【ヒューマンデザイン】決定の内的指針のタイプ
あなたは、自分のとっての正しい選択の仕方を知っていますか?
あれこれ考えてしまうときって傷つかない答え、リスクの少ない答え、など「正しい答え」を探してる時。
でも、正しい答えは必ずしも幸せを招きません。だから、悶々とします。
「自分らしい答え」が私を救うのです。
その「自分らしい答え」の出し方は
自分のデザインによって違います。
ヒューマンデザインにおける
「ストラテジー」と「オーソリティー」は、
自分のエネルギーを最も効果的に使い、
人生で正しい決断を下すためのガイドラインのようなものです。
オーソリティが「どうやって決めるか」だとすれば、
ストラテジーは「いつ、どのように行動するか」を教えてくれるもの。
まずは、「ストラテジー」
ジェネレーター & マニフェスティング・ジェネレーター
- 「待つことが力になる」
ジェネレーターとマニフェスティング・ジェネレーターは、何かが「自分の前に現れる」のを待って、それに対して「反応」することが成功の鍵です。彼らは、自分から積極的に何かを始めるのではなく、周りからの刺激やオファーに対して反応することで最も自然に行動できるタイプです。
【具体的な事例】
例えば、タロウさんはジェネレーターです。彼は新しいプロジェクトを始めたいと思っているけど、何かしっくり来ない。そこで、彼はあえて何もしないで、周りからのサインを待ってみることにします。すると、ある日友人から「一緒に新しいビジネスをやらない?」と誘われ、タロウさんは体が「いいね!」と反応します。このタイミングが正解です。彼は「待つ」ことで、最もエネルギーを効果的に使い、正しい方向に進むことができるんです。
プロジェクター
- 「招待を待つ」
プロジェクターは、他の人を導く役割を持つ人たちです。でも、いきなり自分から行動すると、周囲から認めてもらえないことが多い。プロジェクターは「招待される」ことが重要です。招待された時に初めて、自分の知識やスキルを効果的に活かせます。
【具体的な事例】
サクラさんはプロジェクター。彼女は仕事で色々なアイデアを持っているけど、自分から押し付けがましく提案すると、同僚たちに無視されたり、逆に反発されたりしてしまうことがあります。そんな彼女がある日、上司から「サクラさんの意見が聞きたいんだけど」と言われ、招待を受けます。この瞬間、彼女は自信を持って自分の意見を述べ、みんなに認められるようになります。招待を待つことで、プロジェクターは自分の本当の力を発揮できるんです。
マニフェスター
- 「周りに知らせる」
マニフェスターは、他の人とは違って、何かを始める力を持っているタイプです。でも、その際に重要なのは、周りに「これから○○をするよ!」と知らせること。そうすることで、他の人たちとの摩擦を減らし、スムーズに自分のやりたいことを進めることができます。
【具体的な事例】
ケンイチさんはマニフェスターです。ある日、新しい事業を立ち上げたいと思い、計画を始めます。以前のケンイチさんは、何も言わずにいきなり行動して、周りの友達や家族から「そんな急に何してるの?」と不安がられたり、反対されたりしていました。でも、今回は事前に「今、こんなプロジェクトをやろうと思ってるんだ!」と周囲に知らせておいたところ、みんながスムーズに応援してくれて、仕事も順調に進みました。
リフレクター
- 「1か月(28日)待つ」
リフレクターは、周りのエネルギーを反映する特殊なタイプです。彼らはすぐに決断せず、月のサイクルに従って、少なくとも1か月の時間をかけて自分の気持ちを確認することが必要です。
【具体的な事例】
ナオコさんはリフレクターです。彼女は引っ越しを考えているけど、どの街に住むべきか迷っています。友達は「早く決めちゃいなよ!」と言ってくるけど、ナオコさんは焦らず、1か月間かけてじっくり考えることにします。月のサイクルの中で、彼女の感じ方が徐々に変わっていき、最終的に一番しっくりくる場所を選びます。このように、リフレクターは急がず、自然に答えが見えてくるのを待つことが大切なんです。
まとめ
それぞれのタイプには、自分に合った「ストラテジー」があります。
ジェネレーターやマニフェスティング・ジェネレーターは、反応を待つことでエネルギーを最大限に活かせます。
プロジェクターは、招待されることで本当の力を発揮します。
マニフェスターは、行動を始める前に周囲に知らせることでスムーズに進められます。
リフレクターは、じっくり時間をかけて正しい決断を下します。
それぞれのストラテジーに従うことで、人生がもっと楽に、自然に流れるようになるんです。
続いて「オーソリティ(Authority)」
