中国コスメ界の「成分党」に人気NO.1「ニコチンアミド」を配合している日本の化粧品アイテム5選
01: 日本の「ニコチンアミド」配合化粧品事情
こんにちは。unbotマガジン編集部です!
前回の《最新中国コスメトレンド!「成分党」と呼ばれる成分オタクな消費者が急増》はお読みいただけましたか?
今回は前記事でご紹介した中国の「成分党」の間でNO.1人気を誇る成分「ニコチンアミド」が配合されている日本の国産コスメをご紹介したいと思います♪
「ニコチンアミド」は、別名ナイアシンアミド、ニコチン酸アミドとも呼ばれている水溶性ビタミンでビタミンB3のひとつであると、前回記事でご紹介をさせていただきました!
中国の多くのユーザーが化粧品への効果として美白&保湿効果を期待しているため、その両方の機能を兼ね備える「ニコチンアミド」は、根強い人気を誇っています。
日本では成分自体の知名度は中国ほど高くありませんが、近年話題の「シワ改善コスメ」のメイン成分として訴求しているメーカーも増えており、国内でもじわじわと「ニコチンアミド」熱は高まっているように感じます。
安全性が高いと言われており、温度変化に強く一緒に組み合わせる成分の制約が少ないため、日本のメーカーでも昔から様々なアイテムに使用されてきた成分です。
※ちなみにニコチンアミドは、日本国内では「ナイアシンアミド」と表記されることが多いです。
それではニコチンアミドが配合されている代表的なアイテムをいくつかご紹介していきます!
またそれぞれのアイテムが中国の消費者層にどのような反応を持って受け入れられているのか、リアルな口コミも合わせてお届けします。
02:カネボウ リンクルリフトセラム
▼商品HP
https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/products/2086502
カネボウは2019年に4つのブランドからシワ改善美容液を発売しています。
カネボウ、LISSAGE、トワニー、DEWと価格帯もコンセプトも様々なブランドから、それぞれニコチンアミドが配合された美容液が登場。
その中でももっともラグジュアリーなグローバルプレステージブランド「KANEBO」から誕生したリンクルリフトセラムはパッケージも香りも高級感があり、手にするだけで高揚感が高まります。
香りに敏感な方は、やや強く感じるかもしれません。
非常にこっくりとしたオイルベースのクリームなので、乾燥肌の方やオイル/クリーム剤型ファンの方に人気です。
20mLで13,500円とニコチンアミド配合美容液の相場の中では、最高クラスの価格帯に位置するラグジュアリー美容液です。
中国の小紅書(RED)でも「やや価格帯が高いが、香りが良くて浸透感も高い点がいい。」と高評価です。ただしTaobaoでソーシャルバイヤーによる販売があるものの、中国ではなかなか正規販路から買えず、購入のハードルはやや高いようです。
03:KOSE ワンバイコーセー ザ リンクレス
▼商品HP
https://www.kose.co.jp/onebykose/wrinkless/
KOSEの中でも高効能に特化したブランド「ワンバイコーセー」から2018年に発売されたドラッグストア向けのシワ改善クリームです。
シワ改善の有効成分としてニコチンアミド(シワ改善有効成分「リンクルナイアシン」と表記されています)を配合していることに加え、コーセーが長年研究しているアスタキサンチンを活用した有用成分も配合されているのが特徴です。
伸びがよく軽めのテクスチャーながら、しっとり感も感じられます。香りも良いので、スキンケア時間にじっくり自分をいたわるマインドも大切にしながらコスパ・効率よくケアしたい方に愛されてるアイテムです。
小紅書(RED)では、「意外とさっぱりしている。」と軽やかなテクスチャーについて言及されています。美容液剤型において重すぎないテクスチャーが好みの方は多いようです。こちらも中国一般貿易でまだ購入ができないことを残念がる声も多いです。
04:オルビス リンクルホワイトエッセンス(シワ改善美容液)
▼商品HP
https://pr.orbis.co.jp/cosmetics/wrinklewhite/120/?adid=f0top_renew_PC_22
「シワ改善」と「美白」両方の効果をもつ有効成分としてニコチンアミドを採用している美容液です。なんといってもこちらは、全顔使用が可能なことが特徴。
目に見えるシワのケアだけではなく、全顔に潜むこれからできるであろうシワの予防や、シミ・そばかすといった悩みに全方位的にアプローチする仕様です。
デイリー使いできる価格なのも消費者にとって嬉しいポイントですね!
