【volca drum】音作りメモ:歪み編
音の作り方というと大げさですが、各パラメータを、自分なりにどういう意図で回してるか、メモっておこうと思います。
数値はかなりアバウトです。
今回は、Bit、FLD、DRVの歪みもの(?)の3つ。
※説明や数値は完全に主観ベースですのでご了承ください。
1.BIT(Bit Reduction)
ビットレートを下げるデジタルな歪み。
・めっちゃ潰したい時
Bit Crusher本来のぶっ潰れた音、歪んだ音にしたい時は180〜ぐらいで。
・汚れた倍音を足したい時
130〜170ぐらいのイメージ。芯まで潰さずとも、周りにシャザシャザしたノイズを足したい感じ
・金属感を出したい時
メロディック系や金物系で、キンキンさせたい時。100以内ぐらいが多いかな。
・息吹みたいなのを足したい時
40前後ぐらいで薄っすらノイズ成分を足すと、上手く行けば少しスモーキーな響きが出る時があります。少し空間系に近い使い方。メロディックをちょっとだけざらつかせたい時 etc..
2.FLD(Wavefolder)
響きを付加する。倍音や中音域がプッシュされるような感じ。
ギターエフェクターのチューブスクリーマー的なイメージ(ちと違うか)で、足していくとチュインと潤んだ感じになる。
キックでもメロディックでも、旨味成分が足されるけど、その分芯は弱くなる感じ。
・抜けを良くしたい時
低音などヘッドホンでは聞こえるけど他のモニター環境では聴こえないかも、みたいな時に、40〜80ぐらい足して、音程感を聞こえやすくする。
しかし同時に低音が引っ込んだりするのでなかなか難しい。
・響き方を変える(倍音を足す)
言ってしまえば全部これに当てはまるのですが、150ぐらい足すと倍音が多くなり、音程の聴こえ方も変わっきて濁り感が出る。
・張りを与える
アルペジオなどの音の張りをコントロールする場合。50〜ぐらい足していくと、輪郭や中域がハッキリしてくる。逆に原音の味わいを活かしたい時は上げない。
3.DRV(Overdrive)
潰しすぎず原音感のある歪み。ミキサーのGAINにも近いがそれよりは歪む(潰れる)。BITよりも太くてマイルド。
・音量アップ
歪ませるほどじゃなく、でもゲインアップしたい時。〜80ぐらい。
・音の芯を増強
パンチを加えて太くしたい時。
・歪ませたい時
BITとまた違って、ズブっと歪む感じ。120〜ぐらいでしょうか。音が潰れて少し柔らかくなり、ノイズ成分が出る。荒さを出したい時、ハチャハチャさせたい時など。
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以上です。
また気づいたことがあれば加筆するかもしれません。
また違う使い方やご意見ありましたら教えて下さい★