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僕がビッグブラザーなら、"ぽっちゃり"を言葉狩りする。

 あのさ、どれだけ俺らを愚弄すれば気が済むのかって話なんですよ。怒ってますよ猫ぱんちは。今にも駆け出してしまいそう。猫ぱんちは激怒してる。

 あ、どうもみなさんこんにちは。あんばらんす猫ぱんちです。✌️いえい✌️

 いやね、題名の通りですよ。むちむちが許せないんです。ぽっちゃりも同罪。言葉を作った人間も、自称する人間も、一緒くたに許せない。Newspeakじゃん。2024年ぞ?


デブの価値

 "デブ"って別に蔑称じゃないと思うんです。それはそれで素敵だと思っていて。多様性が叫ばれる時代に育つ私たちはその価値を認め合えます。なのにガリガリに比べてタブー感すごくないですか。デブって。別にいいじゃん。デブを誇れよ。デブは悪いことじゃない。デブだって個性、誇るべき多様性の一部じゃないですか。

 だから"ぽっちゃり"とか"むちむち"が許せない。"私はデブじゃない!"が透けて見える感じが気に食わない。虚像に憧れているから。自称デブの人がぽっちゃりくらいで、自称ぽっちゃりがちゃんとデブな現実も見ていて辛い。あまのじゃく猫ぱんちは自称ぽっちゃりに遭遇した途端その人をデブと呼びたくなってしまう。別に呼ばないけど。
 これは二重思考ですよ。DEBUble think。自称ぽっちゃりの人々は「自分はデブではない、ぽっちゃりだ」と信じると同時に内心では「実際にはデブかも、、、?」と思っているかもしれない。新定義した体型を着ているだけでその実何も信じていない。胸を張って心からぽっちゃりと信じている人って世界にどれくらいいるんですかね。恐ろしいディストピア。ジョージ・オーウェルの世界はデブを通じて世界に顕現してしまった。

 このまま世界がぽっちゃりを許容して発展してしまったら、きっと Ministry of BODY 見たいのが設立されしまうんだ。街中に思想警察が潜んでいて、デブって言ったらテレスクリーン送りになるんだ。何を言っているんだ僕は?

 私はデブじゃないから!って自分を慰めないでほしい。自分が育てた体に自信を持って欲しい。嫌なら痩せればいいじゃない。"ぽっちゃり"みたいな曖昧な言葉で真意を隠すの、ださない?

肥満はメインカルチャー

 世界の肥満人口ってご存知ですか?10億人を突破したらしいです。10億人ですって。奥さん。8人に1人は肥満。肥満はメインカルチャー。少数派なんて言わせまてん。

 それに対して、低体重は基本的に最貧国に多く見られるんですって。そこに燦然と輝く日本人女性。高所得国の希望の星。超新星爆発。天穿つ中指。

ルッキズムもメインカルチャー

 これ、結構びっくりじゃないですか?嗚呼恐ろしきルッキズム。人生は一度きり。
 論文中では"「体重の自己認識が、実際の体重よりも多く、それが『望ましい』体重より多い」と考えるケースの影響"と結論づけられています。僕はこいつがぽっちゃりを生み出した諸悪の根源だと睨んでいます。ルッキズムがビックブラザー。自己認識が現実よりも優先される世界。デブを許さないルッキズムが、新たなNewSpeak "ぽっちゃり"を生み出してしまったんです。

 ここで猫ぱんちは声高に主張したいです。デブが嫌とか、痩せているとか。そんな周りの意見に流されるのやめませんか?

言葉の恐ろしさ

 話は変わりますけど、皆さん"虹"見たことありますか?あれ何色でした?
 
 日本人の猫ぱんちは7色に見えるんですけど、これは日本に色を定義する言葉が多いからだそうです。他国の人は6色やら2色やら、国によっては10色かもしれない。月にはウサギさんが住んでるし、オノマトペは発明です。
 言葉が認知に与える影響って凄いんですよ。ホモサピエンスが覇権を握れたのは言語構造の発達にあるらしいですよ。僕らは手先が器用な猿じゃなくて、舌が2枚あった猿。

 そんな僕らが言葉に優劣をつけて、逃げ道的な新たな言葉を生み出すことに僕は疑問を投げかけたい。ペンは剣より強しですよ。そんな素敵て暴力的な言葉を気軽に使わないで欲しい。ポジティブな新語は素晴らしいと思うけど、ネガティブな新語は一時的なものでしかないと思うんです。そのうち"ぽっちゃり"も別称として定義されて、新しい言葉が再定義されます。ぷっちゃりみたいなのが。ぱっちゃりかもね。

言語統制とディストピア

 ぽっちゃりって便利な言葉ですからね。本質から目を逸らして現状に甘えるのにぴったりすぎます。まるで砂糖。SNSと一緒。
 ルッキズムを加速させるSNSやルッキズムに順応するためのぽっちゃり。周りからの監視ばかりで息苦しくないですか。各々が心の中にビッグブラザーを飼ってる。ミニビッグブラザー。

僕の心の中のビッグブラザーはこんな感じ。皆さんはいかがです?

 もっと楽しくいきましょうよ。うめえもん食って酒飲んでおっきくなるも良し、美を探求して美しくなるのも良し、みたいな感じで。我慢したり、嘘ついてまでやることなんてこの世に一つも無いじゃないですか。

終わりに

 まあ偉そうに講釈垂れてる猫ぱんちも普通に他人の目をめっちゃ気にしてます。普通に毎日ラーメン食べたいし、風呂は正直めんどくさい。
 自分を言葉で定義する目的なんて、他者からラベルを貼られるからですもん。高度な社会に生きる僕たちはこの呪縛からは逃れられないです。
 でも、だからこそ言い訳ばっかの人生じゃなくて、胸を張って自分を誇りたいな、と思う所存です。

 最後に僕のFanzaの検索履歴をみんなに晒してこの駄文を締めたいと思います。


何を赤裸々告白してんねん。

 あなたの素敵な人生に僕の駄文が少しでも寄り添えれば嬉しいなと、呪詛を吐いて終わりにしようと思います。

 またお会いする日を楽しみにしています。それでは。


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