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バンコクのディープスポット探索!クロントイスラムと市場の真実
クレイジーな旅行がしたい...!
というものの命に関わるようなことはなるべく控えたい(チキン)
あまり観光客が訪れなさそうなディープスポットなどそういったところに行ってみたいのだ。
せっかく1泊2日の弾丸旅行でバンコクに行くのだからギッチギチに予定詰め込んで充実させたいよね。そんなわけでバンコクについて調べてみた。
すると数ある情報の中から気になる情報を得た。
クロントイ市場
クロントイスラム
どうやらバンコクにもスラム街があるようだ。
スラム街は、急速な都市化、経済的格差、政府の管理不足、住宅供給不足、自然災害や紛争、不法占拠などが原因で形成される。
これらの要因が重なり、低所得者層が安価で不十分な住居に住むことを余儀なくされるため、スラム街が発展するらしい。
うん、是非見てみたい。
ただ茶化しとして行くのではなく、貧困や不平等の現実を理解し、共感力や社会的意識を高め、教育的な学びを得ること。
そして住民の創意工夫にインスピレーションを受けるために、このクロントイスラムに行きたいのだ。
当然ながら安全と地域の尊重を心してね。
そんなわけで早速バンコクへ!!!
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いや思ってたより発展してるな。
最高の幕開けや。
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タイって発展途上国だから正直こんなに栄えているとは思っていなかった。
ホテルにチェックインをし昼飯を食べ早速バイタクで目的地へ向かう!
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降りる際に
「気を付けてね~笑 まじで危ないから笑」
みたいなニュアンスで言われた。
「まじ?この辺りそんなに危険なの?」と伝えると、
「いえ~す!笑」
なんやねんそれ...
というものの怖気付くことはなく不思議とワクワク感でいっぱいだった。
なんだこのニオイは!?
なんかすげー不思議なニオイ。
ニオイってどうしても文字で表現するのが難しいんだけど、
生魚のにおい、腐敗した果実、生肉を混ぜたニオイといえばいいのだろうか。
『清潔な日本では感じられない、生きている場所のニオイ。』
あーあれだ、重慶大廈(チョンキンマンション)の1階だ。https://skyticket.jp/guide/339188/
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香港の尖沙咀駅(チムサーチョイ)から徒歩数分のとこにある悪の巣窟と言われているところのニオイに近しい。
重慶大廈についてはどこか気が向いたらブログ書きましょうかね。
だんだん歩いているとニオイには慣れてきて余裕をもって周りを見ることが出来るようになってくる。
臓物系が陳列されているんだけど結構グロテスクやな。
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カエルがひっくりかえっている。
結構高い。
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中間まで行くとテントが赤色になっており、周囲が赤色に包まれる。
なんか異様やな。おそらく血の色を紛らわすためだと思うけど...
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包丁を研ぐ音が響き渡る。
スプラッター映画かいな。
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豚の顔が陳列されている。
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クロントイ市場は、バンコク最大級の卸売市場で、あらゆる食材が並ぶ。中でも豚の頭部は、タイ料理において重要な食材のひとつ。豚の耳や頬肉は、ムーピン(豚の串焼き)やサラダとして親しまれている。これらは日本人にはなじみのない食材かもしれないが、地域の文化を感じられる瞬間だ。
市場を抜けて
危ないよと言われてた割には思ったほど危険な目には合わなかった。
これは堂々と歩いてたからなのか、それともタイ語で警告されてたにも関わらず、気づかなかったからなのか。
まぁどっちでもないでしょう。
運やな、運。
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もう少しスリルを求めて、スラム街のほうへ向かう。
明確なスラム街の入り口っていうのがあるわけじゃなく、
高架下、線路沿いを辿るとたどり着く。
※クロントイ市場から徒歩20分ぐらいだったかな
本当にこんなところ踏み込んで大丈夫なの??
ちょくちょくライダーがこの高架下の中へ進んでいるんだけど、
本当に入っていいの???
