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20220813 BELLATOR284 試合後インタビュー(日本語訳まとめ)

ゴイチ・ヤマウチ

とても最高な気分です。努力の結果だと思っていますし、今回のキャンプだけではなくこれまで色々なものを犠牲にして、この瞬間の為に頑張ってきました。今はまだ始まりだと思っています。
とにかく、試合を見に来てくれた観客の皆と、ここまで支えてくださった方、友達、家族、スポンサーの皆さまに感謝を伝えたいです。

自分はいつもとても守備的な選手で、あまり打撃を自ら受ける事はありません。今回何故か野獣(ビースト)モードになってしまって、自ら打撃を受けて試合を少しドラマティックにしたくなってしまいました。

ネイマンとストーリーの前回の試合を研究しましたが。あの試合は5ラウンドに渡る激しい戦いだったと思います。あの試合を研究してネイマンのミスを誘いだせるのではないかと思ったので、今回の結果につながったと思います。
ネイマンはとても危険なグラップラーなので。ノックアウトで勝つのは計画のひとつでもありました。一瞬組み合った時に、危険だと感じたのでプランBのストライキングでいこうと決めました。彼は生まれながらのグラップラーでもあるし、彼が一番長けているところがグラウンドなので。
格闘技はクレイジーな競技です。プラン通りにいかない事が多いです。ネイマンのような相手には特に自分のスタイルとその時の試合の状況をすぐに受け入れて進めていく必要があります。それを実行しただけです。

自分はこれまでに2回階級を上げていますが、ライト級、ウェルター級に特に良い選手が集まっていると思うので、この自分に適した階級で戦えている事を嬉しく思っています。この階級で、パワーだけでなくエネルギーもすごく自分に感じていますし、自分より上のランクの強い選手、ジャクソンやストーリー達とこれからも戦える事を願っています。

試合中は早く終わらせるようにと思っていました。1stラウンドではいい左が出せたと思いますがフィニッシュまではいきませんでした。2ndラウンドでのアッパーカットが入った時、ネイマンの身体が瞬間的に下に落ちていったので、フィニッシュを確信しました。

ストーリーはとても強い選手ですし、スタミナ(ガスタンク)もすごい。戦争のような勢いで相手に向かっていく。チャンピオンの彼と戦えるのであればいいマッチアップになるのではないかと思っています。
次も早くまた試合をしたいです、できれば年末頃に。少し休んで、フィジカルというよりどちらかというとメンタル的に。リカバリーをして、また数日後からトレーニングに戻りたいです。自分のチームと行うトレーニングルーティンが好きなので。

パワーというのは年齢とともに付いてくるのではないかと思っています。若い時に身につけなければいけないのは守備力です。自分は今間もなく30歳になりますが、自分のプライムタイムとも言える、とても強い誰にとっても危険な選手になっているともいます。次の試合ではもう少しグラップリングの技術を見せられる内容だといいですが。

私たちは試合を面白いものにする義務があると思っています。サポートしてくれる方たちに恩返しできるのは、自分のベストを尽くす事だと思っています。

イリマレイ・マクファーレン

バックステージではすごく緊張して泣く寸前でした。コーチにも足がフワフワするって話していました。けれど、後戻りする事なんてできないから。それで試合に一歩足を踏み込んだら「最高。試合大好き」って思うのよ。なので、格闘技選手でいるという事は自分にとって感情がジェットコースターのようなものですね。

今は気分はいいけど、そのフワフワした感じというのは多分減量がうまくいかなかった事が原因だと思っています。これまで同じような感じになった事は過去一度だけあったのだけれど。これも経験だと思っています。負ける事もですし、今回のように減量を失敗することも学びになったと思っています。そして同じ事は二度と繰り返しません。

自分の引退試合があるとしたらハワイがいいですね。リズ・カラムーシュを相手にベルトをかけて戦う事です。リズは大好きだし、いつか戦わなければいけない時はくると思っています。リズは私がジムに最初に足を踏み入れた時に出会った選手。今はもうトレーニングパートナーではないけれど、今でも仲の良い姉妹のような友達だし、なんて最高なストーリーラインなの?って思っています。そしていつか戦う日が決まったら、きっとお互いインスタグラムをストーカーのようにチェックし合って何をしているか監視すると思うわ。すごく楽しくなると思うし、彼女の事をとてもリスペクトしています。

2020年に王座から陥落した時から、本当に長い道のりを歩いていると思います。試合に向けての気持ちにも変化がありました、それは負け自体からではなく、自分を選手として次のチャップターへ進める為にであって。でもこの2年半は本当にジェットコースターに乗っているような感じです。
試合の後に自分のインタビューを見たり、泣いてる自分のみっともない顔を見たりするのは嫌いじゃないです。改善しなければとは思っているけれど。とにかく、本当にジェットコースターのようで。自分の気持ちが試合に向けられているのか分からなかった時もありましたけれど、この試合でまだきちんと自分の気持ちがここにあるっていう事が実感できました。

怪我には正直悩まされています。高校生の時に膝を痛めて、2度手術しました。その時はもうスポーツをするとは思っていなかったのだけれど。それでもこの競技では勝ち続けていて、キャンプでも試合でも自分の怪我にしっかり向き合ってきませんでした。手術が必要となって試合ができなくなるという事が怖かったので。ベルトを失ってから色々見直しました。膝を直すいい機会にもなったと思うったので手術を去年しましたが、残念ながら思った結果にはなりませんでした。もう一度同じような大きい手術を受けてまた試合に戻るという事には疑問があるので。そういうった事もあって常に引退という事が表に出ていたのだと思います。キッシュとの戦いの時に痛めた首の怪我もありますし。ただ、今回の試合では膝も首も特に問題はなかったと思います。引退までの残り試合数はまだ分かりませんが、いくつかの試合は予定しています。
膝については本当に丁寧にリハビリをしていかなければいけないです。とても不安定な状態なので。トレーニングについても賢く進めなければいけないです。ベストなフィジカルセラピストのチームが付いているので、月曜から始めたいと思っています。

今日の試合のエレンのチョークはタイトに入ってはいたけれど、タップするほどではなかった。どちらかというと、自分のお尻が出てしまっている事に気が散ってしまって、スクリーンに映っているのが見えたから。たまたま、下着をホテルに忘れて履けなかった日にこうなるなんて。みんな、どういたしまして。カメラクルーが途中でアングル変えてくれてよかった。このまま耐えるか、諦めてタイツを上げるか迷っていたわ。



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