良い彼氏が良い夫になるかはマインド次第説
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「良い彼氏が良い夫になるわけではないけど、つまんない彼氏は良い夫になったりする」みたいな話を度々耳にします。
良い彼氏と良い夫はやっていることは同じだけど、マインドが違うんじゃない?と思ったのでちょっと整理してみます。
良い彼氏と恋愛の楽しさ
恋愛の楽しさって色々あると思うんですが、大きな要素に「相手を知ること」がありますよね。
知らない一面を知って、こういうのが好きなんだなーとか、やっぱりそうだと思った、みたいな自分の中で相手を構築していく過程で恋が芽生えたりします。
だから、長く付き合って相手の余白みたいなものがどんどん埋まっていくと新鮮さが失われて、いわゆるマンネリになります。
逆に、鮮度を失う代わりに絆が芽生えることもあります。
いつもやってくれることが二人のお約束になったり、一瞬の経験も何年も語り合えるような思い出になったり。
絆を深めるのにも結構コツが必要で、旅先のトラブルとか、相手のミスとかを楽しめるようでないと、一方的なギブとテイクで終わってしまいます。
彼女に「良い彼氏だな」と思わせることができる人は、この鮮度管理とマイナス状況の乗りこなし方が上手なんじゃないでしょうか。
例えば
・付き合った記念に実は欲しいと思っていたネックレスをプレゼントしてくれた→サプライズによる鮮度管理
・狙ってたお店が休業だったけど地元の漁師さんに聞いてくれてすごく美味しい海鮮を食べられた→マイナス状況の乗りこなし
といった感じ
じゃあ、良い夫って一体どんな人でしょう。
良い夫と生活の安心感
女性にはどうしても波があって、それは生物学的に仕方ないことです。
妊娠出産がよく例に挙げられますが、子供を持たなくたって更年期障害や閉経後の骨粗鬆症なんかは男性よりも苦労することが予想されます。
夫婦はもともと助け合いなわけですが、女性は残念ながら肉体的にも社会的にも困るタイミングが多いのもまた事実です。
そんな時、自分の夫がどう行動するか、は重要な観点です。
良い彼氏が喜びをくれる存在だとすれば、良い夫は安心感をくれる存在なのかもしれません。
私の夫はめちゃくちゃ良い夫なのですが、息を吸うように助けてくれます。
例えば、先日、普段私が飲んでいる鉄分の市販薬を切らせてしまい、ダラダラと買いそびれて二週間くらい経ってしまいました。
生理が来て、あぁ鉄が失われていく……けど買いに行くくらいなら寝たい……と思ったら、夫から「鉄剤あったっけ?買っとく?」のLINEが。
生理が来たと聞いて思い出した、と言うのです。
助かる〜!とか飛び越えて、やられた……と思ってしまいます。
執事や秘書の能力に近いのかもしれませんが、営業としては嫉妬さえ覚えるホスピタリティ。
私もかくありたい。
営業つながりで仕事ができる上司の話を。
先日上司と取引先に行った時、車道側を歩いてくれて、車が来た時自然と手でガードしてくれていました。
ていました、というのも、私じゃなきゃ気づかなかったね、ってレベルでさりげなかったのです。
胸キュンとかではなく、この人、家でも良い旦那さんなんだろうなー、と思いました。
答え合わせができるわけではない(しする必要もない)のですが、普段の話の端々から奥様への思いやりが感じられるので、絶対に二人とも長生きしろよな、と心の中で力強くサムズアップしています。
と、いうわけで良い夫(であろう人)の特徴にはホスピタリティの高さがありそうです。
でもですよ?
鮮度管理とマイナス状況の乗りこなし方が上手=ホスピタリティが高いってことなんじゃないの?と思うわけです。
どうやら、良い彼氏と良い夫は相似の関係にありそうです。
良い夫にならない良い彼氏って何?
それはマインドの違いである、と私は思うのです。
ホスピタリティが高い行動のモチベーションの根源がどこにあるか。
多分、これに尽きます。
モチベの根源が「モテたい」「ヤリたい」「キープしたい」だとしたら、面倒臭さが上回った瞬間、彼の行動は意義を失います。
ピロートークが異様に素っ気ないことを俗に賢者タイムと言いますが、目的を果たした後の適当さは生涯賢者タイムと言っても過言ではないでしょう。
夫が生涯賢者タイムに突入した場合、それは良い夫ではなくなってしまいます。
一方、良い夫はモチベーションが自分にあります。
「自分が好きでやってるので、相手が喜ばなくてもそれはそれで別にいい」というマインドです。
私の夫はサプライズをするにしても私に求める期待値がそこまで高くありません。
夫がしてくれたサプライズや気づかいで全く嬉しくなかったことは今まで一度もないのですが、たとえ反応が薄かったとしても、見返りがなくても、文句を言われたりがっかりされたことはありません。
趣味が奉仕の精神です。
これはすごい。やろうとしてできることではありません。
だからありがたいのです。
件の上司は「先方の喜ぶことを考えてみよう」が口癖で、人が喜ぶことを大喜利的に考えるのが趣味のようなところがあります。
本音は違うかもしれないし、もしも裏でバカほど浮気してたら、私は立てていた親指を物凄い勢いで下に向けてしまいます。
結局はマインドの違いで180度変わってしまうということなんだと思います。
心から尽くしてくれる人が良い旦那さんだよぉ〜、みたいなお花畑な記事に読めてしまった人もいるかもしれないし、実際私はそういうところがあるのかもしれません。
でも、そういう人と一緒にいられるかも自分次第だと思うんですよね。
結婚するならこういう人が良いよ!ではなくて、こんな人と人生を共にできるような自分でいたいよね、という気持ちでいつも過ごしています。
髪を綺麗にしたりスキンケア頑張ったりも大事なんだけど、こまめな報連相とか、感謝はすぐに伝えて後からしみじみ嬉しかった〜って思ったらそれも素直に言うとか、そういうことを忘れないでいたいな、と思います。
暑い日が続くので熱中症に気を付けて過ごしましょう。
それではまた〜!
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