今日思ったこと
奇抜な格好のインフルエンサーがアンチコメントを受けた際に、好きな格好をしてるだけだから気にしないで文句言わないでと主張するケースがある。しかし、好きな格好をすることと誹謗中傷の是非は別問題ではないだろうか。
どんな物体も各個人の視野に入ればその人の見る世界の一つになる。それは人の見た目、格好も例外ではない。世界に不快な要素があれば不愉快になる。それをその不快な見た目の存在そのものに訴えかけるのか、その部分を見ないようにするのかは各々の自由にされている。また、"正しい倫理観"は十人十色である。自分にとっての正しさ、理想を良かれと思って勧めて広げようとする人間が世にいる限り、彼らにとって不正解な存在への圧迫、批判はなくならない。
好きな格好をするのは確かに自由だ。どんなに美しくとも醜くとも派手でも地味でも生きる権利はあるし法を侵しているわけでもない。しかし、他人がどう思うかも他人の自由だ。法で認められない程の表現を用いて尊厳を傷つけるコメントを送る人は、もちろん法で罰される必要がある。多数の人間の目に留まる行動をしている時点で、このような反応が返ってくる可能性も覚悟しておいた方がよさそうだ。