【有給消化ひとり旅5日目】おーい!人生で一度は泊まるべきホテルが知床にあるぞ〜!_2023年7月22日(土)
【あらすじ】
・新卒から約6年働いた会社を辞めることになりました
・7月いっぱいは有給消化期間ということもあり、ひとり旅をしています
【5日目】
・本日も知床のホテルに宿泊しております。当初は1日中ホテルで過ごす予定でしたが、急遽変更。現在宿泊しているウトロ地区の反対にある、羅臼地区へ行ってみることにしました。
・「羅臼には何しにいくの?」と疑問を持たれると思うので先に回答しておくと、「特に決まっていない」です。「ウトロと羅臼両方に行かないと、知床半島を制覇したことにはならない」というコンプ魂が発動しただけです。
・ということで、そもそも羅臼には何があるのか分からないままバスに乗り込みます。
・雲1つない晴天の中ルンルン気分でバスに揺られていると、ふとした時に車内にスズメバチがいることに気づきます。「死」という文字が頭をよぎりますが、心の中の道明寺司が「絶対お前からは目を離さないからな!」とスズメバチに徹底抗戦の構えを見せます。結局羅臼までの50分間睨み合いを続け、なんとか生きて到着することが出来ました。
・2時間くらい滞在して気が済んだので、ホテルに戻ります。なお帰りのバスにはスズメバチはいませんでした。あぶね〜。
【北こぶし知床 ホテル&リゾートについて】
・こちらのホテル、タイトルにと書いたように「人生で1度は泊まるべきホテル」と確信しています。というのも「徹底的にゲストのことを考えつくした設計が随所になされているため、顧客体験がめちゃくちゃいい」からです。滝川クリステルさんがもし宿泊されていたら、きっと「お・も・て・な・し」ではなく、「き・た・こ・ぶ・し」と言っていたと思います。
・まず第一に、従業員の接客レベルが異常に高いです。皆常に笑顔でハキハキしていて、お辞儀の時の角度が「地面に頭着くんじゃないか?」と思うくらい深いです。絶対心の中で「1,2,3」と数えていると思います。
・採用HPの募集要項にも、「必要なのは''笑顔と挨拶''」と書いてありましたが、これほどまでに徹底されているのは素晴らしいの一言でした。
・そして次はお風呂ですが、よくある小さな嫌なことが、すべて解消されていることに気づきました。具体的には以下の通り。
ー全てのロッカーに対し、濡れたタオルを置く小さい棚が用意されている
ー中温・低音と、お湯の温度がきちんと管理されている
ーサウナには腰掛用マットの他に、足に引くためのマットも用意されている
ーマットを除菌するためのアルコールスプレーが用意されている
ー清掃時間のうち30分間、記念撮影時間が設けられている などなど
・サウナ室や外気浴スペースも普通に最高なのですが、それに慢心することなく、徹底的に顧客体験をよくするための工夫が随所に施されています。サウナのランキング、サウナシュラン2021で2位、という順位にも大納得です。
・次は食事ですが、こちらについてはかなり衝撃でした。まず普通のホテルのビュッフェ写真を見ていただきたいのですが、こんな盛り付けになると思います。
・一方、本ホテルでのビュッフェ写真はこんな感じです。
・まず初めに言いたいのは、「料理ごとに用意されているお皿が違う」ということです。効率性を考えるとすべて同じお皿に揃えるべきですし、お皿を変えたからと言って味が変わる訳でもありません。恐らく本ホテルでは、単なる食事ではなく「食体験」すべて込みでの価値創造をしているのだと思います。
・また、メイン料理に関してはオーダー制となっていて、すべて出来たてを食べることが出来ます。混んでいる時は多少並ぶのですが、そんなの気にならないくらい美味しいです。
・自分は残念ながら幸せセンサーが低いタイプなのですが、あまりにも徹底された食体験によって、多幸感に包まれました。「こんな幸せなことがあっていいのか……」と、ひとりでぽやぽやしながら、お腹いっぱい食べました。
・もちろんそれ以外にも、ラウンジコーナーがあってソフドリやお菓子が食べ放題だったり、部屋からのオーシャンビューが最高だったりと色々あるのですが、一貫して言えるのは「顧客のことを徹底的に考えた設計」だということ。まさに神は細部に宿るという言葉がピッタリだと思います。
・…というホテルで本日も過ごしました。脳内では、「今までガラケーしかなかった携帯市場にiPhoneが殴り込みに来た時と同じくらいの衝撃」が起きていました。えっちな読者については、「インリン・オブ・ジョイトイのM字開脚」と伝えた方が分かりやすいでしょうか。
・ということで本日は以上となります。明日は知床を出て、バスで札幌まで向かいます。それでは!
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