Leo/needの話をさせてくれ


酷い頭痛がして、目が覚めた。見回すと周りは暗闇で、手足も縛られている。

そうだ。確か俺は何者かに連れ去られたのだ。少しずつ記憶が戻ってきた。仕事からの帰り道、謎の覆面の男に捕まった。

頭を殴られたみたいだが、大きな外傷は無い。しかし身動きが取れない。どうしたものかと考えていると、目の前のドアが開き、一人の男が入ってきた。例の覆面だ。

「目が覚めたみたいだな」

「お前、何者だ?」

「そんなことはどうでもいい。お前には知っていることを全て話してもらう」

「知っていること?一体、何の話だ?」

「とぼけるんじゃねえ!」

男は声を荒らげた。刺激するとまずい。とにかくここは要求を聞かなくては……

「レオニードについて……だ」

「なに?」

レオニード……確かにこいつは今そう言った。

「どこでその名前を……」

「そんなことはどうだっていい。やはり知ってるんだな。レオニードのことを……全て話してもらうぞ」

「……そんな簡単に話せることじゃない」

「ふん……娘がどうなってもいいのか?」

「なっ……お前、まさか娘を!」

「素直にレオニードについて話せば、お前も娘も解放してやる」

「分かった……話すから、娘には手を出すな!」

「当たり前だ。俺たちはレオニードについて知りたいだけだからな」

こいつの言い分は本当らしい。俺はゆっくりとレオニードについて話し始めた。


まず、Leo/needとはプロジェクトセカイカラフルステージに登場するユニットの一つで、宮益女子学園に通う4人組女子高生バンドです。

メンバーはギター担当の星乃一歌、ベース担当の日野森志歩、ドラム担当の望月穂波、キーボード担当の天馬咲希の四人。

幼い頃四人でしし座流星群を見た思い出があり、メンバーそれぞれ名前に空が関係する文字が入っています。Leo/needの名前の由来も、しし座流星群の別名から取られたものです。

幼い頃は仲良しだった四人なのですが、咲希の入院を境に、志歩や穂波は中学で人間関係のトラブルにより浮くようになってしまい、一歌とも距離を取るようになってしまいます。

高校に進学してからも三人の距離は広がったままでしたが、咲希の退院により、また一歌にも四人で一緒にいたいという気持ちが芽生えてきます。そしてミクやルカの助言により、また彼女たちは一緒にいられるようになるのです。

一歌は幼い頃は考え無しに行動する性格であったと志歩や咲希に言われています。ストーリー序盤では、志歩や穂波が自分と距離を取ったことの理由が分からず、戸惑っていました。しかし咲希に背中を押してもらい、本当の想いを見つけることが出来ました。


「おい!」

突然、男が大声を出した。

「なんだ、素直に話しているだろ」

「ああ、確かにな。だがそういうんじゃない。もっとお前がどう感じたかを話してくれ!」

男は興奮しているのか、覆面を外して床に叩きつけた。

「わ、分かった……」


一歌ちゃんの良いところは常に自信が無さげなところが逆に好きです。本人もみんなは良いところがいっぱいあるけど私には……みたいに思っていて、でも三人にとって一歌ちゃんもかけがえのない存在であり、リーダーなんです。喋ってる時は細めの声な感じだけど、歌うときは力強い声になるのがギャップ。表情もいつもの自信の無さが嘘みたいに堂々としてて……特にロキのMVの一歌はやばい。

志歩ちゃんは自分にも他人にも厳しい性格で、でも優しさもちゃんとあって、穂波ちゃんや咲希ちゃんにきつい言い方をしてしまったことを反省してるところがいい子だなって思います。

穂波ちゃんはマジでいい子の塊、化身みたいで最高。えむちゃんと同じクラスで二人で会話してるとこの世の嫌なことが全てどうでもよくなる。とにかく誰に対しても優しくて、そしてその優しさ故に悩むこともあって、イベントで本当の優しさに気づいて、偉い!!!!!

咲希ちゃんはレオニの太陽。司くんの妹だけあって人を引っ張るのが上手い。多分本人にその気がないとこも素晴らしい。あとめちゃくちゃ声がかわいい。ぴょんぴょんしてる感じ。


「なるほど……」

「これで満足か?」

「いや、まだだ」

「もうこれ以上話すことなど無い!」

「……何を歌ってほしい」

「……何だって?」

「今後追加される曲で、レオニに何を歌ってほしい?」

「そ、そんなこと……」

「答えられないのか?ならば……」

「わ、分かった……」



ブラックロックシューター

天ノ弱

サマータイムレコード

blackboard

アカツキアライヴァル

辺りを……やってほしい。ちょっと話し逸れるんですけど、レオニのセカイのルカミク、確実に付き合ってる。


「……これでいいか?」

「ああ、いいだろう」

男は俺を解放すると、ご丁寧に車まで出して家まで送り届けた。そして俺が降りるとき、小さく「次のイベント、不安だ……」と呟いた。

「俺もだ」

そう答え、俺は車を降りた。

志歩……恐らく、さすがにレオニに残るとは思うけど、多分他の三人は志歩のことを思ってそっちに行った方がいいのかもしれないとか思いそう。それで志歩が本当に四人でいたいと思えるようになるんじゃないかな。そうだといいな。




いいなと思ったら応援しよう!