イトミミズの独り言(溺愛アルファ編)

はいどうも、夕凪です。
今回はちょっとこちらの作品について語らせていただきたいと思います。

はい、これですね。
この作品は書いている途中でなんだか色々なことが起こり、途中で中断したりだなんだとありましたが、この度無事に完結することができました。

というわけで、この作品のメイキングというか、苦労した場面をちょっと語らせていただきたいと思います。

小説を書いていると、『キャラが勝手に動く』という現象が起こります。
これは文字書きさんなら大体の方が経験していることじゃないかなと思います。
不思議なことに、キャラは勝手に動きます。
なので私は、キャラの行動をそのまま文章に書く、という作業を行っております。

でもたまに、私の行ってほしい方向と逆の方向へ行こうとする場合があります。
なぜでしょうね。私のキャラなのに私の思い通りに動かないなんて!

この『溺愛アルファ~』の場合は、とある場面でそれが如実に表れました。
そうです。
濡れ場です!!

オメガバースのハイライトって、濡れ場じゃないですか?
発情したオメガちゃんを全力で可愛がるアルファが皆見たいわけじゃないですか!(私は見たい!!)
それなのに!!
私の攻めは鉄の理性で!!
濡れ場の最中に何度も抑制剤飲みに行こうとしやがったんですよ!!!

いやそこで抑制剤飲まれたら、せっかくのいい雰囲気が台無しやないか!
早まるな! せめてもうちょっとオメガちゃんを可愛がってからにしてくれ!!

私は何度も彼を説得し、抑制剤を飲みに行こうとするアルファを止めて、もうちょっとお触りしてくれ、もうちょっとイチャついてくれ、と念じながらなんとかかんとかオメガちゃんがドピュっとするとこまで辿り着きました。

しかしここでオメガちゃんまであまりのピュアさを振りかざして、うぇぇって泣き出すし、あまりにも性知識が乏しすぎてうっかり人体の授業が始まりそうになるし、せっかくキラキラした外見の二人にしたのに、肝心の濡れ場が全然色っぽくならなくて、マジで何回か頭抱えましたね

結論としては、この二人でお色気担当は無理だ、と諦めました(笑)

せっかくのオメガバースなのに!!
濡れ場にこんなに苦戦するなんて!!

というわけで、お色気担当は次回主役になる予定の二人に譲り、今回の二人は気が済むまでひたすらイチャイチャさせてやることにしました。

色々、このシーンはこうこうこういう理由でこうなんだよ、みたいな補足説明とかしたい場面もあるんですが(作品内で伝えきれてないポンコツ)、やりだすとキリがないので、またいずれ(いつや)。


投稿サイトさんで公開するたびに思うのですが、世の中にはBL作品もオメガバース作品もたくさんたくさんあって、Twitterとかでは右見ても左向いても「商業デビューしました」って作家さんばかりで(してない人居ないんじゃない?って思うぐらいみんなしてる)、そんな凄いひとたちもバンバン投稿してるのに、よく私の作品見つけてくれたな、って毎回とっても不思議です。

しかも見つけてくれただけじゃなく、作品を応援してくれて、完結まで見届けてくれて、マジで神様かな。ほんとにありがとうございます。

次の目標は、『溺愛アルファの完璧なる巣作り』で紙の本を作って、10月の秋庭に持っていくことです!
前回の泥舟の文庫本作ったときに一緒に作った無料配布本もまだ残ってるので、それも秋庭で配らせていただきます~。
あと、予約者特典とかそういうのもできたらいいなぁと考えておりますので、ちゃんと本が出せる目途が立って、諸々が決まったら改めてお知らせさせていただきますね!

それでは次なる『溺愛~』でお目にかかれることを祈って!

感謝を込めて。
夕凪より。

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