2018.11.03 りんごジャム(グラニースミス)
グラニースミス。
購入したのは長野県の飯綱町。ここはりんご王国みたいなところで、峠道を越えて盆地に入ると見渡す限りのりんご畑が広がっている。
栽培品種が多いのが魅力で、グラニースミスもそうだけど海外原産青りんごなど他ではなかなか見かけないものも手に入る。りんごを買うためだけでも訪れる価値がある場所だ。まぁ僕は仕事の出張で行ったんですが。
レシピは基本のりんごジャム。
芯と皮を除いてくし切りにし、5mm程度の厚さに刻む。酸味が強いので砂糖は50パーセント。材料約1kgに対して400mlの水を入れてから火にかける。
これは「水増し」とかではなくて、ペクチン豊富すぎるので水を足さないとすぐに固くなってまともに煮れないから。それでも薄まることに違いはないので、甘いのが好きなら水の分だけ砂糖を増やしてもいいと思う。
良く出来ました。
生では結構ザクザクした食感で不安があったのだが、火にかけてみるとすぐに煮溶けていった。出来上がりのりんごジャム然とした佇まいが素晴らしい。
長く煮詰めなくてもとろみが付くので色も明るくきれいに仕上がった。適度な果実感とそれでいてなめらかな舌触り。素晴らしい酸味と、そしてなんといっても香りが良い。青りんご味のガムみたいな芳香がある。
あと、前にも書いたけど、「グラニースミスジャム」って語感もお洒落で良い。声に出して読みたいが、あまり声に出してジャムの名を読む機会がないのが残念だ。
そういえば「GRANNY SMITH」っていう行列のできるアップルパイ屋さんがある。食べたことはない。
あれもたぶんグラニースミスって言いたいだけだろう。disってるわけではなく、響きがお洒落なのは間違いないし、これを店名にするとはむしろセンスいいと思う。ただ、いくらアップルパイに適しているとは言えグラニースミスみたいな手に入りにくい品種をそれなりの量が出るお店で使うのは難しい。それは仕方のないことである。
と思ったら!
ほんとにグラニースミスを使ってるらしい!
https://grannysmith-pie.com/sp/message/index.html
100%ではないかもしれない(ロゴの画像の右半分はジョナゴールドっぽい赤りんごだし)が、木を植えて生産量を増やす取り組みをしていたり、これはかなり好感度高い。俄然食べてみたい。手土産にも最適。楽しみになってきた。忘れないように念のためもう一度声に出して言ってみよう「GRANNY SMITH」のアップルパイね。ふむふむオンラインショップでギフトにもできるって。えっ種類もいろいろあるのか〜迷う〜でもやっぱりまずはスタンダードなやつがいいな。絶対に美味しい。もちろん期間限定のやつでも全く問題ない。
とりあえずアップルパイに合いそうなコーヒーを用意しておこう。