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夢を叶えた。それなのに苦しい。

接客が怖くなって会社を休んだ。



そんな日が増えてきた。

一時的なものであればいいなと思いながらも、恐怖を感じてしまう背景には過去のトラウマがあるのも事実。


いい接客ができたなと思った時に限って、後からお叱りを着信する。
正当な判断を下して対応しただけなのに暴力行為(物損)を受ける。


そんなことが重なった社会人2年目の秋ごろ。


私には原因がわからなかった。

具体的なことは言えないけど例えるならば

地図に右に進めと書いてあるから
それどおりにお客様をご案内しただけだった。


上司は私の判断や案内に改善点はあるかもしれないが、間違いはないと言った。
決して理不尽な責め方もされることなく守ってくれた。


だけど。思いのほか心の傷は深くて。

それ以来、お客様の目を見れなくなった。
キャリーケースの音が近づいてくることが怖くなった。


新入社員の頃から、今までも必死に勉強をしてきた。

お客様の要望と厳しい規定の中で折り合いをつけて
スピード感を持って業務をこなしていく。

苦手だってことは、入社前からわかっていた。
それでもこの場所で働きたくて必死に目指して
働く権利を勝ち取った。

でも
現実は厳しかった。


周りにいる同僚はみんな優秀で、
現実を生きている。

正直、私がトラウマとして抱えているエピソードなんて
日常茶飯事で。トラウマとして悩みを話しても、
それも経験のひとつ!で終わる。


苦しい。


『この仕事は楽しい?』

そう問われたら、きっと何も言葉は発せなくなって
涙を流してしまいそうだ。


離れることが最善。答えは出ているのに。

この職業は大好きだ、でも向いていない。

グランドスタッフという、肩書きに1番固執していて
自分の価値はそれしかなくて。

職業なんて自分のアイデンティティーにならないのに
失うのが怖くて。

空港が大好き、飛行機も大好き、
離れたくない。


いっそのこと、嫌いになってしまいたい。

正直な気持ちを書いていて、我が儘だなと思う。
社会人ってそんなに甘くない。
好きでいようが嫌いでいようが、生きていくために働く。

今の私は生きていくために働けていない。
夢の空間に甘えているだけなんだ。そう思う。

いいかげん、現実をみて
一歩前に進みたい。

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