誰もが、インパクトエコノミーの担い手になれる時代へ。|新事業リリースのお知らせ
1. 5期目突入と御礼
日頃からいつもお世話になっております。株式会社UNERI代表の河合将樹です。株式会社UNERIは5期目に突入しました。(登記日:2020年5月14日)。合わせて、代表である私(河合)は2024年6月30日で29歳を迎えました。
振り返ればこの5年で世の中の「常識」も目まぐるしく変化し、これからの5年もきっと激動の時代なのだろうなと思いながら筆を走らせています。
昔話で大変恐縮ですが、起業しようと決心した2019年には「学生起業」は今ほど推奨されていなかったですし、2020年には「スタートアップ×社会課題」の概念を形容する言葉(≒インパクトスタートアップ)もなく、私の考える事や理想像は多くの方々から理解されなかったです。ですが、今ではその一部を形容する言葉も増え、必要性を謳って下さる世の中に変化し始めました。
このことから、「常識は数年で塗り替えられる」という、綺麗事のような言葉が現実になる過程の景色を観れたことは財産だなと思っています。
今の我々がいるのも、社内外問わず様々なご支援・ご指導をして下さる皆様のおかげです。起業家・VC・自治体・公開企業(事業会社・地銀)・未公開企業(事業会社・信金)・財団・弁護士・公認会計士・メディア・大学生・数々のコミュニティ・メンター・アルムナイメンバー・メンバー・メンバーのご家族・私の家族に心から感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2. IMPACT SHIFTのその後と数々の出来事
皆様もご存知の通り、2024/3/3にインパクト業界最大規模のカンファレンス「IMPACT SHIFT」を開催しました。最終的には約650名の方々にご来場頂き、我々実行委員の予想を遥かに上回る反響の高さでした。閉幕プレスリリースはこちらからご覧下さい。
また、セッションの多くはメディアパートナーであるinquireさんが記事にしています。「記事を何回も読み返しています」という声も多数頂いていますので、IMPACT SHIFT参加者も、行けなかった方々もぜひ興味のあるセッション内容をご一読下さいませ(骨太な記事とライターさんの解説文章付きで読みやすいです)。
また、この時にピッチをした起業家・CxO6名は、ForbesJAPANが特集した「NEXT100」にも掲載頂きました。
イベント終了後も、数多くのイベントでIMPACT SHIFT実行委員会のメンバーに登壇のお誘いを頂く機会が増えたのは、この上ない嬉しさです。実行委員メンバー間の交流も濃密に行われており、「業界の同期」が出来上がった感覚と手応えを私個人としても感じています。
閉幕からもう3ヶ月、まだ3ヶ月ではあるのですが、その後、参加者を中心に、「インパクトという市場・業界に今後関わっていきたい!」という数多くのキャリアに関するご相談も頂きました。
「株式会社UNERIは、社会起業家・イノベーターを主語におく会社」と創業以来掲げてきましたが、上記のような声をいただく中で、「インパクトエコノミー」の担い手を増やしていく必要性を強く感じるようになりました。加えて、その担い手の絶対数を増やす事は、社会の前進、ひいては社会起業家の生み出すイノベーションを大きく加速させることとニアリーイコールだと腑に落ちてきました。
3. 「Jr-Impact Officer(ジュニア・インパクトオフィサー)育成プログラム」を開講します!
