持っているCDを発売年代別で5枚選んで、勝手に思い出と一緒に振り返ってみる『2013』
ブログタイトルの通り、CDには裏面に発売年月日が掲載されている。
わりと音楽が好きだ。ジャンルとしては主にロック。学生時代はよくCDを買って聴いていた。
今回は現在所有しているCDの発売年月日でその年を振り返ってみるという単純な内容だ。年代はランダムに選んでいるが今回は『2013年』発売のCDとし、その時のことやCDのことを思い出してみようと思う。ちなみに音楽レビューではないのであしからず。
2013年の世間の出来事について
2013年は私が18~19歳の年だ。学生で一人暮らしだった。5階で角部屋ベランダなし。窓はあるが開けられない部屋に住んでいた。ワンルーム、ここで料理するのかと思うほどの狭いIHのキッチン。ユニットバス。ベットで部屋の半分が埋まる狭さ。奨学金とバイトでの生活。
小さいテレビはあったがほとんど見ていなかったので世間の出来事についてはあまり実感がなかった。とりあえず2013年の流行語は「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」だそうだ。
ウィキペディアをみても、出来事をあまり覚えていない。某コンビニでバイトをしていたので、タバコのマイルドセブンがメビウスに切り替わったことは覚えている。この頃はひたすら学校とバイト。色々必死に生きていた気がする。
家にあった2013年発売のCDリスト
下記が持っているCDを発売日順に並べたリストだ。
[Champagne]「starrrrrrr/涙がこぼれそう(CD+DVD)」13.01.23
KEYTALK「ONE SHOT WONDER」13.03.06
クリープハイプ「社会の窓(CD+DVD)」13.03.06
Scott&Rivers「スコットとリバース」13.03.20
phatmans after school「メディアリテラシー」13.04.03
amazarashi「ねぇママあなたの言うとおり(CD+DVD)」13.04.10
クリープハイプ「憂、燦々(CD+DVD)」13.05.01
星野源「Stranger」13.05.01
米津玄師「サンタマリア」13.05.29
plenty「this(CD+DVD)」13.05.29
JACK JOHNSON「FROM HERE TO NOW TO YOU」13.06.10
クリープハイプ「吹き零れる程のI、哀、愛(CD+DVD)」13.07.24
theHIATUS「Horse Riding」13.07.31
Johnfrusciante「Outsides」13.08.14
ARCTIC MONKEYS「AM」13.09.09
amazarashi「あんたへ(CD+DVD)」13.11.20
CDを頻繁に買うほどの余裕は無かったが、今まで聴いていたアーティストの新譜を買っている印象。そして、なぜかDVD付の初回限定が多い。そこは譲れないようだ。なかでも印象的なものはスコットとリバースで、タワーレコードのイベントがありディスクにサインをしてもらった。今思えば貴重な体験であった。あの頃は一人でどこへでも行けた時期だったなと思う。
そして先に伝えるがamazarashiについては単純にめちゃくちゃ好きなので、多分毎回取り上げることになるだろう。ここから5選していく。
1.amazarashi「ねぇママあなたの言うとおり」
1曲目の「風に流離い」を聴くと当時このアルバムを聴きながら学校まで通っていたことを思い出す。折りたたみ自転車を漕いで地下鉄二駅分。朝が辛かったけど、おかげで頑張れていた気がする。
収録曲は他にもジュブナイルや性善説を含む7曲。ミサイルの曲のアレンジも好きだし、ポエトリーリーディングの2曲も良い。パーフェクトライフの歌詞については当時の自分に刺さってしょうがなかった。
当時リリースされたときにツイッター(@amazarashi_mom)でツイートされるアルファベットを並べ替えてできるキーワードを特設サイトに入力すると、秋田さんが演奏する性善説の弾き語り動画を見ることが出来た。動画の画角がとても良かったし、夢のある演出をするなぁと憧れた。
歌詞カードやジャケットデザインなど、CDならではの良さがある。好きな要素や頻度、関わり方は人それぞれでもちろんどれも素敵だが、個人的にはCDを買って手にとってじっくりと味わいたい派なので、CDコンテンツが充実していると嬉しくなる。
