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意識を向ける先で世界は変わる
物事にはいろいろな側面がある。
例えば、陰陽、善悪、好き・嫌いなど。
同じ出来事を体験しても、人によりその捉え方は違う。
つまりは、意識の向かう方向が異なるということであるが、捉え方次第、フォーカスの仕方次第で、同じ出来事が全く違うものに変わってしまう。
だが、現実に起こっていることそのものには、実際のところ良いも悪いもない。
ただその現実があるだけで、わたし達がその現実に対し勝手な解釈をしているだけだ。
単にわたし達がその現実をどう解釈しているかによって、その現実に対する意味づけが変わり、現実があるがままでなくなってしまうということだ。
つまり、わたしたちがフォーカスする側面や解釈によって、同じ出来事でも全く違った世界が展開されることになる。
*
仮に自分をどう捉えているか、その意識のフォーカスしている先を観たとしよう。
ある人は”自分は不運だ”と思い、ある人は”自分は運が良い”と思っている。
だがこの2人の、自分や現実に対する意識の向け方は、方向が全く異なる。
そしてその方向の違いのために、一方は”自分を不幸せだ”と思い、一方は”自分を幸せだ”と思うだろう。
ということは、わざわざ不幸せを感じるために、物事のネガティブな側面にフォーカスする必要はないわけだ。
だが、人間というものはそう単純ではない。
このフォーカスの仕方には、ある種の傾向やパターンがあり、これらを崩すことが難しいからだ。
常にマイナス思考の人は、必ずと言って良いほど、物事のネガティブな側面にフォーカスしている。
だから常に嫌な気分であり、何かまた嫌なことがあると、「ほら、やっぱりまた嫌なことが起こった。」という風に結びつけてしまう。
結び付けられると、それはどんどん強固になり、ある種の信念になる。
「やっぱり私は不運だ。」
こうなると、良くないループにどんどんはまっていくことになるだろう。
結局、何が起こってもネガティブな解釈をするため、このループから抜け出すことが容易でなくなる。
現実(たまたま嫌だと思える出来事)が先なのか、意識の持ち方が先なのか、どっちが先でどっちが後かもわからないほどに。
(先に意識ありきなのだが。)
これは、過去の経験からくるものだといえるだろう。
しかし現在の自分からすれば、過去の出来事はあくまで記憶の中。
過去にどのようなことがあったとしても、現在の自分が過去の自分と異なる選択をすれば、過去とは違うパターンの現在(世界)が現れることになる。
それは、意識をフォーカスする先を変えれば可能なことだ。
本人次第で、現在が変わるし、当然未来も変わってくる。
少なくとも、いつも嫌な気持ちになったり、苦しんだり悩んだりしている人は、わざわざ感じる必要のない嫌な感情を味わうために、マイナスな側面にフォーカスしていないかどうか、今一度、自分の意識の矛先を観察してみたほうが良いだろう。
気づくとわかるが、”嫌だ嫌だ”と思いつつ、そういう人は必ずと言って良いほど、その”嫌な感情を想起させる方向”にフォーカスしている。
だからこそ、自分を苦しめる選択ではなく、自分が楽でいられる、自然体でいられる選択をすることを意識することで、フォーカスする先が変わってくるはずだ。
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自分で自分を傷つけない
自分で自分を苦しめない。
少しずつでも意識が変われば、「自分のいる世界が、そんなに厳しく苦しいばかりの世界ではない。」ということに、気づけるようになるかもしれない。
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