月が出てるよ。君もおいで。
8月に。
2歳半の甥っ子と。
夕方の散歩をした時に。
君は。
あ。ちゅき。
と言って。空を指差した。
まだ青い空に。
白い半分の月が出ていた。
私はちょっと驚いた。
そして。何だか嬉しかった。
多分。それは。いつも。
パパとママが君に。
そうやっているから。
君も。私に。そうやって。
教えてくれたんだね。
君がパパと。
アイスを食べている姿を。
眺めていたら。
どうじょ。と言って。
食べているものを。
差し出してくれた事も。
驚いたし。
みんなで外で。
花火をやる事になって。
私が少し離れた所にいたら。
おにいちゃんも。おいで。
と言って。誘ってくれた。
テント型の蚊帳を。
大層気に入ってくれて。
その中に敷いた布団の上で。
飛び跳ねて遊んでいた。
おにいちゃんも。おいで。
と。また誘われた。
一緒に飛び跳ねて遊んだ。
楽しい事に。
誘ってくれて。ありかとう。
同じものを見ること。
そばにいること。
子供はパパとママに。
そう言ってもらったことが。
うれしいから。楽しいから。
それをマネして。
他の人にも言っているのかな?
人に気を遣うなんて。
まだわかんないと思うから。
これは。
根源的な喜びなのだろうか?
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