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かつてない“ご近所”感、なのに、時空を彷徨う壮大な映像体験!君はもう『ドロステのはてで僕ら』を観たか?

お久しぶりの投稿です。映画部の宮嶋です。映画館に少しずつ新作映画が戻ってきた今日この頃。まだまだ油断ならないとはいえ、映画という種が花開く場所にたくさんの芽がめばえているようで、ひとりの映画ファンとしても、配信ビジネスの映画担当としても、とても嬉しいです!やっぱり映画館あっての映画業界ですもんね。

さてさて、今日のトピックはSF映画、しかも大好きな作品なので、ノリノリでnoteのタイトルもハリウッドSFチックにしてみました!笑

皆さんはSF映画業界の中でもひときわ異彩を放つ新作映画『ドロステのはてで僕ら』(絶賛劇場公開中!)をご存知でしょうか?

ドロステのはてで僕らポスター

京都の劇団・ヨーロッパ企画がはじめて手掛けた長編タイムトラベルSF。街の小さなカフェに生まれた小さな時空のゆがみから起こるドタバタを描いたコメディです。

この作品が、各映画レビューサイトで「めちゃくちゃに面白い!」「これは“第2のカメ止め”では!?」「いやいや、“第1のドロステ”だ!」「よく撮りあげたなぁ!感嘆」と、いま大絶賛の嵐なのです。

実際、「えっ…ちょっ…今の何?えええぇぇぇ?さっきのが、ああなって、そして、そう来ちゃうの!?」と。語彙…という感じですが、言葉で説明するのが難しいんです。現場でも、脚本家の上田誠さんがキャストに皆さんに、言葉ではなくチャートで説明されていたとか。まさにキャッチコピー通り、“時間のパズルに殴られ”っぱなしでした!

人気劇団とはいえ、ひとつの劇団が作った、いわば小規模な作品。それが全国規模で公開され、しかもTOHOシネマズという大きなチェーンでも公開されているという事実に、作品力が表れているのではないでしょうか。

劇団代表で脚本家、“理系男子”であり上田誠さんが生み出すトリッキーかつ緻密な作風で、演劇界でも唯一無二の存在感をしめす劇団ヨーロッパ企画。メンバーの皆さんも個性豊かで、地上波テレビや映画、他の劇団の舞台の客演などでも活躍されています。

そのヨーロッパ企画の粋と叡智とギミックをぎゅうぎゅう集めてバラバラにしてパズルのように組み立てなおしたかのような、ファンにとっては「これぞヨーロッパ企画!」という作品であり、そして彼らを知らない人にとっては「何なんだ、この作品は…!!」と強烈なパンチを食らうにちがいない作品なのです!

実は私、かねてからヨーロッパ企画さんが大好きで、彼らが毎年行っている短編映画イベント用にメンバーの皆さんが制作した短編映画を配信させていただいています。

そのつながりから、かなり前にそのうちの1作、上田誠さんが作られた『ハウリング』という短編を原案にして長編化する、というお話はお聞きしていたのです。『ハウリング』もかなり斬新で面白かったので期待していたのですが、それがこんな風に育って、広がっていくとは…。横からそっと見つめていて、正直感動です。

地方ではまだまだこれから順次公開予定もあるようです。ぜひぜひ、皆さまも時間のパズルに殴られてみてください!

そしてヨーロッパ企画さんに興味を持ったら、U-NEXTでたくさん作品を配信させて頂いているので、よろしければどうぞ♡


最後に自慢させてください。

わたし、個人的にクラファンに参加していたので、メイキングDVDも持ってます。ぐふふ!

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