05_熟練の手仕事が生み出す精巧さ / FINE VULCANIZED
※この記事は「ムーンスター 2023秋冬 at うなぎの寝床 旧寺崎邸」に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
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ムーンスターの「FINE VULCANIZED」シリーズは、国内でもごくわずかの工場でした生産することができない「ヴァルカナイズ製法」でつくるシューズだ。
多くの時間と手間を要するが、熟練の手仕事でしか生み出せない精巧で美しい作りの良さが魅力。この製法から生み出される靴は、ソールがしなやかで柔らかく、丈夫で壊れにくい、美しいシルエットが保てるといった特徴がある。
ヴァルカナイズ製法とは?
ヴァルカナイズ製法は、靴のパーツを全部貼り合わせてたものに熱と圧力を加え、ゴムに含まれる硫黄分を化学変化させて靴全体を接着する製法だ。日本語では「加硫製法」とも呼ばれている。
熟練の手作業を要する
ムーンスターの代表的な製法
靴のパーツ一つ一つを切り抜き、組み立て、貼り合わせるなど、工程のほとんどが手作業で、ひとつの靴が出来るまでに多くの職人の手を渡っていきます。工程中のゴムは生ゴムの状態。切れやすくて、伸びやすく、扱いずらさもあるため、熟練の技術とノウハウが必要となります。
まるで”器"を焼くように
窯入れして出来上がる一足
多くの工程を経て組み立てられた靴は、最後に「加硫缶」と呼ばれる窯に「窯入れ」され「加硫」の工程へ。120℃の窯で約1時間ほど熱と圧力を加えることでゴムに混ぜられた硫黄分が化学変化を起こし、しなやかで丈夫なゴムになり靴が出来上がる。時間と手間を要するので量産は難しい製法で、国内でもごく僅かな工場でしか生産できない。
「焼き物」のように窯入れされることから「SHOES LIKE POTTERY(焼き物みたいな靴)」とも表現されている。
ヴァルカナイズ製法のシューズの特徴
・ソールがしなやかで柔らかく、丈夫
・耐久性がある
・美しいシルエットが保てる
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ヴァルカナイズ製法でつくるシューズたち
精巧で美しく、しなやかな履き心地
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22cm-29cm(1cm刻み)
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