『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』リリース記念!細かく描き込まれたシーンを絵本みたいにじっくり楽しみたいキッズ向け映画をご紹介!
映画部・林です。今年一番の大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』がついに配信リリースされました。まずは購入版ということで税込2,750円と少々値が張りますが、「何度も細かく見返したい!」という方にはオススメです。自分のものにして保管できるセルDVDの感覚でお楽しみください(レンタルは9月6日からです)。
本作、私も公開初日に家族4人で観てまいりました。400人ほど入る劇場は、未就学児から60代くらいまでの方々が大集合して完全満席。期待が充満しすぎて爆発しそうな空気の中、UNIVERSAL、ILLUMINATIONのムービングロゴに続いて、大スクリーンに初めて映し出された8bitのマリオ&ルイージからのNintendoロゴ。ここでなぜか、自分でも驚きの感極まりおじさんになってしまいまして「ングッフ!」と声が出そうになりましたが、流石に周りのキッズたちをいきなり怖がらせたくない!の一心で嗚咽音はギリ抑え込みに成功。そこからは穏やかに「マリオ、そして任天堂さん、40年間人生を楽しいものにしてくれてありがとう。そしてこれからもよろしく」と微笑み続けた90分でした。
うちの小学生の次男は、『ミッケ!』みたいな細かい描き込み系の絵本が大好きで、時々そういうアニメ映画を見つけては、何度も何度も同じシーンを観返しています。今回のスーパーマリオもまさにそれで、大人でも「うわーーーっ!」と目を輝かせてしまうキノコ王国の描写は、予告編を何十回と繰り返して観て楽しんでいました。
配信リリースされたので「これで隅から隅までじっくり楽しめる!」と喜び勇んでおりますが、彼と同じような、細かい描き込みシーンを絵本のようにじーっと観たい派のお子様に向けて、スーパーマリオ以外にもある次男推薦の4本を並べておきます。
実は大人も心から楽しめる隠れた大傑作。後に『スパイダーマン:スパイダーバース』を手掛けることになるチームの作品ですので、そりゃしっかりしているに決まっています。LEGOシリーズ、しっかり取り揃えていますので、もしハマりましたら他の作品もぜひ!
説明の必要もない人気シリーズの1本ですが、絵本的に楽しみたい喜びは本作が随一。世界中の悪党たちが大集合する「ヴィランコン」シーンがたまらないらしいです。
ちょい渋めの2本ですが、いずれも街並みの描き込みにグッとくるとのこと。特に『グリンチ』は、クリスマスプレゼント回収シーンのガジェット描写もかなり楽しめるそうです。
細かく描き込まれたシーンは、それだけ作り手たちの愛やこだわりが詰まっていて、観ている側にも、それを受け取っていることの喜びがあるのだと思います。まさに絵本と同じ感動ですよね。ぜひ配信で、その愛とこだわりを隅々まで楽しんでいただけたら幸いです。