癌を思う。

なんかメルヘン?非科学?抽象的?眉唾?
な、ハナシなんですが…

癌になりましてね。
「攻撃してやる!」
「切除」
「やっつける」
「負けない」
と、勇ましいこと言ってますが…
ふと気づくと、下半身、特にヘソの下辺りに手を当ててるんです。

がん細胞も、元は俺の細胞。
今までずっと悲鳴をあげ、助けを求めてたんですよね。
血を出したり、腹痛を起こしたり…

それを「気のせいだろう」「ま、そのうち治るだろう」「病院?ないない」
と、見てみぬふり。

「あーそーかい!お前がそういうつもりなら、グレてやんぞ!」
と、ポリープが癌化。
そこまでしてんのに、主(おれ)は、まだ気づかぬふり、勘違いだろう…と細胞の声を無視。

「あーそーか!そーなんだ!」
と、癌化した俺の細胞、ぐんぐん成長し、腸を塞ぐまでに成長…

癌化した細胞のグレた行動に困り果て、主もいよいよ病院へ。

「今更なんだよ!さんざん無視しといてよ!」

それが今。

結果は全部、自分の不注意、不摂生が招いたこと。

攻撃して小さくして切除されるのも…
元は俺のために働いてくれてた、俺の細胞だったんだ…と、思うようになりました。

ごめんよ、せっかく教えてくれてたのに。
早く何とかしてたら、まだ悪さする前、ポリープの時に助けられたのに。

そう、下半身に手を当ててます。

その思いが通じず、癌化した細胞が主を赦さず、グレ続けたら、手術不可能、延命治療になります。
寿命を全うすることなく、この世を去ることに。

その結果もまた、自分が招いたこと。

まだ…手術可能か不可能か、半々。

おっかねーです。
でも今は、癌化した俺の細胞をなだめ、治療して行くしかないです。

晴れて手術可能になり、癌化した細胞を取り除くことが出来ても、その後の経過観察が続きます。
小さな細胞の、小さな声を無視することなく、異変を感じたら、すぐ病院。

大切です。

これを読んでくれてる人たちに、少しでも…
異変を感じたら診察した方がいいんだな…と感じてくれること、切に願います。

癌になり、健康を失い、自信を失い…
時間を失い、お金を失い…
人生で、大切なものを、多数失いました。

そんな思いする人、ひとりでも減ればいいな。

あ、でもね。
失ってばかりじゃ、ないよ。
(おかーちゃんを主に)たくさんの優しさや、色々な人たちの助けや励まし、ありました。

後悔と反省と絶望、感謝と希望。

感情のるつぼに撹拌されてる忙しい毎日です(笑)

明日も元気に起きよう!
元気に過ごして、癌化した細胞にも、声をかけよう!
小さくなってね。
おとなしくなってね、と。

なんか、しっちゃかめっちゃかな文章🤣

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