ちなみにもう1つのアルバム「あんたへ」の初回限定の歌詞カードは文庫小説のようなデザインで面白い。CD版あとがきがあったり(アルバム曲に「まえがき」と「あとがき」という曲がある為)、涙が滲んだような印刷や文字のレイアウト、discographyの小説感満載のデザインがたまらなく良い。
2.KEYTALK「ONE SHOT WONDER」
KEYTALKを知ったのは「fiction escape」という曲だった。その前にも高校の頃のバイト先でKEYTALKが好きな後輩がいたのでよく話を聞いていたので存在自体は知っていたがしっかり聴いたのはこのアルバムだった。
ツインボーカルの4人組バンド。ツインボーカルのバンドは曲を聴くのが楽しい。どっちが歌っているのか、どのフレーズを弾きながら歌うのか。幅広いジャンルができるバンドで、聴いていて楽しい。曲が良い、ギターフレーズも聴いてて楽しい。S.H.S.Sも好きでよく聴いていたなぁ。
YOUTUBEに上がっているMV撮影風景やLIVEツアーのなど動画(KEYTALK.TV)をよく見ていたが楽しそうに活動していてバンドって良いなぁとしみじみ思う。ふざけてるのも良い。よくテレビでMONSTER DANCEのワンフレーズを聞くことがあるが、あのフレーズだけでは収まらない魅力があると思う。もちろんイントロフレーズは最高に楽しい始まりというのは言わずもがなだろう。
3.phatmans after school「メディアリテラシー」
phatmans after schoolはジャケットの熊が特徴的なバンド。当時はメンバー全員容姿を出さず、代わりに熊のイラストを使用し活動をするスタイルだった。今はそういった活動をするアーティストも多くなっているが当時はまだ珍しかった印象がある。
メジャーデビューミニアルバムの「ボクノバアイハ」が初めて聴いたアルバムになるが、タワレコでジャケ買いをした記憶がある。楽曲も自分の好みで全曲良いが「18/6」や「脳内ラボラトリー」が好きだ。今回取り上げたシングルのメディアリテラシーももちろん良い。歌詞もサウンドも勢いがあって今でも頭に流れる。
4.theHIATUS「Horse Riding」
ELLEGARDENの細美さんが組んでいるバンド。エルレは中学生の時に好きになってよく聴いていたが、エルレを知った時にはもう活動休止していた為、新しいバンドのCDが出ると聞いて楽しみにしていたことを思い出す。theHIATUSの1stアルバム「Trash We'd Love」が発売されて初めて聞いた時、エルレとは違ったカッコ良さで、洗礼され美しい印象だった。ハイセンス。ピアノが印象的。当時の自分がその音楽を理解できていたかはわからないけど、シンプルにカッコいいから聴いていた気がする。中学も高校もほどよくくそったれだったけどエルレやハイエイタスを中学から知ってるってのは、お前ほんとそれだけは良かったな、救いだったよな、と自分に言ってやりたい気持ちになる。大げさだけども、本当にそうだと思う。
Horse Ridingは冒頭のサウンドから好きで、アコースティックギターのフレーズやピアノの音が好きだ。サビの壮大な感じも良い。ハイレベルで圧倒的。この頃は好きなバンドが出すCDはなるべく買うようにしていたからよく聴いていたと思う。アルバムに入らない可能性が高いカップリング曲も聞くために買っていたな。
5.星野源「Stranger」
「夢の外へ」「フィルム」「知らない」のシングル3曲を含んだサードアルバム。
思い返せば実家のケーブルテレビの音楽番組chで流れていた「日常」のMVを見て、いい曲だなぁと思ったことからハマっていった気がする。ただトンネルを歩いていくだけなんだけど、歌詞や曲が温かいながらも少しさみしいような、いい曲だなぁとしみじみ感じる。夢の外へのMVも踊ってるところが楽しそうで、見ているこっちも楽しくなる。踊れるのすごいなぁと思ったけど今じゃもっと踊っていて嬉しくなる。当時ご病気で倒れていた時期もあったので、このアルバムの発売はとても楽しみにしていた記憶がある。
収録曲で好きな曲は「季節」が結構好きで、音がかっこいい。シングル曲も多く、アルバムの曲の流れもすごくいいから聞きやすい。前作のエピソードももちろん好きだが、このアルバムの「化物」から始まる勢いあるサウンドも良い。一層進化した印象があっていろんなジャンルの楽曲が収録されていて聴いていて楽しい。
まとめ
長々と書きましたが、久々にCD開けてまじまじと向き合うの楽しかったな。こんなに書いたら次の更新はいつになるんだろうか。