考察《タロットカード》の暗示 ー社内処刑人~彼女は敵を消していく~ー
2話も視聴したので、ここまでに気づいたこと、前回の考察と違うことを考えたいと思う。
1話ラストで矢野ちゃんが首つりしてエンドロールになったけど、2話では冒頭で退場でした。ラストまでに復帰する可能性はあるよね。真犯人を知ってるから。
まぁ、それは今後の展開に期待するとして、矢野ちゃんの首つりでピーンと来たもの...それは、『吊るし人の逆位置』。
ちょっぴり1話を振り返ると、1話冒頭でアップされたタロットカード16枚...。
前回は最上段5枚は過去、中段以降が現在から未来を象徴していると考察したけど、2話を視聴すると、やっぱり中段1枚目の『隠者』は『のぞみ』だと確信した。
『隠者の正位置』は「秘められた知恵」「真実の愛を求め続ける者」「自己判断による行動」「静かな忠告」なんて意味がある。
つまり、中段『隠者の正位置』はのぞみの登場を象徴していたと思う。
次に並ぶ『運命の輪』は2つの意味が重なっているように感じた。
『運命の輪の正位置』は「運命的な出来事」「運命的な結びつき」「環境の変化による問題の解決」...。
ここら辺は、ほのかにとって、のぞみとの出会いが正に運命的な出来事で、自分の社内環境をどんどん好転させていった。
ただし『逆位置』は意味合いが変わる。「幸運の後にやって来る突然の不幸」「悪い転換」...。これは、おそらく、矢野ちゃんや他の容疑者たちの状況を表しているように思う。のぞみが登場したことで、2話では矢野ちゃんがほのかを嵌めた事がばれて、首つりしてしまう。この、首つり...かなり怪しい。
次の並びの『正義』はこのまま、刑事の青田正義が登場する。展開がめちゃくちゃ早い(笑)。
それから次に来るのが『吊るし人』。
ちょっと順番が逆なんだけど、まぁいいか。
多分だけど、『吊るし人』も2つの意味を持っていると思う。
『吊るし人の正位置』は「試練」「身動きの取れない状況」。これは、おそらく、のぞみとほのかの2人を象徴しているように感じた。ほのかは、終始ふざけていた副島にそそのかされたことで、お互いに好意的に思っているけれど、探り合っていて、本心を掴み切れていない状態。
2話ではほのかがのぞみに対する疑念と信じて守りたいという思いが芽生えていた。ほのか、人が良すぎじゃないか(笑)。
そして『逆位置』が重要で「我欲のとりこ」「敗北に導く精神的葛藤」を意味している。つまり、矢野ちゃんとうららが2話でのぞみに脅されていたけど、ここらが絡んできているように思う。矢野ちゃんは我欲で借金まみれだからね。
『吊るし人』は2話冒頭で矢野ちゃんが首つりするまでの過去エピソードだから、時系列的にもトリッキーな並びで面白いと思う。
その後にくる『死神』...。これが矢野ちゃんの死を暗示しているけれど、2話を観た感じだと、のぞみは明らかに矢野ちゃんを殺してないし、手駒として傍に置こうとしていたから、死を招くことはしない。
ここで矢野ちゃんの死を暗示もしているけれど、『死神』のメッセージはそれだけじゃないと思う。
となると『死神』は誰の何を暗示しているのか。
多分だけど、これはのぞみがこれから受ける逆境を暗示しているように感じた。のぞみは何年もかけて、ある計画を実行するために行動してきた。でも、ここにきて矢野ちゃんが早々に退場。つまり、矢野ちゃんを手に掛けた敵が出現したことになる。これによってのぞみは逆風を受ける。
この逆風が2話のラストに繋がるんじゃないかな。
それに、逆風は次のカード『節制の逆位置』にも通じている。
横断歩道で誰かに押されて車にひかれそうになる2話ラスト。
『節制』が3話のカギになりそう。
あと、『死神』には白馬が描かれているけれど、白馬は終焉を意味する。
ということは、終わりのはじまりが動き出すって暗示もあるのかも。
とまあ、タロットカードだけを見ていくと、こんな感じかな。
あと、今のところ真犯人候補No.1の副島の行動からわかることとして、矢野ちゃんを殺す気が無かったこと。
矢野ちゃんは首つり前夜にうららと合コンしてた。そんな人が首つりするかな?合コンは最悪だったけど、借金踏み倒して逃げてまで生き続けるような人が、その後に首つりするかな?誰かに首つりに見せかけて殺された説が濃厚そう。でも、この殺しに関して副島は関わっていないと思う。
矢野ちゃんが首つりしてから、副島が即視察&5年前を仄めかした辺り、誰かをあぶり出したい思惑が見える。
それに、今後の展開で特に重要なのが1話で退場した黒崎だよね。
黒崎は臨月の奥さんがいるから病院には行きそうだけど、どう見ても矢野ちゃんが目を覚まさないか確認に行ってそう。となると、誰かからの指示の可能性が高い。それに、のぞみに知られると殺されるって発言は、のぞみに狙われるっていうよりも、のぞみを狙っている犯人に手駒としての利用価値がなくなって消されることを恐れているように思う。
黒崎は一体、誰の手駒か。副島かそれとも、セクハラ案件で呼び出した部長か。二人とも怪しい。
とりあえず、2話を観おわった時点でも、真犯人は...副島陽太!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?