20240801 Eskişehir まち歩き 古物屋さんで掘り出し物(物理)
晴れ 真昼は32℃くらい。影は涼しい。
今日はまち歩きの日。
宿からトラムの駅まで歩き始めたら、道が一面マーケットになっていた。生鮮品がメインで野菜や果物を中心にお店が並んでいる。
日本では見たこと無いような種類のナスやオクラ、トウガラシ、桃などなど見ているだけで楽しい。そのお店の間をチャイ売りのおじさんが動き回っているのもまたトルコだなぁって感じ。
ここからトラムを二駅だけ乗ると街の中心部。川が流れていてトルコ人曰く「トルコのアムステルダムorベネツィア」らしい。確かにゴンドラも運行している。
大きい大学が2つあるらしく若者が多くて活気のある街で、たくさんお洋服屋さんやショッピングセンター、カフェが並んでいる。本屋も多くて中を覗くともちろんトルコ語の本ばかりだけど漫画もけっこう置いていた。そして本の値段がけっこうお安い。これは手に取りやすいな、という感じ…。
川沿いをうろうろと歩き回って、通りがかりの服屋に入ったらラインナップがすごく好みで、うっかり服を買ってしまった。日本では見ないような濃い柄。
手持ちの現金が減ってきたのでATMへ。もちろん営業中の店舗付属のところ。なんの問題もなく引き出せた。
お昼は地元の人がたくさん入っていたので銀行前のロカンタ(食堂)。レビューの写真をみせて、少ない量にしてください、と注文。キョフテーにご飯とか付いてるやつ。定食的でちょうど良く美味しい。
食べた後はスーパーやドラッグストアに寄ってみたりして再びトラムで宿の方へ戻る。
宿に戻る途中で古物屋さんに立ち寄った。全くおしゃれな感じではなく、入口周辺はいろんな机や椅子、箱とか古道具が積まれていて、ごちゃぁっとしているお店。お店の人にオヤのスカーフを見せつつこういうの探してて、とアピールすると、2階へ招かれる。
するとそこにはオヤのスカーフが山のようにあった…!ほんとに押入れの上下段ぜんぶ埋まるくらいの量。全く入口からは想像できない。
おじさんは、目の前のテーブルにどんどんオヤの入った紙袋を出してくれ、ゆっくり見たら良いと言ってくれたので、真剣にオヤの状態やヤズマの種類を何枚も何枚も何枚もチェックして、荷物をそんなに増やすわけにもいかないからすごく選んで…至福の時間を過ごす。
棚からも掘り出して矯めつ眇めつ。途中でおじさんがお水を入れてくれるくらい長い間吟味した。桑の実ジュースも薦めてくれた。
個人の趣味として、オヤはビーズのものよりも糸で編まれたもので、スカーフ自体は高級なシルクではなく、木綿のブロックプリント柄のやつが好き。
たくさん見るとだんだん違いも感じられるようになって、作った人のセンスがものすごく出るので、こちらの好みもけっこうはっきりしてくる。スカーフの柄とオヤのモチーフや色が揃っているものが好きだなぁ。
最終的に10枚に絞って、購入。10枚でこの値段でいいの!?と言う値段…ここに住みたい!とか言っておじさんたち(店の2階に4人も集まっていた)に微笑まれる。ヒジャブするならイスラム教になればいいじゃないか、とか気軽に言われる。
たくさん買ったのと勝手にちょっと金額を盛って払った(これらにはもっと価値がある!とか言って100リラ追加した)のでおまけとして銅のチャイカップもくれた。
荷物をいっぱい持って宿へ帰って、ベッドに並べてニヤニヤしながら眺めるタイムを過ごす。
夜は近くのムード満点のカフェでトーストサンドを食べる。途中でネコが狙いに来て本気の攻防をしながら食べた。トルコだなぁ。
宿の部屋に戻っても近くのレストランからの生演奏が聞こえていい感じ。