香りはないものの、心地よさを追求したというこっくり濃密なクリームのテクスチャーなのでストレスなく使い続けられるはずです。
小紅書(RED)では容量に対するコストパフォーマンスのよさが評価されています。美容に詳しい層の間では全顔使用可能な訴求も日本同様認知されているようで、目元だけではなく法令線や、おでこと首のシワに使っているというユーザーも。
こちらも中国一般貿易でまだ買えないのが残念との声があがっています。
05:花王 エスト リンクルソリューションプラス
▼商品HP
https://www.sofina.co.jp/est/products/skincare/special10/
花王のプレステージブランド「 est (エスト )」から初めて発売されたシワ改善美容液です。
こちらもニコチンアミドの効能として、シワ改善と美白の両方を訴求しています。
20gで10,000円と高価格帯ですが、est(エスト)シリーズの特徴であるハリ付与成分「ショウキョウエキス」など、シワが気になる目元・口元をふっくら導く保湿成分が複数配合されています。
香りが豊かで、オイルリッチなこっくりしたテクスチャーなのでクリーム系のスキンケアが好みな方から好評です。
小紅書(RED)では使い勝手の良さ、効果実感の高さが高く評価されている商品です。こちらも現状、中国で簡単に購入することができないのが現状です。
06:ディセンシア アヤナス リンクルO/L コンセントレート
▼商品HP
https://www.decencia.co.jp/k076/
もともとニコチンアミドは肌に優しい成分として知られていますが、こちらは敏感肌専門ブランドである「ディセンシア」が、敏感肌のために作った全顔用シワ改善美容液です。
“敏感肌に起こりやすいシワ”としてディセンシアが定義づけているのが「面ジワ」。
額や目の下などに広がる細かいシワのことで、肌表面にある角層の硬さが原因となり引き起こされるようです。いわゆる一般的にに“シワ”と呼ばれている線ジワだけでなく、年齢に関係なく敏感肌に起こりやすいこの「面ジワ」にもWでアプローチできる成分としてニコチンアミドを配合しています。
前段で紹介したアイテムと異なる特筆すべき特徴としては、スポイト式の美容液である点です。
シワ改善美容液はクリーム状の剤型のものが多いですが、こちらの商品はウォーターベースでリキッド剤型のため、塗り込むというよりはスーッっと肌になじませ浸透させていく化粧水に近い塗り心地になっています。
小紅書(RED)では「想像よりさっぱりしてて使い心地がいい。」と、テクスチャーに関する評価が高いです。また、7,000円台と中価格帯ではあるものの少量の使用でも「結構伸びる」「潤う」などコスパのよさが評判です。
天猫や小紅書商城(REDアプリ内のECプラットフォーム)で購入できる日本ブランドのニコチンアミド配合美容液のひとつです。
07:まとめ
中国で人気NO.1の成分「ニコチンアミド」は肌への刺激が出にくく敏感肌にも使いやすいこと、また効能として美白とシワのダブル訴求も効果効能試験で実証されれば可能であることから、日本の大手メーカーより様々なブランド/価格帯のアイテムが展開されています。
国内よりも成分の知名度が高い中国市場にはより大きなニーズがあるのではと想定されるので、これから「ニコチンアミド」含め、中国で人気な成分を使用したコスメ開発を予定されているブランド様はぜひ中国への本格参入を前提に検討されてみてはいかがでしょうか。
引き続きunbot編集部より中国トレンド情報の発信とあわせて日本の化粧品情報もお届けしていきます!
どうぞお楽しみに♪
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