抜歯した話
抜歯しました。
初入院。初手術。初全身麻酔。初ナースコール。初病院食。最悪の点滴。
という感じ。
抜歯で入院
何も知らない人は私が急に入院することになっててビビったと聞きました。ご心配おかけしました。
なんで抜歯ごときで入院しとん?ていうのは、抜歯の本数と手術の回数が関係しております。左上下と右下の3本あった親知らず。それを1回の手術で全部抜きたいと私が主張したためです。片側ずつ抜くなら入院なんてしなくていい。
わたしの場合、左右に渡る3本を片側ずつ抜くとなると相応に時間がかかること、大学生活の忙しさ、諸々の予定を考えると、1回の手術で終わらせたほうが精神と労力と時間のコスパが良かったんですよね。2回も手術するの嫌だ怖い、何回も通院するのめんどい、全部抜いて全回復するのに2倍時間かかるやん。こういう感じ。
あと錠剤やらカプセルやらのお薬を飲むのがとってもとっっっても苦手。故にその期間と回数は短ければ短いほど良い……となり、3本抜くなら全身麻酔入院ね〜という主治医の言からこういうことになりました。
全身麻酔にするかどうかで一瞬悩んだのは、「全身麻酔中は自発呼吸がなくなっちゃうんだよ」という部分だったけど、麻酔科の先生が全部おkにしてくれるからねという旨を聞いて、じゃあまぁ大丈夫か、と思った。
手術室までと、術後
手術着は道着と同じ感じの結び方やった。手術室寒い。あと看護師さんがいっぱい自己紹介してくれた。自分で手術台に上がって、バイタル系を全部付けられ、点滴開始。左手の血管がめちゃくちゃ薄かったらしく、看護師さんが大変そうで申し訳なかった。
麻酔の前の麻酔で、まずグラグラしてくる。その後麻酔科の先生が「今から本当に眠くなる麻酔かけますよ」と言ったのに、はいとか何とか答えたかどうかすら定かでない。次の瞬間には口元の感覚が部分麻酔のあの何も無い感じになって、「手握れますか〜」とか云々。あんまり覚えてない。そのままストレッチャーに移され、エレベーターで運ばれ(寝たままエレベーターってちょっと楽しい)、談話室兼待機場所にいた母に私が「お疲れ〜」って言ってる間に貴重品を(看護師さんが)受け取り、病室のベッドへ。その後3時間ゴロゴロしながら麻酔が覚めるのを待った。その3時間は口から鼻から出血して流れてくるのをティッシュで押さえつつ、しかし酸素マスクもつけてないといけなくて、起き上がっちゃだめで……というごちゃごちゃな制限を点滴を付けられた(←本当に嫌な気持ち)手で何とかしつつゴロゴロするしかなかったので精神的にかなり疲労した。故に麻酔が覚めて酸素マスクが外れて歩いてもいいよ〜と言われても、流れてくる血を押さえつつゴロゴロすやすやしていた。点滴があるだけでめちゃくちゃ気分が悪いし、病棟からも出られなかったので仕方ないね。
抜歯後の初ごはん
17時前後に看護師さんに痛くなってきた気がしますと主張し、痛み止めをもらった。ついでに点滴を変えられ、まだ点滴からは逃れられないのかぁ、となりつつスマホぽちぽち。18時になり、ご飯が届く。全ての食材が離乳食サイズの細切れだったが、慣れると非常に食べやすくてよかた。この時点で術後6-7時間くらい?全身麻酔の麻酔は抜けたけど、部分麻酔の麻酔は多少残っている感じ。痛み止めのおかげかもぐもぐしても全然痛くない!なんかつっぱるけど!口の中の感覚があんまりないため、どうすればいいか分からないながらもできるだけ優しくご飯を食べた。当然左右の奥歯は使えない(口の中腫れて狭くなってたので、奥歯はもはや使う気は起きん)ので、全てをただ飲み込む感じ。味付けは自校調理の給食的美味しさ。さすがに出血が止まってなくて血の味はするものの、まじでうまーい!!!!手術日の午前0時から固形物、午前7時からは水分も禁止だったので、口からの栄養摂取がとてもとてもおいしい。あと久しぶりに給食の美味しさを得て幸せになった。半分食べたら点滴抜けるよ〜と言われていたが、普通に一生懸命食べた。全部食べた。やっぱ食事って美味しいし幸せ。久しぶりに給食食べたいなーーーーとか思いながら完食し、ゴロゴロすやり睡眠。気づいたら消灯時間で、突然やってきた看護師さんが点滴を外してくれた。「明日も朝に抗生剤の点滴があるからね」って針は抜いてくれなかったけど、点滴に繋がれてないだけでかなり精神が穏やか!!や、それは嘘だな、針が抜けてないので精神はあんまり変わらない。可動性だけが上がった。ほんとに点滴が無理だとわかった日でした。
