ここは女の世界
新しい仕事場が女の世界でありまして、けれど皆様が想像するいわゆる「大奥」みたいな陰険さはございません。
偉い地位の先輩方はお歳も召されているので、女性というよりはオッサン化してしてしまったそうで「女でありながら男になりつつある」第三の性が登場し、サバサバしているけれど妙なところで引っ掛かりますね?という事が多々ある縦社会です。
女には自分の領土があって、たとえ仲が良くみえたとしてもその領土が侵されはじめると「あの人、気に入らない」と腹を立て、今後なかなかその領土には立ち入ることは禁止されます。
仕事でも各自仕事内容は同じですが、やり方・考え方・こなし方が当然違います。年齢や経験数で変わってくるものもあります。ですから4人の偉い先輩達(ここでは四天王と呼びましょう)は一人一人自分の領域をもっていて、それにプライドをもっています。
新人であるわたしはまずどの四天王に入門するかを、日常業務の流れで今後掴み、どこかの傘下に入るのが一番賢いやり方なのかもしれませんが、正直めんどくさいし、何も知らなかったことにして、新人らしくお茶を完璧に淹れられるよう努力するだけでいいんだなと思う事に致しました。
四天王の領土が目に見えてぶつかりあう事はたぶんありませんが、水面下ではゴツゴツと多少の摩擦や衝突はあるんだということだけは肝に銘じて「見ざる・聞かざる・言わざる」を貫こうと思います。