見出し画像

貴方は「自キ活」をご存か・・・

追記:2022.03.21

「自キ活」それは「自作キーボード活動」を指すワードである。

キーボードといっても小室哲哉さんのほうではなく(笑)、基本的にPCやタブレットに接続して、文字を打ち込むデバイスの方である。

おそらく大半の方々からは、

「キーボードなら、もうPCにくっついてますけど・・・」


とか

「タブレットのキーボードならAmazonでポチったけど・・・」


という声が聞こえてくるだろう。そこで、

  • 自作キーボードの魅力って?

  • 作れるものなの?

という2つに絞ってお伝えしたい。

ちなみに私は先般より、「遊舎工房ギルド」というものに参加させていただいている。

自作キーボードの魅力、及び自キ活界隈の人々、御用達の専門店、遊舎工房さんの商品、サービスの魅力をSNSや動画を通して発信する、そんな活動である。

自作キーボードの魅力って?

まずはこの写真を見ていただきたい…

愛機:左右分割40%キーボード Corne  Cherry V3

お判りいただけただろうか。

  • 左右に割れている…

  • カールコード

  • 数字キーはどこいった

  • 金色とか赤色のキーが気になる

差し当てあっては、そんなところだろうか。
一言で語れば、左右を割ろうが、キーキャップの色を変えようが、どんなキーボードだって作れてしまうことが最大の魅力である。

まずここまで読んで、「これはアガるー!」などと思われた方は是非、私の記事は捨て置き(笑)、今すぐ遊舎工房さんのWEBサイトへ向かってほしい。
もしくはお近くに在住の方は是非、一度実店舗に行かれることを強くオススメする。

「まだよく分かんないな」という方は、もう少しお付き合いいただきたい。

それはオーダーメイドのスーツのような体験

スーツを買うこと、あるいはユニクロで服を買うシーンを想像していただきたい。

大半の場合、体系、好み、TPOその他諸々を勘案してサイズや色を選び、試着をし、裾の丈を合わせたり、あるいはオーダーメイドの一点を手にするだろう。

なぜならば、より身体にフィットし、快適で、好みのデザイン、色合いを求めることが、衣料品の購買体験における、ある種の必然となっているからであろう。

自キ活はまさに、オーダーメイドのスーツを求めるような営みである。

元来、人間の手のひらの大きさ、骨格、体系、クセは千差万別であろう。
対してノートパソコンのキーボードや市販のキーボードは、万人に当たり障りのないようなユニバーサルなデザインとなっていることが多い。
そして、個人差はあるだろうが、デスクに向かえば最も体に触れている、視界に入っている時間が長いデバイスの一つではないだろうか。

裏を返せば、キーボードには個人に最適化されうる余白が存分に残されているということになる。
この余白を埋めてくれる存在こそ、自作キーボードなのである。

ちょっとだけ想像頂きたい・・・
自分の体に合った、疲れにくいキーの並びや押し心地、WEB会議やカフェでも気兼ねなく使える静音性、何より常に、好みの色やデザインを眺めながらデスクに向うという状況。

いかがだろうか。
文字をタイプする、コードを書くといった日常茶飯事が、少し特別な体験に変わるのではないだろうか。
買ったばかりの、お気に入りの服を着て街に繰り出すような、わくわくとした体験がそこにあるはずである。

テンキーに手を伸ばすのではない、テンキーのほうが手元にちかづいてくるのである

自作キーボードのもう一つの魅力として、自由自在なキーマッピングを挙げたい。

先ほどの画像のキーボードは数字キーが存在しなかった。もちろん数字が打てないというわけではない。

実はレイヤーと呼ばれる機構が採用されており、親指あたりのレイヤーキーと同時に文字列のキーを押すことで、別のキーへと変化するのである(ctr+Vで貼り付けを行う、ショートカットキーをイメージしてもらうとわかりやすい )。

デフォルトのレイヤーは文字と一部記号が中心である
親指でレイヤーキー(画像下方で▽になっているキー)を押している間は上記のレイヤーに切り替わる。数字とファンクションキーが中心の構成 

レイヤーを切り替えると、右手側に数字キーが、テンキーの配列で現れる点に注目してもらいたい。
まさに、テンキーまで手を伸ばすことなく、レイヤーキー1つで、テンキーを手もとに呼び出せるのである。

もちろん横に並べることもできるし、とにかくこのレイヤーとキーマップの組み合わせが、「沼」と呼べるほどに自由自在なのだ。

さらに短く押すと文字キー、長く押すとshiftキーになる、特定の文字列をキー一つで入力させるといった、市販品ではほぼ不可能な高度なマッピングも可能である。

まだまだ文章化できない部分も残るが、自作キーボードの魅力は少しばかりお伝え出来たのかと思う。

作れるものなの?


ここまで読んでいただいた方々の疑問は、これ、そもそも作れるの?
ということであろう。

もちろん、一から設計しようと思うと少し高度になる。
ここで、もう一度、遊舎工房さんのWEBサイトへ向かってほしい(2度目)。

かなりのバリエーションのキットが販売されていることに注目してほしい。結論この素晴らしいキットで、概ね好みの一台を作ることができるだろう。

ちなみに私は、写真のcorneを作る前に、hifumiという入門キットから沼に足を踏み入れた(笑)。

入門向けと侮るなかれ・・・hifumiはシンプルながら実用性が高くLEDも搭載できる代物

詳しい手順は割愛するが、

キットを組んでみたが、電子工作は中学の授業以来、はんだごてを握るのも20年ぶりの私が、問題なく組むことができた。


キットといっても使用するスイッチの種類、キーキャップの種類、そしてキーマップの設定の自由度が高すぎる(沼たるゆえん・・・)ため、かなり個性を反映した一台に仕上げることができるだろう。

作ってみた感覚は、プラモデルを作っているような何とも言えない「ゾーン」に入って、夜な夜な組み上げ、気が付けば二台完成していた。
なんなら、もう一台ぐらい作りたい(笑)。

Lily58pro こちらは数字列が加わった58キー仕様

何処よりか「3台って、貴方の腕は2本だろう」そんな声がきこえてくる。

否・・・
それこそ小室哲哉のように何台だって、操ってみせるし、シーンによって使い分けてみせよう(笑)。
キーボードをツマミに一献🍶、それもまた乙である。

それほどまでに魅力と機能性を兼ね備えたキーボードを手に入れてしまったらもう市販品には、戻れないかもしれない。


デスクに向かうという体験そのものを特別なものにしてしまう、この魅力の詰まった沼地へ是非、ひとりでも多くの皆さんを誘いたい(笑)

いいなと思ったら応援しよう!