感情オーソリティ(ソーラー・プレクサス)
感情オーソリティを持つ人は、意思決定をする際に感情の波が大きく影響します。決断の前に、感情の波が落ち着くまで時間をかけることが重要です。
具体例:
アヤコさんは、感情オーソリティを持っています。彼女が新しい仕事のオファーを受けたとき、最初は「すごく良さそう!」と興奮していました。しかし、次の日になると、「本当にこれでいいのかな?」と不安になりました。感情の波があるため、すぐに決断せず、何日か時間をおいて気持ちが落ち着いてから考えることにしました。最終的に、彼女は冷静に自分の感情を確認し、最も心地よい選択をすることができました。仙骨オーソリティ(サクラル)
仙骨オーソリティを持つ人は、体の直感的な反応に基づいて決断します。基本的には「はい」か「いいえ」で体が自然に反応する感覚に従うことが最も正しいとされます。
具体例:
タクミさんは仙骨オーソリティの持ち主。友達から「週末にキャンプ行かない?」と誘われたとき、彼の頭であれこれ考える前に、体が自然と「うん、行こう!」と反応しました。彼はそのフィーリングに従ってキャンプに行くことに決めました。彼にとっては、体が即座に感じる「はい」や「いいえ」の反応が、最も信頼できる決断の方法です。脾臓オーソリティ(直感)
脾臓オーソリティは、瞬間的な直感に従うタイプです。この直感は一瞬で訪れ、すぐに消えてしまうことが多いので、その瞬間のひらめきを信じることが大切です。
具体例:
ケンジさんは脾臓オーソリティを持っています。ある日、彼が友人とドライブしている途中、突然「こっちの道に行ったほうがいい!」と直感が働きました。友人は「この道は遠回りだよ」と言ったものの、ケンジさんはその直感を信じて別の道を選びました。後で分かったことですが、もしも最初の道を進んでいたら、大きな渋滞に巻き込まれていたのです。ケンジさんにとっては、この瞬間的な直感がいつも正しい道を示してくれるのです。自我オーソリティ(ハート・センター)
自我オーソリティの人は、自分の欲望や意思に正直に従うことが大切です。「自分が本当に何をしたいのか?」という問いに素直に答えることで、正しい道を見つけることができます。
具体例:
マリコさんは自我オーソリティを持っています。ある日、彼女に2つのキャリアの選択肢がありました。一つは安定した収入が得られる仕事、もう一つは彼女が本当に情熱を感じているクリエイティブな仕事でした。周囲の人たちは安定した仕事を勧めましたが、彼女は「私はクリエイティブなことがしたい」と心の底から感じていました。その気持ちに正直になり、情熱を持てる仕事を選んだ結果、彼女は充実したキャリアを築くことができました。環境オーソリティ(外的オーソリティ)
環境オーソリティの人は、自分一人で決断するのではなく、他者との対話や周囲の環境を通じて自分の最適な答えを見つけるタイプです。重要な決断をする際には、信頼できる人と話すことが鍵です。
具体例:
ユウスケさんは環境オーソリティです。彼は新しいビジネスのアイデアが浮かんだものの、一人で考えるとどうしても混乱してしまいます。そこで彼は、信頼できる友人にそのアイデアを話し、彼らとの会話を通じて自分の考えを整理していきました。その過程で、自分が本当に何をしたいのかが明確になり、最終的にビジネスの方向性を決めることができました。月のオーソリティ(リフレクター)
リフレクターは月のサイクルに従うタイプで、重要な決断をする前に少なくとも1か月(28日)待つことが必要です。月のサイクルを通して自分の感覚が変化していくのを観察することが大切です。
具体例:
ナナさんはリフレクターです。彼女は大きな決断をするとき、周囲の環境や自分の気持ちが変化するのをじっくり観察します。例えば、新しい住まいを選ぶ際、すぐに決めずに1か月間いろいろな候補地を訪れて、その場の雰囲気や自分の感覚を確認しました。月のサイクルが進むにつれて、彼女の感じ方が徐々に変わり、最終的に一番しっくりくる場所を選ぶことができました。
まとめ
ヒューマンデザインのオーソリティは、その人に最適な意思決定の方法を示してくれます。自分のオーソリティに従うことで、無理なく自然な流れで人生の選択ができ、より満足のいく結果を得られるようになります。
感情オーソリティは、感情の波が落ち着くまで待つ。
仙骨オーソリティは、体の反応に従う。
脾臓オーソリティは、瞬間的な直感に従う。
自我オーソリティは、欲望や意志に従う。
環境オーソリティは、周囲との対話を通じて決断する。
月のオーソリティは、1か月の時間をかけて決断する。
それぞれのオーソリティに従うことで、自分に最も適した意思決定ができるようになります。