ロングコートダディと漫才倫理
M-1グランプリ2021の感想。ロングコートダディについて。
すごく面白かった。2回目に肉うどんと言われるとこが今回のM-1で1番面白かった。うまいことバシッと決める気持ちよさがあった。結果は4位。
オール巨人、松本人志からコントという指摘があった、動き過ぎているのが気になると言うところ。これが勿体無い。普段のネタ番組だと漫才とコントの違いなんてどうでもいい。けどM-1は観客、視聴者も含めて、漫才かどうかということに敏感になり過ぎている気がする。
ただ、これはしょうがない。人それぞれに倫理があり、「M-1に関しては」、自分たちの中の「漫才倫理」で見ているからそれにはみ出している行為が気になるのだろう。M-1の公式サイトには
とだけ記載されている。これに反しない表現。例えば、動物の象に乗りながらやる。途中、本物のタクシーがスゥーと入ってくる。食べ物を食べる。フルオーケストラの演奏が始まる。家族に電話する。など色々な表現が考えられる。
今書いたのは、「漫才倫理」的にダメだよね。と共感されそうなもの。を書いてみた。
この他に、人によっては、コントぽいもの。舞台を動き回る表現。床に這いつくばる表現。コンビ間でのやりとりがない表現。などが漫才倫理的にダメだよね。と言う人もいる。
M-1は面白いかそうでないか。漫才倫理的に良いかダメか。で見られている。個人的には奇抜だったり、突飛な表現、動き回る表現は好きなんだけど。多くの人の心に届くことはないのかなぁ。