『UNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIP』準決勝3日目(8月12日)レポート
8月5日(土)から『UNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIP』(以下、UNDER25)の準決勝がスタートしました!総エントリー数1,004組から、準決勝に残ったのは60組!この中から選ばれた10組が、9月16日(土)に行われる決勝戦に進むことができます。
1,004分の60組に残った猛者たちによる準決勝は、ガチンコのタイマン勝負!A~Jまでの10グループに分けられ、トーナメント形式で10組を選出します。
準決勝3日目である8月12日(土)は、E・Fグループ(全12組)の対決が行われました。
この日の審査員は、構成作家の飯塚大悟さん、放送作家の宮森かわらさん、放送作家の渡辺佑欣さん、大会プロデューサーの片山勝三さん。
E・Fグループの戦いの様子をレポートします!
グループE
対戦カード&オープニング
グループEのMCは、マシンガンズ!『THE SECOND』で注目を集めたコンビです。
マシンガンズは、今年で結成25年。自分たちが芸人をはじめた頃「まだ生まれていない」出場者もいるということで、西堀さん(写真右)は「かわいくねぇなぁ」とぼやいていました。
『UNDER25』準決勝には観客投票があります。観ている人も審査をするということで、「皆さんは若い芸人たちの人生を握っているので、真剣に笑うように!」とプレッシャーをかけていました。
第1対戦:フォーク連打 VS 祝詞
グループEの第1対戦は、フォーク連打 VS 祝詞!
2組のネタが終わり、投票結果が出るまでMCとトーク。
『UNDER25』は、プロだけでなく学生も多く出場しています。グループE初戦の2組は、いずれも学生芸人。フォーク連打は「専修大学落語研究会お笑い企画STRIP GUN CLUB」、祝詞は「慶應義塾大学お笑い道場O-keis」に所属しています。
祝詞は、大学で「変な人」として扱われているそう。でもサークルは変な人ばかりなので、「天国」とのこと。「ぐう〇〇」などの若者言葉(?)を連発し、芸歴25年のマシンガンズとまったく会話が通じない場面がありました。
投票の結果は……
審査員票は同票でしたが、観客票を獲得したフォーク連打が次の戦いに駒を進めました。
第2対戦:鉛筆ドリル VS シャンシャン
第2対戦目は、鉛筆ドリル VS シャンシャン!
2組のネタが終わり、MCとトークへ。
第2対戦の2組は、いずれも事務所に所属して活動しているプロ芸人です。ワタナベエンターテインメント所属の鉛筆ドリルは、同じトリオコント師であり事務所の先輩であるハナコに憧れているそう。
ホリプロコム所属のシャンシャンが憧れているのは、同じ事務所だとパンプキンポテトフライ。それに対しマシンガンズが「スピードワゴンは?」と問いかけますが、あまりにも遠い存在すぎて会っても「小沢さんだなぁ」くらいしか思えないそうです。
そして、投票の結果は……
観客投票、そして審査員票を4分の3獲得し、鉛筆ドリルが決勝進出者を決める戦いに進みました。
第3対戦:ソーリュー VS 兄弟
第3対戦目は、ソーリュー VS 兄弟!
2組のネタが終わり、MCとトークへ。
青山学院大学ナショグルお笑い愛好会所属のソーリューは、20歳・21歳のコンビ。落ち着いた見た目の二人に対し、滝沢さんから「"俺は弁護士になる"とか言えば、女の子はオチるよ」とアドバイスがありました。
また、吉本興業所属3年目のコンビ・兄弟は、普段は神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動しています。滝沢さんからは「君ら、ファンに手を出しそうだな」という指摘が。それに対する兄弟の返答は、「ウィンウィンですよ!」でした。
そして、投票の結果は……
兄弟が圧勝し、次の戦いに進みました!
フォーク連打 VS 鉛筆ドリル VS 兄弟
勝ち残った3組でくじを引いた結果、ネタ順は①兄弟、②鉛筆ドリル、③フォーク連打に決定。
3組のネタが終わり、いよいよ決勝進出者が決まります。
投票の結果は……
3組の戦いを制し、審査員票満票で兄弟が決勝に進出します!
グループF
対戦カード&オープニング
グループFのMCは、かが屋!
