轟音が響いて何も考えられなくなるんだ

ベティ「中身はあなたなの?」
バナー「違う」
ベティ「でも洞窟では私を知っているようだったから、体の変化を制御できないだけかもしれない」
バナー「制御はだめ。消し去らないと」

車内での会話

交通規制によって船での移動→タクシーでの移動

NYの地下鉄は世界一攻撃的な人間でいっぱいだ

バナー

スターンズ博士

その後スターンズに接触する2人

スターンズ
「投与量を僅かに超えただけで、毒性濃度は非常に危険なレベルに達する」
バナー
「逆に投与量が足りないと君の命が危険だ」
スターンズ
「僕は好奇心を優先する、じゃあやってみるか」

そこでの実験内容
透析器で血液に解毒剤を混ぜる。
だが、体内への投与は完全に変身した後。

ハルク化したバナーだったがベティによってなだめられる。
解毒剤を投与し、バナーに戻った

スターンズによる実験結果の説明
小脳扁桃からガンマ派パルスが、、、だがベティのプライマーが細胞への衝撃を和らげた。
だからガンマ線汚染で死ななかった。 
完全に中和できたのか、一時的な抑制かは不明。

スターンズ「被験体で生き残ったものはいない」

被験体という言葉に引っかかるバナー

バナーの血が凝縮され複製されていたことを知る。

バナー
「この血は制御不能で危ないから 全部焼却する」
「軍は兵器として使うから奪われたらまずい」

この会話中軍に狙われており、バナーに麻酔銃が命中

気を失い連れ去られてしまう

ロス長官「中和させてしまったら一生独房だぞ」

バナーに忠告


エミル「あの血清がもっとほしい」
スターンズ「誰に入れてもらったんだ下手な混合をすると化け物になるぞ」

エミルとスターンズの接触

エミルにバナーの血を入れることに成功したスターンズだったがエミルに張り倒されてしまう

傷口にバナーの血が入りニヤリとするスターンズ

因みにコミック版ではリーダーというヴィランキャラとして登場している。

バナーVSエミル 再び

バナーとベティをヘリで輸送中にロス長官に無線が入る。

「ハルクがブロードウェイを北進中」

無線

それはアボミネーションと化したエミルが大暴れしていたのだった

ロケランも無意味

エミル「奴を連れて来い」

その言葉を聞きヘリから飛び降りることを決意するバナー

街中を2体が大暴れ。
最終的にはハルクがハルクスマッシュでエミルを統制
鎖で首を絞めることで鎮め、夜の闇に消えるハルクだった


その後

ブリティッシュ・コロンビア/ベン・クラーク
で隠居生活をしているバナー

ベティとは手紙でやりとりしているようだ。


エンドクレジット

「気の抜けたビールと敗北の匂い」
その言葉と共にバーに入ってきたのはトニースターク(アイアンマン)

スターク「生身より鉄の方が信頼できる」
ロス長官「いつも上等なスーツを着ているな」

スターク「我々はチーム編成中だ」
ロス長官「我々とは?」

スタークがニヤリとして終わる

このシーンは8年後のシビルウォーの伏線となってくる

小ネタ

ドラマシリーズ超人ハルク

実は今作の前に「超人ハルク」というTVシリーズがあり、ルイ・レテリエ監督はそのTVシリーズの大ファンだった。なのでオープニングでTVバージョンのオマージュをしたり、テーマソングを使ったりとTVシリーズのファンにとっては大興奮の要素が盛りだくさんだったのだ。

また、今作ではハルクがカルバー大学に現れた後、2人の学生がニュースのインタビューを受けるシーンがある。そのシーンの片方の学生のジャック・マッギーはTVシリーズの「超人ハルク」でハルクを追跡しようとしたタブロイド紙の記者で、もう片方の学生のジム・ウィルソンはコミックではハルクと親しくなった家出少年で、ファルコンを演じるサム・ウィルソンの甥なのだ。

バナーがピザで切り抜けたこの警備員の俳優は「超人ハルク」ブルース・バナーを演じた「ルー・フェリグノ

他にもベティ・ロスがブルースに買った紫色のパンツだが、これはコミック版でハルクがいつも紫色のパンツを履いているところからきている。

レナード・サムソン

ベティの恋人として登場したレナード・サムソンだが原作ではドク・サムソンという名前でガンマ線を浴びてハルクのようになった姿で登場している。

サミュエル・スターンズ博士

リーダー

先ほども書いたサミュエル・スターンズ博士だが、リーダーというヴィランとしてコミックに登場している
彼はインテリジェンシアという知能系ヴィランのみのチームの結成者でもある。

メンバーにはMCU(アントマン&ワスプ・クアントマニア)で登場したM.O.D.O.K.
これから参加予定のドゥームなどがいる。

インテリジェンシアは新作キャプテン・アメリカ・ブレイブニューワールドで登場予定のレッドハルクの誕生にも関わっている

また、ドラマシーハルクで名前だけは登場したが
D23エキスポ」で新作キャプテン・アメリカ・ブレイブニューワールドで登場するとしてサミュエル・スターンズを演じていたティム・ブレイク・ネルソンが登壇した。

ガルバー大学

バナーが長官率いる軍と戦ったこの大学だが
のちのソーシリーズのジェーン・フォースターエリック・セルヴィグらが務めている大学なのだ


参考文献・参照画像

https://www.imdb.com/title/tt0800080/?ref_=ext_shr_lnk

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%AF_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

https://mravelous.hateblo.jp/entry/hulk-incredible-hulk-she-hulk

https://note.com/fair_gibbon3681/n/n7906d1e4ccca

https://w.atwiki.jp/studentx/pages/848.html

https://dic.pixiv.net/a/M.O.D.O.K.


映画紹介記事はこちら👀

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