ミツバチのバラッド

人生も服のように洗濯していかないと風通しが悪くなり誰も寄せ付けなくなってしまう。また、誰にも寄っていきづらくなる。
他人の汚れは重い。
時には他人の汚れにも触れたくなるが。

ここで一編の詩を紹介しよう。

これは、人生の洗濯をしていたら、風通しがよくなり、誰かがやって来たのだが、結局そういうことに慣れていないこの人は、こちらが嫌がることをしない限り無害のミツバチに警戒して、いない振りをして逃げてしまったのだ。
逃げなかったらどうなっていたか。ミツバチのほうがただ何もないと気づき去っていくだろう。
この人の心の中にはしばらくミツバチが居座るが。
そのような諸行無常、また、ミツバチが起こす風の揺らめきを謳った詩である。

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