楽屋にいるかが屋を見て、出演者が「芸能人だ!」と言っている声が聞こえたそう。かが屋は、二人とも30歳。芸人界ではまだまだ若手の年代にも関わらず、『UNDER25』の現場では「そういう年代なのか!」と思ったそうです。
『UNDER25』準決勝が行われた日は、『キングオブコント』準々決勝の直前。同じく賞レース真っ只中ということで、『UNDER25』で「勝ち負けをあんまり見たくないんだよ……」と少しナイーブになっている賀屋さん。さらに審査員たちにMC姿を見られていることも手伝い、少し緊張していた様子。リハーサルをしっかりやりすぎて「そんなにやる人いないよ!」と言われたそうです。
第1対戦:ももグミ VS ツクヨミ
グループFの第1対戦目は、ももグミ VS ツクヨミ!
2組のネタが終わり、MCとトーク!
松竹芸能所属2年目のももグミ。コンビは"片方が明るいともうひとりは暗い"組み合わせが多いのですが、珍しく「二人とも明るい」のが特徴だそう。
上智大学お笑いサークルSCS所属のツクヨミは、「プロに行くか悩んでいる」と言います。数年前にラランド・サーヤさんが同じように悩んでいるのを見ていた加賀さんは、当時「こんなに面白い子が悩むの!?」と思ったことを回想していました。
そして、投票の結果は……
観客票に加え審査員票も3票獲得し、ももグミが次の戦いに進みました!
第2対戦:ダブルグッチー VS ミックストマトジュース
グループF、第2対戦はダブルグッチー VS ミックストマトジュース!
2組のネタが終わり、MCとトークへ。
ダブルグッチーは、グレープカンパニー2年目。『ツギクル芸人グランプリ2023』で"ピッツァマン"旋風を巻き起こしたツンツクツン万博と同期だそうで、第7世代として世に出たかが屋からは「第8世代じゃん!!」と言われていました。
また、ミックストマトジュースは全員21歳の大学生トリオ。先日『ぽかぽか』に出演した際、加減が分からず本番後に「やり過ぎ」と注意されてしまったとか。
そして、投票結果は……
審査員票を獲得し、ミックストマトジュースが決勝進出者を決める戦いに駒を進めました。
第3対戦:雨色天気 VS ペンた丸
グループF第3対戦は、雨色天気 VS ペンた丸!
2組のネタが終わり、MCとのトークへ。
雨色天気は、正社員&フリーターのコンビ。出会いは、相方を探す「相方掲示板」。南海キャンディーズに憧れている都倉さん(男性)が「どうしても男女コンビが組みたい」と思い、片っ端から女性に連絡して結成したのだとか。背景を聞くと都倉さんがネタ担当のように思えますが、実際は舟岡さんが書いているそうです。
ペンた丸さんは、プロダクション人力舎所属2年目のピン芸人。本当は他事務所の養成所に行くことを検討していましたが、お母さんのススメでJCA(人力舎の養成所)に進んだそうです。
そして、投票結果は……
観客票に加え審査員票を4分の3獲得し、次の戦いに進みました!
ももグミ VS ミックストマトジュース VS ペンた丸
くじの結果、決戦のネタ順は①ミックストマトジュース、②ペンた丸、③ももグミに。
そして、最終決戦の結果は……
接戦を制し、ペンた丸が決勝に進出しました!!!
決勝進出・兄弟 プチインタビュー
Q:準決勝を振り返り、特に印象に残っていることは?
紅葉 祝詞のボケっぽいほうに、本番後「ライブで見てて面白いと思ってました」と話しかけられたんですよ。めっちゃ嬉しくて僕から「一緒に撮ろう」って写真撮ったら、「ありがとうございます」って帰って行っちゃって。「そっちは写真いらなかったんだ」って恥ずかしかったです。
体制 僕はライブ前にシャンシャンと仲良くなって、ボケのほうとスーパーに行ったんですよ。僕が先輩なんで「なんでも奢るよ」って言ったら、瓶の「湘南ゴールドサイダー」持ってきて。「瓶の湘南ゴールドサイダー持って来るヤツ、キモイな」と思いました。
紅葉 普段会わない人が多くて、楽しかったですね。
体制 もっと喋りたかったけど、もちろん全員ピリピリしてて(笑)。全員とは喋れなかったですね。
紅葉 あと、結果発表で一つずつ名前が出るみたいなの初めてだったんで、めっちゃ面白かったです。
Q:決勝に向けて、意気込みをお願いします!
