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#10 一番好きで、一番最低だった

-関係-


別れてから3か月経ち、彼と連絡を再開することが出来ました。
また少しキラキラした日常が戻り始めました。

彼とLINEが出来るだけでとても嬉しかったのと同時に、
返信をくれるってことは彼女が出来てはいないんだという安心感も
ありました。
そして、おはようとおやすみのやり取りもするようになっていきました。
友達には戻ることができない、かといって付き合ってるわけでもない、
それなりにお互いのことは理解していて、
まさに友達以上恋人未満みたいな関係でした。
このままいけば復縁もありえるかも?と思っていた矢先、
今まではLINEのやり取りだけだったんですが、
休日にLINEをしていた時、暇じゃない?という話になり、
お昼を食べに行くことにのなったのです。

彼は車を持っていなかったので、私が彼の家まで迎えに行くことに。
彼の家に到着し、カフェに行きました。
2人で会うのは久しぶりで、緊張しているはずなのに車中も、食事中も
なぜかすごく自然に話すことができました。
この感じなら聞けそうだと思い、気になってたことを聞きました。
夢に出てきた元カノと何か進展はあったのかどうかです。
聞くと、あれから連絡はとったけど、思っていた通り彼氏がいて、
上手くいっているらしく、特に何も進展はないとのことでした。
そして、まだ好きだけどたぶん付き合えないから気持ちが無くなるまでは
片思いだなーと、彼は言いました。

あーやっぱりまだ好きなんだ...。
元カノよ、いつまで彼の心を奪い続けるのか。
いつまで彼の心に居続けるのか。
夢に出てきたあの日からなのか、それとも私と付き合っている間もどこかに彼女への気持ちが残っていたのだろうか。
顔も名前もしらない彼女にどうして私は嫉妬しなければならないのか。
そんなに素敵な人なのだろうか。
少なくともあなた達が別れることになったのは彼女の良くわからない行動が原因で、彼を傷つけた。そんなこと私はしない。
彼も彼で、なんで自分を傷つけた人を思い続けるんだろう。
そんな考えても考えても答えの出ないことばかり考えてしまう。

そんなことを考えながら、ご飯を食べ終えました。
そして、彼を家まで送っていると急に家寄ってく?と言ってきた彼。
戸惑いながらも、このままばいばいするのは少し寂しいなと思っていたので、寄ることにしました。
まさかまた彼の家に行く日がくるなんて、なんだか不思議な気持ちでした。
少しのわくわくと、緊張と、懐かしさと、色んな感情が渦巻いていまいた。

家に入ると、彼は学校の課題をやらなければいけなかったらしく、
課題をし始めました。
何で家に寄ってく?なんて言ったのか、私が寂しいオーラを全開に放っていたからなのか、ただの気分なのか、彼も一人は寂しかったのか分かりませんが、特に何もすることが無かった私はテレビを見ながらごろごろしていました。その内私はお腹もいっぱいでだんだん眠たくなってきてしまいました。
ソファーに座っていた私は、ごめん寝るかも、言うと
寝るならベット使っていいよと言われたのですが、いやそれはなんでも、
ソファーで寝るよと言いました。
しかし、俺ソファーで課題したいからと言われ、それならということでベットを借りることに。

ベットに入ると懐かしい匂い。大好きだったこの匂い。
久々にその匂いに包まれた私は、すぐ眠りにつきました。

1.2時間ほど眠っていたと思います。
目が覚めた私は丁度目線の先にあった時計の時刻を見て、やば!と思って
起きました。
彼にごめんと伝えようとソファーを見ると彼の姿がありません。
あれ?と思って横を見ると、なんと私の横で寝ていたのです。

#11 一番好きで、一番最低だったへ続く...


PS.
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
実は#10を書いている最中にあるエピソードを思い出し、#08にPSで
書き足しました!
もしお時間ある方や気になる方がいらっしゃいましたら読んで頂けますと幸いです。

では、引き続きよろしくお願い致します。

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