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母のようになろうとしていた、私の求めるところはそこじゃないのに。

私らしい生き方に気付かせてくれた母へ

ー100人に感謝を伝えたい⑭


女性としての生き方を考えたときに
見本となっているのは、誰ですか?

私は母親でした。

生まれてから今まで一番近くにいた大人ーーー両親。
私は無意識にその二人が、生きていく上での手本だと
思い込んでいました。

なので、
母のように生きていくのが ”正解” だと
ずっと思っていて

それが私には ”不正解” だったと
気づいたのは、つい去年のこと。


私は、母のような女性を目指してました。
料理ができて
子供が好きで
お父さんのために尽くして
家族のために尽くして
素直じゃなくて
口うるさくて

いいところも、悪いところも
母のようになれば 幸せになれると思ってた。
だって、そんな母は幸せそうだったから。

父のような人を見つけて結婚すれば
私は母のように幸せになれると。

でも、うまくいきませんでした。

それは自分に努力が足りないせいだと思ったので
だからもっと頑張りました。
料理ももっと勉強して、うまくなって
男性に対しても理解がある女を目指しました。

それでも、だめでした。

つまりこの状態です。


そして、おおきな違いに気付いたんです。
私は、母ではないと。

母の生き方は、母の生き方であり、
私の生き方の ”正解” ではなかった。


本当は、料理もあまり好きじゃないし
本当は、自分で仕事をしていたいし
本当は、子供もあまり好きじゃないし
本当は、他人よりも自分を大切にしたいし

本当は、本当は、、
そんな気持ちが次から次へと溢れてきて

私が、本当にしたい生き方は、
母とは正反対だった。

もし母が
私がしたい生き方をしていたら
私は同じように目指したと思います。

でも、それはそれで
”こういうふうに生きるのが当たり前”
と思うだろうし、
ここまで大切にしたい気持ちには
なっていなかった。


もともと持っている感情よりも
あとで自分で気づいた感情のほうが
大切にしたい気持ちが強い。

そんな気づきももらえました。


母が、私の憧れとなるような
そんな生き方をしてくれていたこと。
ついわたしが目指してしまうような
生き方だったからこそ

私は目指して、挫折して、気づくことができました。

本当にありがとう。
おかあさんが私のおかあさんで本当に良かったと
心から思っています。


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