このような背景のもと、次世代のインパクトリーダーを育てる「Jr-Impact Officer(ジュニア・インパクトオフィサー)*育成プログラム」を実施いたします。
定義:ジュニア・インパクトオフィサーとは
※1:Jr-Impact Officer(ジュニア・インパクトオフィサー):
企業における「インパクト推進者」を意味する造語。又の名を「次世代インパクトリーダー」と呼んでいます。
あくまで便宜上作成をしたものですが、「インパクトの専門家」になるためのステップを、敢えて緩急をつけて表現しています。
項目は多々あるのですが、専門性や役割等で分解することで、Chief Impact Officerに最終的になるための最初のステップとして、ジュニア・インパクトオフィサーを位置づけています。
具体的には、社内で手を動かしながら、IMMやインパクト関連業務の推進を行う人をイメージしています。
なぜやるのか:ジュニア・インパクトオフィサーの拡大は、イノベーターによる業界拡大と同義だから。
冒頭にも書いた通り、株式会社UNERIは社会起業家・イノベーターの為の会社です。従って、キャリア相談は余裕がある期間に可能な範囲で受けつつも、個別最適を考えると弊社がその役割を担うべきか(≒担いたいか)は正直疑問でした。
ですが多くの方々と話す中で、業界を横断している弊社が担う事によって生まれる差分や、バズワードになりつつある”インパクト”を、網羅的且つ一次情報で理解・実践・事例創出する方々を増やす事が、今後の業界発展におけるボトルネック解消の一策になりえると思ったのが理由です。また、約30歳以下を推奨する理由としては、数年後にChief Impact Officerを担う世代であるインパクトネイティブ世代であり、また現場で手を動かして事業を推進できる若手人材の需要の高まりを感じているためです。
課題:”インパクト”でやりたい取組があれど、DAY1から何を実現すればよいのだろうか。
以下のような課題を抱いている会社に所属する、約30歳以下の方々が対象です。
何をするのか:インパクト推進者(ジュニア・インパクトオフィサー)に必要な、知識・経験・繋がりが6ヶ月間で身に付く場をつくります
【例:プログラム実施内容】
・インパクト業界の第一線の講師による講義
・インパクトスタートアップ、ゼブラ企業、VC/CVC、NPO、事業会社、財団等のケーススタディ
・IMMの体系的な知識の習得およびインパクト志向の企業群を題材とした超実践型研修
様々な越境経験をしてきた弊社メンバー(起業家及びVC・財団・NPO・大企業・スタートアップ・自治体勤務としての当事者経験あり)で議論し、独自に定義する「ジュニア・インパクトオフィサー」に求められる要素を洗い出しました。営利・非営利を問わず、「インパクト×OO」の専門家を歩みだす方々にとっての学び舎になることを目指します。数年後にここからChief Impact Officerが誕生すれば、これほど嬉しい事はないです。
どうやるのか:毎週開催する講座のインプット+アウトプット。対起業家で培ったUNERIのナレッジを全投入します。
定期的に専門家の皆さんにお越し頂きます。その中でいくつか課題も出す予定ですが、インプット⇔アウトプットを通して足腰を鍛える予定です。
また、自らが旗を立てて推進をする起業家・イノベーターとしての資質を開花させる為、創意工夫を各所に散りばめています。
ゴール:「インパクトオフィサー」という職種を確立させることで、市場の拡大に寄与する。
まだまだ、日本ではChief Impact Officer(チーフ・インパクトオフィサー。以下CIOと表記)という職種がある会社は多くありません。一方で、いきなりCIOに着任できるケースはキャリア的に極めて稀だと思っています。
そこで、本事業を通して【CIOになる為のキャリアアップ像の一例】をつくれると嬉しく思っています。総務省によると、日本には約360万社の法人が存在すると言われています*。このプログラムを通して、公開企業約4000社やインパクトスタートアップ、ゼブラ企業等全ての会社にインパクトオフィサーが所属し、活躍する世界を目指します。
申込み方法:下記よりお問い合わせ下さい。
ご関心を持って頂けた方々は、下記のリンク先お問い合わせフォームからご連絡を頂けますと幸いです。
各社から最大2名まで、合計で20名を想定しております。フランクなご説明から差し上げますので、お気軽にご連絡下さい。
4. 最後に:UNERIと私(河合)個人
現在は、2回目のIMPACT SHIFT開催に向けて実行委員会のメンバーと定期的にディスカッションをしています。近々色々と発信もする予定です。「カンファレンスって打ち上げ花火でしょ?」と所見の方々に言われる機会も少なくないですが、少なくとも私としては百も承知で開催してます。
花火なら最大級のものにしたいですし、花火としての機能だけで終わらせる想定はないですし、その延長線上での取組だと思って頂けると嬉しいです。業界の大先輩がただの大学生だった自分を導いて下さった様に、次は弊社でも小さな役割ではあるのですが業界の一翼を担えるよう精進してまいります。引き続きご指導の程宜しくお願いいたします。
株式会社UNERI 代表取締役CEO 河合将樹
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【お知らせ】
\UNERIでは、起業家と共に社会的インパクトの創出に挑む仲間を募集しています/
フルタイムの募集はもちろん、幅広い関わり方ができる会社です。週2〜、プロボノ、業務委託など幅広い関わり方をするメンバーがお待ちしています!詳しくは下記をご覧ください。
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2024/08/21 (水) 19:30 - 21:00
「インパクト投資」を日本に持ち込んだ2人が語る。“インパクト“上陸から10年、スタートアップはどこに向かうのか 〜『J-Startup Impact』や『インパクト投資』が地域にもたらすもの〜