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スワローズWeekly MVP 9/7-12

こんにちは、シュバルベです( ✌︎'ω')✌︎

今年開幕からずっと取り組んでいるこちらの企画、前週のスワローズの選手の中で投打に最も輝いたWeekly MVPを選ぼう!というものです。過去の記事はマガジンに収録しております。

早速、先週の結果から振り返っていきましょう!

・総評

オリンピックに伴い神宮球場が使えなかった影響で、後半戦スタート時から長らく続いた変則日程もようやく終わりました。甲子園での阪神3連戦、移動日を挟み後半戦初の神宮球場でのDeNA戦、続く日曜日は名古屋での中日戦の5試合でした。結果はこちら。

9/7阪神@甲子園 12-0 ○
9/8阪神@甲子園 3-5 ●
9/9阪神@甲子園 13-3 ○
9/11DeNA@神宮 9-2 ○
9/12中日@バンド 5-9 ●

3勝2敗で貯金を1つ増やしました。これで後半戦は9勝9敗の五分。Aクラスにいる阪神・巨人も足踏みをしており、後半戦開始から4週間、これら3チームのゲーム差に大きな変動は起きていません。

8/31週は菅野投手に完全に抑え込まれて以降5試合8点と湿りましたが、先週の打線は息を吹き返し勝った試合はいずれも2桁安打。特に首位阪神とのカード初戦を奥川投手で制し、9月9日の試合も相手のミスに乗じて大きく突き放してカード勝ち越しができたのは大きかったですね。

心配は9月11日の試合で死球を受けて左手首の打撲と診断された坂口選手。塩見選手が疲労を考慮されスタメンを外れる中で代役センターとして出場するベテランは、外野3ポジションに加えて一塁のオプションもありチームのユーティリティ&ヒットメーカーとしてまだまだ使いどころが多い分、怪我の具合が不安視されています。ここ数年、自打球や死球で離脱を余儀なくされているだけに今年はどうにか踏ん張ってほしい選手です。

さて、以下投打のMVPを選んでいきましょう。

・投手 Weekly MVP

投手のMVPは勿論この人、進化し続ける高卒2年目右腕の奥川恭伸投手です!

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首位阪神との大事な3連戦の初戦を託されると、7イニングを2安打無四球無失点の完璧なピッチング。球数も83球と少なく、3連勝で勢いづく阪神打線を省エネで抑えてしまいました。

「絶対、勝たないといけない試合。勝ちに貢献することができてうれしい」(2021年9月8日付スポーツ報知)と語るなど大事なゲームに対する強い意識もあり、高津監督も大事なゲームを任せるようになっています。

これで奥川投手は5試合にわたり無四球、2.6BB%は70イニング以上投げている投手の中で12球団トップの数字です。投手WARはリーグで柳投手(4.0)、戸郷投手(3.3)に次ぐ3.1で、高卒2年目にして既にリーグトップクラスのエース格右腕となりました。

投球の半分を占める平均147km/hのフォーシームを軸に、140km/h前後のスプリットと130km/h前後のスライダーとオーソドックスな本格派右腕ですが、カーブやカットボールも日によって投球に混ぜ、いずれの球種もゾーンの中で勝負できるというコマンドの高さは世代屈指のものです。

そして、これまで奥川投手は中10日を守って登板を重ねてきましたが、試合翌日の公示で抹消されませんでした。高津監督は報道では濁していますが、中9日で9月17日の巨人戦での登板が予想されています。

・野手 Weekly MVP

野手のMVPは5試合で18打数10安打2本塁打の助っ人、ドミンゴ・サンタナ選手です!

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その前の週は21打数3安打と散々な結果で、私も東京ドームの広島戦で現地で見た際に「上半身と下半身が同時に回っていて打てる気配がないなぁ笑」と思ったのですが、素人のアナライジングを一蹴し見事素晴らしい結果を出してくれました。土下座モノですね。

打率は前週の.264から.284と大きく上げており、サンタナ選手らしい逆方向へのホームランが2本出ています。何より5試合で8打点をたたき出している点は心強く、サンタナ選手を6番~7番に置いておける現状のチームはかなりいい状態なのではないでしょうか。

先週でオスナ選手・サンタナ選手の2人が本塁打数を二桁に乗せました。スワローズの外国人選手が複数人二桁本塁打を放ったのは8年ぶり、2014年にバレンティン選手とミレッジ選手が達成して以来のことです。

今年はオフにフロントが精力的に動き、チームの課題であったパワー不足の解消に向けて両選手を獲得したことがチームの力を大きく上げた結果の今の首位争いです。

ヤクルトスワローズが日本一に輝いた90年代~00年第初頭にもスワローズには頼もしい助っ人外国人選手がいました。赤鬼ホーナー、ドゥエイン・ホージー、ペタジーニ、ラミレス・・・狭い神宮球場だからこそパワーでシーズン30本を超える柵越えを見せる外国人選手は常にチームの主軸を担ってきました。

時代は流れ令和のNPBはMLB経験のある選手であっても1年目から目覚ましい結果を残すのが難しいほど投手のレベルが上がっていますが、それでも外国人選手を獲得し続けスワローズらしい野球を出来る環境に整えてあげる。それがフロントの目指すべきことで、今年のスワローズはそれができています。

2人の頼もしい外国人打者がいる今年はチャンスの年。オスナ・サンタナ両選手の活躍でさらに上に上がりましょう。

・さいごに

今週は月曜日に中日戦が入り、火曜・水曜が阪神戦、木曜休んで金曜日から巨人戦です。17日(金)から10連戦で、スワローズにとってここからが山場です。疲れも溜まっている中で迎える10連戦+6連戦×4という過酷な日程ですが、今こそチームの野手陣が奮起する時だと考えています。

実際、先週は勝ち試合で多くの安打を放っており、村上選手やオスナ・サンタナの両外国人選手にも当たりが戻って来ました。チーム全体の層は巨人・阪神に及ばないかもしれませんが、スタメン9人に関しては決して見劣りしていないと考えています。

高津監督が7日の試合前に語ったこと。チームスワローズとして戦えば絶対に大丈夫、という力強い話は選手に力を与えてくれたはずです。

いよいよシーズンも佳境。ここからが本当の勝負どころです。我々にできることは応援することだけですが、ここまで来たからにはチャンスを掴みたいですね。

Go!!Swallows!!!

■出典




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