#11 私立小学校の志望校選びについて

小学校受験（小受）は中学校受験のように、基本的に偏差値で順位を測ることはできません。
また、よく、小学校受験の高倍率ランキングをネットや紙媒体で見かけますが、必ずしも高倍率校=人気校ではありませんし、出願倍率=実質倍率（実際に受験した倍率）でもありません。

志望校を選ぶ際に、当然にその志望校の倍率も判断基準の一つになろうかと思いますが、そういった見かけの数字に惑わされず、どのように志望校を選別していけばよいのでしょうか。そしていつ頃までに大体の志望校を選べばよいのでしょうか（学校によっては考査の日を志願者が選択できる学校もございます）。それらも含めてお答えしたいと思います。

ちなみに我が家では、比較的早くに第一志望の小学校を決定したものの、我が家のパパ様は頑固一徹者で、また生来の勝負師（？）の血が騒ぐのか、第一志望以外の小学校を受験するのはまかりならん！第一志望を目指すにあたり他の学校の情報は雑念となる！と、古き時代からタイムスリップした武士のようなことを当初言い出しておりました。はぁ・・。一方で、パパ様自身、小学校受験にとても協力的で、小学校見学等の小学校受験の行事には、当然のように一緒についてきてくれていたので、第一志望の小学校を含むいくつかの小学校の良い所等を学ぶ中で、パパ様も納得して第2志望校、第3志望校と幅を広げていくことに賛同してもらいました。少し話は逸れてしまいましたが、我が家では、小学校受験において、どんな些細なことでも夫婦で会話し進めていましたし、小学校受験を通じて、夫婦の絆はより強固なものになったと思っています。小学校受験を進めるにあたり、色々な家庭の在り方・状況があると思いますので、通り一辺倒のことを申し上げるのは失礼と知りつつも、我が家においては、志望校選びも含めてお受験を夫婦で力を合わせたからこそ、乗り越えられたと思っておりますし、家族にとってより良い機会に繋がっていったものと思います。

【1】なぜ高倍率になるのか

まず、小学校受験において、一部の小学校が高倍率となる仕組みは以下の通りと理解しております。