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『子供はわかってあげない』観ました!

こんにちは!映画部 齊藤です。

ここ最近は仕事の兼ね合いもあって、邦画を中心的に観ているのですが、
そんな中、沖田修一監督最新作の『子供はわかってあげない』を観てきました!
とてもハートフルな映画で、個人的2021年邦画ベストにランクインいたしました。


〈あらすじ〉
ひょんなことがきっかけで意気投合した美波ともじくん。美波のもとに突然届いた「謎のお札」をきっかけに、2人は幼い頃に行方がわからなくなった美波の実の父を捜すことになった。女性のような見た目で、探偵をしているというもじくんの兄・明大の協力により、実の父・藁谷友充はあっさりと捜し当ててしまった。美波は今の家族には内緒で、友充に会いに行くが……。


監督によっては重〜〜い内容にもなりかねないテーマにも関わらず、
全編通してさわやかに描いていたので映画館を出た後、とっても晴れやかな気分になりました。
もちろん沖田監督の手腕もありますが、上白石萌歌さんを取り巻く周りの人々の優しさが演技を通じてひしひしと伝わってくるんです。

映像の色彩バランスも本当に明るくて自分好みの映画でした!
カラッとした雲一つない夏空を彷彿とさせる映像は、ひと目で「夏」と伝わってきます。
改めて学生さんの夏休みってやっぱりいいですよね。
部活がある人もいれば家の手伝いをしなくてはいけない人もいて、それぞれにいろんな夏休みの過ごし方があって…。
「それでもやっぱりワクワクしてしまう」夏休み前のあの高揚感を思い出しました。

青春映画としても十分楽しめる映画なのですが、僕個人的には「家族描写」にもグッときてしまいました。
豊川悦司さんと上白石萌歌さんの親子像ももちろんなんですが、
斉藤由貴さんの最後のシーンで男泣きをかましました。
2021年ベストオブお母さん像受賞待ったなしです。


簡単なレビューとなりましたが、もう間もなく劇場公開も終了してしまうので、気になっている方はぜひ劇場に足を運んでみてください!

U-NEXTでは監督過去作品の特集もございますので、ぜひご覧ください!
https://video.unext.jp/browse/feature/FET0006516