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嫌な人や出来事は、未来へのサイン

誰の人生にだって、嫌な人との出会いや嫌な出来事はある。
思い出しても、「あー本当に嫌だ。思い出したくもない。」ということがいくつかあると思う。

わたしにも当然あったわけで。。
正直言うと、自分の転機には必ず、嫌な人や出来事が出現していた。
笑えるほどに。

若い頃はそんな自分を、「自分ばっかりなぜ?」とか「運の悪いやつ」という風に捉えていた。

「なんでこのタイミングでこんなことが起こるかなぁ?」
「なぜこの人はこんなことばかり言ってくるのだろう?」

こんな風に思えることがあると、そこに意識が集中してしまい、かなり落ち込んでいた。

嫌なことに囚われて、自分を俯瞰できていない状態。

でもそれも当たり前。
苦しいのなんの。
そこから頭が離れないし、うまく解決する方法も見つからないことがほとんど。
起こる事柄がどうにも、自分の力の範疇を超えていることが多かったからだ。

そんな時どうしていたか?

嫌でも突き進むのか、それともその場から逃げるのか。
ほぼこの2択。

ちなみにわたしの場合、これまでの人生で、「この人本当にダメ。」と言う人は数えるほどしかいない。
しかし、その数少ない嫌な人が出現するときは、「その場所がもう自分の居場所でなくなった。」というサインとして現れることが多い。

ひどく責められたり、マウンティングされたり。
我慢できないほど、嫌なことをされたとき、「あー、もうこの職場を去らないとね。」と本気で観念する。

恐らく“逃げる”と聞くとマイナスイメージだが、決して“逃げる”ことはマイナスではない。

事実、わたしの場合、逃げることで環境が変わり良い方向に向かっている。
長年、我慢ぐせのある私からすれば、“逃げる”という行動は、到底受け入れられないものだった。
しかし、その殻を打ち破ったのだ。
だからこそ、「逃げることは、時には必要なこと。」だと、本気で思っている。

確かに嫌な人がいなければ、そのままその職場に留まっていただろう。
それ以外では特に問題はないのだから。

そして、「もうそろそろ場所を変えて、自分を変える時期なのかな?」ということは思っていながら、それを実行できないときに、そんな人が現れるのである。

すごいタイミング。

あまりにはっきりわかるので、最近では、「あーまた来たな。」という感じである。
“外に一歩踏み出す勇気がない自分”を後押ししているかの如く、こういった人が出てくるのだ。

それに、嫌な人に自分の時間を費やすほどナンセンスなことはない。

そうなると、将来を不安視して、新しい環境に飛び込むのが怖くて仕方なかった気持ちが、「もう飛び込むしかない」に変わる。

腹を括った瞬間だ。
それにより、自分が進む方向が変わったこと、数回。

そして嫌な出来事。

この場合は、逃げるに逃げられないことが多い。
だから、きついのを我慢して突破しようとするのだが、どこかで必ず限界が来る。
でも、この我慢した先に待ち受けている限界をギリギリまで耐え忍んだ後行動を変えると、なぜか、物事が好転するのだ。

正直、絶望することもある。
逃げたくても逃げられない状況に、ストレスにさらされてからだを壊したこともある。

でも長い目で見ると、やはり良い方に展開しているのだ。

わたしの場合、それを繰り返すこと数回。
よくよく考えると、今に至るまでの道のりは、全て繋がっている。

あれが無ければ、“今の自分はない”という人や出来事がほとんど。

無理やり意味づけしているわけではなく、“本当につながっている”と感じている。

最初の職場を退職→1回目の転職→2回目の転職→3回目の転職→4回目の転職→最後の職場を退職→起業

思い返すと、仕事に関しては特に最初から直近の仕事まで全部繋がっている。

また、転職も不思議なご縁で決まったこと数回。
これも思い返すと、本当に自力の範疇を超えている世界だ。

嫌なことから逃げると変わるのか、それとも立ち向かって耐え忍んだ末に行動を転換すると変わるのかは、正直わからない。
恐らく、人それぞれだし、その人の持っている人生の課題ともリンクしているのだろう。

そしてこんなとき、「自分に足りないことに気づいたり、これまでの自分を抜本的に見直す必要に迫られているんだな?」ということは、痛感している。

また、ある線まで我慢したとき、執着せず事態を手放したり、勇気を出して一歩踏み出すと、それまでの自分とは異なる方向に運命が動き出すのは、確かなことのようだ。

不幸の顔をしてやってくる、幸せの種。

だからこそ、一見不幸せな形で現れる事象に会っても最近では、「良い意味でこれまでの自分とは違った未来が待っている。」と、信じられるようになった。

とことん絶望を受け入れたとき、そして、それまでの自分を打ち破る行動をしたとき、何かが変わる。
これは、どうやら本当のようだ。

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