夜、朝ごはん、退院
点滴を外されてただ針が刺さっているだけの状況と(←何の役にも立ってないのに針が刺さっているのでマジで最悪)、術後ずっと寝てたのもあって本当に寝付けず、ぼんやりしたり、ただ目を閉じたり、針が無理で過呼吸になりそうな呼吸を整え続けたりしていた。ナースコールだかの音がずっとぴろぴろ鳴っていたので、とりあえず音楽を聴き始めてから落ち着いたのか少し寝て、4時前くらいに目が覚めた時に音楽を止めたあとにやっとぐっすり眠った。
その後7時くらいにふと目が覚めると、看護師さんがやって来ていて点滴に繋ぎ直された。点滴って冷たいな、と気付いたのはこの時。血管に流れ込んでいる冷たい何かを感じた。ほんと点滴ってきっしょいまじで。しかしこれが終わったら外せるからねと聞いて希望が見えたのでよかった。もうこの頃には朝ご飯まだかなしか考えられんくなっていたので、やっぱご飯から得られる快楽ってとんでもねんだな。
そこからまた少し寝てたら、看護師さんがやってきて、遂に点滴外すねーと言ってくれた。寝起きすぐであんまり覚えてないけどめちゃくちゃ嬉しかった。血が止まるまで刺してたとこ抑えといてねと言われて点滴を外された手を見ると、点滴の跡が残っていたり、自発的にほぼ固定していたので手も動かしにくく、なんとも言えない哀れみの気持ち。
その後しばらくして朝ごはんがやってきて、そんなことは忘れてにっこにこ食べた。とてもとても美味しいわ、やっぱごはんってすてきやわ。何もかもおいしい。出血も止まって血の味もしないので、とにかく美味しかった。あとちょっとで食べ終わるな、という頃に主治医の先生が来て、診察来てちょと言われたので診察を受けに行った。傷の様子を見てもらって退院後の注意などを受け、病室に戻ったら薬剤師さんや手術室の看護師さんや看護主任さんからお薬をもらったり手術で気になったことを聞かれたり説明を受けたりしたあとお会計を済ませ、遂に退院できましたとさ。
結論と言いたいこと
ずっと麻酔やら痛み止めが効いていたので、なんか、あんまり痛くなかった。帰宅後も薬剤師さんにもらった痛み止め飲んでるからか痛くない。元々お薬をあまり使わないから、たまに使うとめちゃくちゃ効いてしまう体質も一因かもしれない、と思っている。
病院で出たご飯が離乳食やなぁ、という感じだったので、帰宅前に最寄りのアカチャンホンポに寄って離乳食を購入し、腫れが引かない内は離乳食と液体とゼリーを食べております。離乳食の様子と比較検討したところ、病院で出たごはんは大体〜9ヶ月の離乳食って感じだったので、それに合わせて買いました。食事制限は特に言われなかったけど、普通に私が普通の食事は無理だったので購入してよかったです。てか離乳食って凄い、種類豊富だし美味しいしめっちゃ細切れだし、やわらかいし、あかちゃんも食べられるらしいよこれ。すごいね。
とにかく、左右の親知らずの抜歯後ご飯は離乳食がおすすめ。これが言いたいなと思って始めたnoteだったけど入院の話たくさんしてしまった。初めての入院だったのでね、日記程度のnoteってそんなもんだよな。
という訳でまだ顔が四角ですが、腫れも少しずつマシになり、元気いっぱいゴロゴロしてます。まだ運動はやめてねといわれてるのと、俯くとめちゃくちゃ痛いのでしょうみ寝っ転がってるしかないのが辛い。自室はまだ病院より娯楽が多いので時間を無為に過ごすのは楽ですが、やはり体力が有り余って眠れなくて、、、。頭脳労働でもするかーと思って去年からためてる家計簿をつけていこうと思っています。
Twitterは気が向いたらツイートしたりしなかったりツイ消ししたりアカ消したりしたいと思ってます。よろしくね。
というわけでゆうなつでした。