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サルデーニャ島カリアリの市場が楽しすぎる!

(本記事には子豚のまるごとの写真があります。見たくない方はスクロールしないでください。)

バルセロナからフェリーでやってきたサルデーニャ島。島最大の町カリアリ、前回はカリアリ歴史地区のまち歩きでした。

スペイン国内でも色々な町で市場を訪れるようにしていますが、国外も例外ではなく、良さそうな市場があれば全世界どこでも訪れるようにしています。

実はこの数日前にアルゲーロでも市場に行ったのですが規模が小さかったので写真も撮らず、旅行記でも特に書きませんでした。


サン・ベネデット市場へ!

カリアリにはいくつか市場がありましたが、一番大きそうだったサン・ベネデット市場(Mercato civico San Benedetto)に行ってみることにしました。

前回お伝えした4つの歴史地区の外のサン・ベネデット地区にある市場で、城塞内のカステッロ地区から歩いても行ける距離だったのであさイチに歩いて行ってきました。

1950代に建てられお世辞にもキレイとは言えない建物。

子豚まるごと精肉売り場

入り口を入るとまずは精肉が目に飛び込んできます。小豚の丸焼きが名物のサルデーニャなので、子豚を多く見かけました。スペインでも子豚のまるごとは普通に売っていますが、こちらはディスプレイの仕方の問題なのか、お腹がパックリ開いているせいか、ちょっとグロテスクな面持ち…

牛肉もスペインに比べると多く売っていて美味しそうでした。よく分からない牛のひょろっとした部位も。


そしてイタリアといえばやはり生ハムのプロシュート。もちろんこの市場にもありました。スペインのように上から吊るされていますが、スペインの生ハムよりコロンとした丸い形で足の先は付いていないように見えます。

スペインやフランスの市場にもあるエスカルゴ屋さん。小振りのものから結構大きいものも。

目移りするお惣菜

お惣菜やケーキを売るお店。アランチーニ(お米の入ったコロッケ)の種類が豊富です。味によって形が随分異なるのがいいです。

色々あって目移りします。

カノーリやケーキも美味しそうです。

そしてヨーロッパの市場で必ずあるチーズ屋さん。巨大なチーズが並んでいます。

一通り見てまあこんなものかと思ったら、下にもう一つフロアがあることを発見!そういえば魚をまだ見ていなかった!

お魚を求めて下層階へ

下の階は基本魚介類が中心ですが、八百屋さんなどその他のものを売るお店もありました。

マグロが豪快な鮮魚売り場

そして魚売り場にやってきました。広いホールにずらりと何軒も並んでいます。

まずはサルデーニャ名物のからすみを売るカラスミ屋さん。

ボラのからすみは同じくサルデーニャ島のボーザで食べています。ボーザとカリアリの中間くらいにあるカブラス(Cabras)という町周辺で主に生産されているそうです。

イタリアが最後の国だったらからすみも含めて買いたいものが市場でもスーパーでもあったのですが、まだ先は長いので断念。

この市場は鮮魚売り場が一番楽しかったです。

青魚が跳ねているように反り返って並べられているのですが、イタリア・ギリシャみんなこういうディスプレイでした。跳ねているように見えると新鮮に見えるからでしょうか?

イワシの開き?すでに捌いてあるところはスペインでは少ないので、こういう風に捌いたものをもっと売っているといいのですが…

そして一番すごかったのがマグロ!同じ地中海なのでスペインの市場でもマグロは売っています。ただ輸出されるマグロが多いせいなのか、意外とスペイン人はイタリア人ほど食べないのか、まるごと一本など大きなものはそれほど見かけません。イタリアはどの市場に行っても、それぞれの店でマグロ一本まるごとを仕入れ、その場で切り分けていました。

長く尖った魚。カジキマグロでしょうか。

とにかくマグロが豪快!

豊洲移転前の築地卸売市場、足立市場、三崎魚市場(マグロの競りは築地のように早起きしなくていい上、訪れる人もそれほどいないのでおすすめ)などでマグロの卸売を見てますが、海外で見るとまた楽しいです。

最後に、ある魚屋さんの冷凍庫の上に魚のぬいぐるみが置いてあったので、もしやと思い触れてみると… 

こういうユーモア好きです。

キッチンがついているところに何泊かするのであればいろいろ試せるのですが、この日の夕方はナポリへのフェリーに乗るため何も試せなかったのが残念です。

次回はナポリまでの夜行フェリーの旅です。


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