健康に関する?知識の集め方
インターネットは便利です。健康について調べたいとき、すぐに情報が手に入ります。国や地域をとわず、時間をとわず、一瞬で幅広い知識を集めることができます。
ただ、健康に関する情報を手に入れるときに、注意をしなければならないことがあるかもしれないです……
インターネットから手に入る健康に関する情報は、論文とかで必要なピアレビューがされていないということです。
どういうことかというと、専門の知識のないひとや、専門家であっても偏った知識を持った人が、誰からも警告を受けないで、情報を掲載・発表することができてしまいます。
たとえ話です......
『あまえびが風邪に効く』と有名な学者さんが思い込みました。
大きな賞をとった、とても有名な学者さんで、風邪にかんする革命的な発見をした(とおもいこんだ)から、すぐにこの情報を専門的な雑誌に掲載しようと考えました。
だけど、いくら有名な学者さんが考えたことだからといって、専門家の人達が読む本には掲載されることは……きっとありません。
なぜ有名なえらいひとなのに、この学者さんの書いた事が掲載されないんでしょうか。専門の雑誌では、論文が載る前に他の専門家から何重にもチェックがはいり、掲載されるのが防がれるためです。これがピアレビューと呼ばれるものらしいです。
すりぬけて掲載されてしまうものもあるみたいですが、きほんてきには根拠がとぼしい情報が発表されてしまうことは未然にふせがれます。
だけど、インターネットは違います。
有名な学者さんは、クリックひとつ、タップひとつで思いついたことを情報発信できてしまいます。
情報を見て……『有名な学者さんが言っていることならきっと正しい』とおもってあまえびを食べる人達がたくさん現れるかもしれません。
物知りと言われる人や有名なyoutuberみたいなインフルエンサーが学者さんの意見に同調して、『あまえびをたべたら風邪がなおった』と配信をしたら、信じるひとがもっとたくさんでてきてしまう……かもしれないですね。
現代の迷信が生まれてしまうかもしれないです……
自分の健康をまもるために、情報がどこからでてきたものか、きちんと把握した上で収集する必要があるかもしれません。
そうすると、一番安全な情報の集め方ってどんなやり方なんでしょうか?
専門家の人が読む雑誌や論文みたいな難しい文を読むこと?
きっと専門領域は日進月歩です......
いまは正しいと言われている知識も十年後には間違っていたとわかるかもしれません。
じゃあ専門雑誌や論文というものをあたらしいものがでるたびに読み続ければいいのでしょうか。
そんなの時間がいくらあってもきっと足りないし、むずかしすぎる……!!
いちばん楽で、簡単なのは、公的な機関や大きな機関に掲載されている情報を中心にあつめるということかもしれませんね......
公的な機関にまちがえた情報が掲載されたら大変。だから、インターネットの情報ではあるけど、何重にもチェックがされているみたいです。
いろんな限界はあるけれど……
ネットのおかげで、発展途上国の人と先進国の人の健康についての知識の差を埋めることができます。知識と素養がみにつけば、害になるかもしれない迷信をしんじてしまうこともすくなくなると思います。たくさんのひとがけんこうでながいきできるようになるつーる。いろんな恩恵があることと、限界をりかいしながら、健康についての情報があつめられるといいですね。