【ES添削事例】学生時代に力を入れたこと:テニスサークル代表
今日は就活生のES添削の事例紹介です!
この就活生はテニスサークルの代表での経験をガクチカに書いてました!
では早速Beforeから!
●Before
【Before】
大学時代にテニスサークルの代表を務めた際、当時毎年の新入生減少がサークルの課題でしたが、サークルの新歓方法を根本から見直すことで新入生の数を昨年の30人から80人に増加させることに成功させました。
私の所属していたサークルには、スポンサーがついており前年度までは、店の予約から新歓のビラまで、すべて任せっきりでしたが、私はそこに問題を感じ、その年は断り一から見直すことにしました。
しかし、メンバーの金銭面の負担も増加するので反対意見はありましたが同期を説得しどうにか納得してくれました。
私は、ビラ作成と服の作成を担当し、それ以外の役割はメンバー内で役割分担を行い、春休みに異例のミーティングを重ね、準備を整えました。
やはり、一人当たりの金銭面の負担は、前年度の約二倍ほどになってはしまいましたが、メンバー数は、約前年度の2.5倍増という結果になりました。
そのときメンバーが一致団結した経験はかつてない達成感とやりがいを感じました。
自らの提案で周りを巻き込むためには、自分自身が発言や行動で気持ちを表すのが大切であると学びました。
いかがでしょう?
このESをみたときの最初の印象は、
(あぁ、なんか色々頑張ったんだなぁ・・・)
でした(笑)
ようは、あんまり印象に残らなかったんですよね。
なぜ印象に残らないのでしょうか?
それは、ストーリー性が欠如してるからです。
●ESで意識してほしいストーリー性
ストーリー性とは、物語を作るときに必ず意識する考えです。
非常にわかりやすいのがディズニー映画。
ディズニー映画って、だいたい以下のような構成になっています。
1. 世界観の導入/現状の問題を提示
2. 現状の問題からの脱出
3. 絶体絶命な問題に直面
4. 絶体絶命な問題を解決
5. ハッピーエンド
リメンバー・ミー、ズートピア、モアナと伝説の海、美女と野獣...etc.
ほとんどのディズニー映画が上記の構成になっています。
これって、視聴者の感情を上に下に揺さぶってるんですよね。
1でちょっと下げて、2でちょっと上げて、
3で大きく下げて、4で大きく上げて、5でフラットに戻す。
となっています。
人の感情と記憶に密接な関係があることは多くの研究でも出ています。
ESでも、このようなストーリー性を出す事ができれば、記憶に残りやすくなるというわけです!
●ストーリー性を演出するポイント2つ
とはいえ、ESは文字数制限もあるので映画のようなストーリーを持たせるのは難しいです。
なので、ストーリー性を演出ポイントは2つ
・直面している問題をできるだけ深刻にする
・課題を解決するための行動をできるだけ大きくみせる
この2つを意識して、書き直したものがこちらです!!
●After
【After】
私は、テニスサークル代表に着任した際、サークル外部からの風評被害と内部からの反対を受ける中で新歓制度を変革し、入会者数を前年比300%まで伸ばした。
当時、風評被害による入会者数の低下が問題視されていた。
他校では飲酒による昏睡が報じられ、サークル全体として“怖い““入りたくない“という印象が根付いていた。
私はこの風評被害を覆し入会者数を増やすため、広報に注力した。
具体的にはチラシと活動時の服装を改修した。
チラシは4日で50時間部屋に籠ってPhotoshopを習得し、新入生の目につくよう色彩心理学を用いてデザインを一新。
服装はウィンドブレーカー着用が常識だったが、幅広い人に着てもえるパーカー着用を提案した。
しかしメンバーの70%は従来の広報に拘り、提案を却下された。
それでも諦めず、6ヶ月間説得して最後は全員が認めてくれた。
そして広報を一新し、入会者数は前年比300%になった。
貴社でも「逆境に負けず最後まで挑戦し続ける」ことを大切に働きたい。
このようになりました!
まずはテニスサークルの置かれている問題について触れます。
飲酒による昏睡。風評被害。入会者数の低下。
こうした辛い現実で感情を落とします。
次に、それを解決するアイディアと行動について書きます。
広報に着目し、チラシや服装を刷新。
努力の証拠として、50時間篭ってPhotoshopを独学したり、色彩心理学を学んだ工程を書きます。
こうした行動の工程を描画することで、感情を上げます。
しかし、ここでチラシや服装を刷新することに対して、メンバーから反対されるという問題を提示します。
これでまた感情を落とします。
それでも諦めない!と6ヶ月も説得して、最終的にメンバーに認められる+入会者数も300%というハッピーエンドで締めくくります。
このように、ESでも感情を上に下に揺さぶると、印象に残りやすいですし、その人の考え方・能力なども同時にアピールできます。
ESを書く時は、このストーリー性を意識してみてください!
本日もありがとうございました!
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