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結構こわい...笑
躊躇しちゃうもんだな。
電話してるふりをしながら周りを見て様子を伺ったりして見る。
よし大丈夫だ
スピードを落とさず同じ速度で歩き続ける。
奥へ進んでいくと、集落が見えてくる。
異様な雰囲気だが、危険な様子はあまり感じられない。
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目を合わせずに、
私はここの関係者だ。この場所には慣れている。
何にも怖くない。
割とこの精神で進んでいくと声をかけられることはない。
怖いのは人間?それとも...
スラム街に足を踏み入れた瞬間、背筋が少し冷たくなるのを感じた。
周りを見渡すと、住民は日常の生活を淡々とこなしている。
怖いのは人間よりも、自分の中にある偏見かもしれない。
個人的なスラム街に対する偏見だけれども、
スラム街は犯罪や麻薬といった黒い噂など後を絶たないと思う。
スラム街が麻薬の温床になる理由は、貧困や経済的困窮、社会的排除や教育不足、治安や法の弱さ、麻薬組織の影響力、そして心理的ストレスや逃避が要因。これらが複合的に作用し、麻薬取引や使用が広がりやすい環境が整ってしまうと思われる。
だから薬物中毒者や犯罪者との関わることが無いように細心の注意が必要になる。
でね、スラム街ではもう一つ注意しなきゃならないことがあってさ。
野犬なんだよね。
注意しなきゃいけない理由は、攻撃的になる可能性があること、狂犬病などの病気を持つリスク、食べ物や縄張りを守るための攻撃性、社会性の欠如、集団での攻撃行動、そして不安定な心理状態だから。
嚙まれたら生命の終わりに直結する可能性が極めて高い。
進んでいくと
野犬2匹が待ち受けている。
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刺激しないように素通りをして避ける。
あれ?こんなもんか
全く怖くねぇや
するともう一匹野犬が現れる。
野犬の写真を撮ろうとするといきなり俊敏な動きを見せた。
これはかなりビックリした。
恐らく自分の足音にビックリしたんだろうけど、かなり恐れている。
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こんなにも表情に出るものなのか。
悪者のような表情ではなく、何かに恐れており寂しそうな表情が脳裏に焼き付く。
スラム街の犬が寂しそうに見えるのは、栄養不足や病気、孤独感、ストレスが主な原因か。
飼い主がいないことが多く、十分なケアを受けられず、精神的にも身体的にも苦しいはず。
騒音や危険な環境で常に不安や緊張を感じており、また虐待や無視を受けることもあり、感情的に傷ついている。
これらの理由で、寂しそうな表情をしているのかなと思うと言葉に詰まる。
線路の中を歩む
恐る恐る線路の中へ
日本だと線路の中へ立ち入るのは鉄道営業法に反する。
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ただタイだとフリーダムである。
※事前に調べたけど結局分からず。
当然だが、線路の中を初めて歩いた。
なんという背徳感。
しかしものすごく歩きにくい。
敷かれている石の上ではなくレールの上を歩くのが楽だろう。
線路の中を歩いてみてどう感じたか
自分らの住処にどこぞの馬の骨か分からない人物が侵入してくるのは誰だっていやだろう。猟奇的な視線を向けられるのは覚悟していたが、一切そんなものを感じなかった。
ただのスリルだけではなく、タイの現実に触れることで得られる学びが大きい。
いつものように遊んで、食べて、寝る。
ルーティンをこなしているような生活をしていた。
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薬物中毒者がいたかと聞かれると自分が訪問した時は恐らくいなかったが、
YouTubeなどを見ると使用しているシーンが映っていたりするので、次回訪問する際は気を緩まずに用心することが大切だろう。
ちなみにだが今回は時間の関係で線路、レール上しか歩んでいいないが、細路地に入ることも可能。そちらはかなり入り組んでいて死角が多い。
ニオイも特段気にならなかったかな。
普通に柔軟剤のニオイがしたし不潔な感じはあまり感じられなかった。
上裸のおばあちゃんが出てきてビックリしたぐらい
クロントイスラムの中で、人々が日々を生きる姿を見たとき、私たちの暮らしとは異なる現実がそこにあった。
でも、どこか共通する部分も感じた。
背徳感の中で感じたワクワクは、異文化を体験することで初めて味わえるもの。次はさらにディープな場所に足を踏み入れてみたいと思う。
これが海外旅行の醍醐味といっても過言ではない
動画にまとめてあるので良ければどうぞ!