私が帽子をかぶる理由
車を運転していて。
信号機がない横断歩道で。
停止した時。
小学生や中学生は。
ありがとうございます。
と頭を下げて渡ってくれる。
私もペコリとやる。
自然と顔がほころぶ。
大人のほうが。
当たり前という風に。
そのまま行ってしまう。
全然それでいいんだけど。
何でだろう？
子供のほうが。
ちゃんとしている。
というより。
子供の頃のほうが。
ちゃんとしている。
のかもしれない。
いや。大人でも。もちろん。
会釈する人はいる。
私が帽子をかぶる理由。
私はじいさんの。
農協のキャップをかぶっている。
アディダスの白いキャップは。
気に入っていたのだけど。
どこかに行ってしまった。
空に飛んで行ってしまった。
のかもしれない。
キャップをとって。
ペコリと頭を下げると。
わかりやすい。からだ。
ありがとうございます。
すいませんでした。
恐れ入りますが。
失礼します。
などの時。
キャップをとると。
1割増しくらいに。
伝わる気がする。
私は無表情で。
声も低いので。
第一印象がすこぶる悪い。
なので。脱帽することで。
印象が少し良くなるのでは・・・。
という。いやらしい気持ちだ。
何だ。ただ。そういうこと。
横断歩道も。昔は。
小走りで頭をペコペコして。
渡っていたけれど。
渡る前と渡った後に。
帽子を脱いでペコリ。
とやるとスマートな気がする。
帽子に関しての。
正式なマナーとかは。
知らないけれど・・・。
あとはウチのじいさんが。
キャップを上にはずして。
オウ。と挨拶していたのを。
何となく。いいな。
と思っていたかもしれない。
あとは日差しが強いから。