ヒロスエール
広末涼子が不倫で謝罪。
ランチ時、渋谷のレストランで水茄子やラディッシュがてんこ盛りになった野菜サラダを頬張りながらニュースを読んだ。
実にバカバカしい。
謝るべきは自分と相手の家族だけでいい。
誰だあんな謝罪文を広末に書かせたやつは。
文春にリークされた広末の手紙の内容だって気が触れているとしか思えないが、だいたい恋をしたらキモくなるんだよ。
キモいね しゃあないね
と峯田も「骨」で歌っているだろう。
「報道の真偽は把握できていないが、『本麒麟』の商品価値を伝えられない」
CMを打ち切ったキリンホールディングス広報は、そうマスコミに説明したそうだ。
やかましいわ。
キリンホールディングスが20代の若手経営陣で組織するスタートアップなら分かる。
違うだろ。
広末が恋に奔放で、世の常識に当てはまらないお騒がせな女優であることなら、1980年代以前に生まれた人間なら誰でも知っていることだ。
早稲田大に入学したけど欠席続きで結局退学したことやら、タクシー無賃乗車事件やら枚挙にいとまがない。でも、それが魅力なんだよ。
騒ぎが起こることを覚悟して依頼しとけや。何が商品価値を云々だ。とぼけるんじゃないよ。
STORY編集部にも腹が立つ。広末のエッセイの連載を休止しおって。広末を招いたイベントを企画して、特集ページも組んでただろ。
5月号。ヴィトゲンシュタインの本を読んだりしてる時点でもう変になってたんだよ。(ヴィトゲンシュタインゼミで学んだ)
事務所も広末がヴィトゲンシュタインの本を読んでる時点で異変に気付け!
メディア業界、おっさん天国だから、ここぞとばかりに広末を叩いて本当に腹が立つ。
三兄弟のママで女優と持ち上げてきて、そのイメージを利用して金を稼いできた奴らが手のひら返しの対応をしていることにも腹が立つ。
もう鳥羽のことは忘れてしまえよ
と、サングラスをかけてバンダナを巻いてギター片手に広末の肩を抱きたいよ私は。
先週末の読売新聞。
広末の不倫騒動を題材に?!と思いきや、トランプ問題に転じた。
冷静に考えると、天下の読売新聞が広末の不倫騒動を一面コラムで論じるわけがないのだった。
ちょうど4年前の6月、高知に出張に行った。
高知駅で、べろべろの神様なるキャラクターが出迎えてくれた。
人生これぐらいでいいのだ。
80年代生まれの同世代として、東京の片隅から広末にエールを送る。ガンバレ、ヒロスエ。