紅葉:実力のある人たちばかりなので、楽しむだけですね!
体制:僕、この前吉本の社員さんに「UNDER25ってなに?」って言われたんですよ。僕らが優勝して、この大会の価値を上げるために活躍します!
紅葉:特典のラジオ、やりたいですね。マジで俺らが一番うまいと思います。
体制:3分のコントができても、ラジオはできない!
決勝進出・ペンた丸 プチインタビュー
Q:準決勝を振り返り、特に印象に残っていることは?
僕は一緒に喜ぶ人がいなかったので、気持ちが昂って楽屋の鏡の自分とハイタッチしました(笑)。そんな初めてのことをしてしまうくらい、決勝進出が決まって昂りました!
Q:決勝に向けて、意気込みをお願いします!
今日の出演者と仲良くなったので、みんなを代表する気持ちで頑張ります。そして人力舎を背負って、優勝したいと思います!
25歳以下の大会『UNDER 25 OWARAI CHAMPIONSHIP』とは?
2023年から始まった、ニッポン放送とSLUSH-PILE.が主催する25歳以下が参加できるお笑いの大会。【新しい】だけでなく【若い】才能に注目し、10年・20年先までラジオのパーソナリティを務めるような、そしてテレビや舞台で輝き続けるような若きお笑いスターを発掘することを目的としています。
審査基準は【とにかく面白いネタ・パフォーマンス】!応募資格は、決勝当日に「満25歳以下(1997年9月17日以降に生まれた方)」であること。満25歳以下であれば、プロはもちろん、養成所生や学生、アマチュアなど、誰でも参加することができます。
https://event.1242.com/events/under25/
ここ数年、ラジオがきっかけで人気になる芸人が増えてきました。コンビの掛け合いや関係性が話題となり、応援してくれるリスナーが増え、それが後押しとなりほかのメディアに進出。そこで結果を残し、業界で長く活躍できる芸人に成長していくように思います。
本大会の主催は、そんな芸人を数多く輩出してきたニッポン放送。そして、若手からベテランまで数多くの芸人と仕事をしているSLUSH-PILE.です。
決勝が行われるのは、9月16日(土)。この日、“誰にも知られていない”若き才能が決まるのがとても楽しみです!
優勝特典
優勝した芸人には、賞金25万円に加え、ニッポン放送の冠ポッドキャスト番組のレギュラーパーソナリティ権(期間限定)、『オールナイトニッポン0(ZERO)』土曜単発パーソナリティ権、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』・『ナイツ ザ・ラジオショー』のゲスト出演権が贈られます。
大会スケジュール
【一次予選】終了
【二次予選】終了
【準決勝】
・会場:シアターマーキュリー新宿
・日程:2023年8月5日(土)、8月6日(日)、8月12日(土)、8月13日(日)、8月27日(日)
・チケット料金:1,800円 購入はコチラから!
【決勝】
・会場:草月ホール
・日程:2023年9月16日(土)15:30開場/16:00開演
・チケット料金:3,000円 購入はコチラから!
審査員
決勝審査員は下記の通り。予選・決勝ともに、業界の最先端で働くメンバーの視点で審査が行われます。メディア業界のトップを先導する面々が揃い、発表された際は大きな話題になりました!
<決勝審査員>
・テレビプロデューサー 佐久間宣行さん
・ニッポン放送プロデューサー 石井玄さん
・漫画家 大橋裕之さん
・ミュージシャン 澤部渡さん
・劇作家/演出家/映画監督 玉田真也さん
・構成作家 オークラさん。
また、予選審査員は下記の通り。今まさに、エンターテインメントの現場でコンテンツを作っているメンバーが揃いました!
<予選審査員(50音順)>
・構成作家 飯塚大悟さん
・放送作家/お笑い芸人/ラジオパーソナリティ/脚本家/トイレ・掃除専門家など 佐藤満春さん
・構成作家 佐藤隆輔さん
・構成作家 関野樹さん
・プロデューサー/社長 高橋雄作さん
・放送作家/株式会社チャビーCEO 長崎周成さん
・ラジオディレクター 野上大貴さん
・放送作家 宮森かわらさん
・放送作家 渡辺佑欣さん
大会最新情報
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