2020.12.31 りんご&ライムジャム(シナノゴールド)
立派な長野産シナノゴールドを5kgいただきました。
めちゃくちゃ美味しい。
めちゃくちゃ美味しいんだけど、5kgっていうと箱に16個ほど入ってて、まあ食べられるんだけど時間経つとボケてしまってそれももったいないので、少しお隣さんにお裾分けしたりで減らしつつ、それでもそろそろ使い切りたいというタイミングで煮ることにした。
加工向き品種以外はあまり煮ないのだけど、それは加工に向かないというか、加工せずに食べた方が美味しいと思うからだ。シナノゴールドなんか特に甘味も香りも食感も良いので、砂糖で煮るのは気が引ける。
今回はそれでも煮ることにしたのだけど、せっかくなのでひと工夫。というか思い付きで、ライムを使ってみることに。シナノゴールドを生食したときの香りに合いそうだし、ライム&ラフランスで使ったライムがまだ残ってる。
ちなみにライムは、当時もだいぶ色づいてたけど、いまや完全に黄色。黄色いライムを「ゴールデンライム」と呼んだりしないこともないそうなので、シナノゴールドとゴールデンライムでゴールド×ゴールドだな。
ライムを使いはするが、今回はマーマレードにはせず、つまり外皮は入れずに、果汁を搾る感じに。あくまでも主役はシナノゴールド。
普通にりんごジャム作る時もレモン果汁を加えることは多いが、それに比べるとだいぶ多めのライム果汁を入れる。まあ、量の比率にあまりこだわりはなくて、りんご3個とライム3個を使っただけですが。
黄色くなってはいるが、香り、みずみずしさは変わらない。むしろ果肉は少し緑がかってる。
シナノゴールドはたぶんほとんど煮崩れないので、薄めの3〜4mmに刻む。わりと速やかに表面が変色するタイプなので、刻んだらすぐにライム果汁をまぶす。むしろ、ボウルにライム果汁を入れておき、そこに刻んだりんごを加えて混ぜる方が作業性が良さそう。なお、ライム果汁は最後に加える用に半分残しておく。
りんごが甘いので、砂糖はりんご+ライム果汁の重量の40%としておき、半量を刻んだりんごに混ぜる。ライムの水分もあるし、長い時間置いておくとシロップが変色しそうなので、すぐに鍋に入れて火にかける。
果汁を搾った後のライムの皮、当然ながら良い香りがする。もったいないなーどうしようかなーと迷って、皮の表面を削って入れることを考えたけど、手持ちの道具ではぜんぜん上手くいかず、面倒になって刻まないまま鍋に入れることに。後で取り上げる。ペクチンも取れるし。
りんごが柔らかくなってやや煮詰まったところで残りの砂糖を投入。案の定りんごは煮崩れないので、ヘラで適当に潰しながらさらに煮詰める。
トロみが強くなったらライムの皮を引き上げ、残りのライム果汁を加え、少し煮詰めてできあがり。
いい感じ!よくできました!ゴールド×ゴールド!
りんごとライムのさわやかな香りが、狙い通りマッチしてる。色もきれいに、ゴールドに出来て満足。また、加工向きでないりんごで作るジャムはゆるくなりがちだが、ライムの皮を煮出したおかげか、よいトロみに仕上がっている。
ただし、見た目はただのりんごジャムなので、言われないとわからないかもしれない。まあ言えばいいのだけど、「商品」としては課題かも。そういう意味では少し皮を入れてもいいかなあ。
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