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1月19日

部活の追い出しコンパをした。みんなで伊豆まで行き巨大エアビーを借りて一泊するのだ。行きの車ごとに観光をしながらエアビーで合流する形をとった。

我々は、熱海で人気の海鮮屋で並んでいたら時間がなくなってしまい、観光する時間が無くなってしまった。

天気がわるい
無免なので飲み放題

マネージャーの後輩はテディベアミュージアムとかいう場所に行きたかったらしいが、私の独断と圧力によって行き先を伊豆極楽苑とした。かなりドン引きされた。というか嫌われた気がする。ハッピーセットのおもちゃで説得できた。(は?)

極楽苑とは、死後の世界をバーチャル体験できる、いわば「地獄」を再現した博物館のような場所である。別館に秘宝館という展示場もあり、ここではR18の展示を行っている。私は非常に楽しみにしていた。ところが、到着するとすでに閉館していた。なんと週3で16時までしかやっていないのだ。ほとんど閉まってるやんけ。

私たちが到着した時点で16時半であり、またエアビーの集合時間が17時であるため、しぶしぶ外で写真を撮って撤収することにした。

実は結構テレビの取材とか来てる
世界中から観光客が来るディープなスポットらしい
大迫力

ところが、私たちが駐車場でたむろしていたところ、たまたま極楽苑スタッフのオジが中から出てきて遭遇した。「よかったら入ってどうぞ。」その一言に私たちは震え上がった。営業時間を過ぎているのに、こんな茶化しにきたも同然なカス大学生をわざわざ入れてくれるなんて。やっぱりヘル界隈の奴らは器が違う。

地獄に行きたいけど、そうすれば遅刻して地獄を見ることになってしまう。でも地獄は行きたい。あれ?じゃあ大丈夫やん。という理論で私たちは地獄に行くことに決めた。ただ、これ以上後輩マネージャーに嫌われたくないので秘宝館の存在はもみ消した。秘宝館の看板の前でどうにかして話題を逸らした。

入場料を払い中に通されると、死後の世界について解説を受けた。ふざけた施設に思えるかも知れないが、源信の「往生要集」といった文献に基づいて忠実に再現された結構真面目なテーマパークなのだ。

その割にB級クオリティなのが最高すぎる。

死んだらまず山を越えて三途の川を目指すらしい。その山がこの階段らしい。なめてんのか。(すみません)

以下、閲覧注意

地獄の解像度だけ異常に高い
前世で悪いことするからこうなるんですね
カイドウ

しばらく進むと、ついにボス・閻魔大王に遭遇

ここで審判を受けることになった
むむ、これは
○○(幹事)へ 遅刻してごめんなさい
○○一同
ごめんご



飲み会はめっちゃ楽しかった。余興では同期でダンスをした。fruits zipperの曲を同期で踊ることになっていたが、私は振り付けを覚えられずサビで混乱してしまったので、センターで勝手にINZMを踊った。ややウケだった。この日のために彼女に服を借りて衣装まで用意したのに情けない。

他にも後輩たちがコントや漫才をした。本当に彼らが入部してからこの部活はまるっきり変わってしまった。飲みは激しくなり、余興への力の注ぎ方もおかしくなっている。いいぞ、もっとやれ。

暴飲暴食を重ね、最高の宴となった。

気づけば少しずつ人がどこかへ消えていき、最後は若干名が残った。そこでは決勝戦と称し後輩たちと最後の決戦を行ったが、何度倒れても無限に復活するゾンビに私たちは苦戦し、勝敗はドローとなった。

試合後、ノーサイドということで私たちは秘密を教え合った。これを誰かに教えてしまうと頭の形が変わるくらいボコボコにされ、あんなことやこんなことをされてしまうので、絶対誰にも言えない。そう、夜空の星々に誓って。

今回は、伊ナ豆マの踊り子がお届けしました。では、ごきげんよう。

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