20240807 Istanbul Kadıköy夕涼みさんぽ
晴れ お昼は28℃くらい
午前中はゆっくり荷物整理をして過ごす。
20年もののスーツケースのキャスターがなんとなく心許ない感じなので、近くにあるスーツケース修理のお店に行ってみることにする。中身も空にしたところだし。
徒歩で10分もないところ。
行くとたくさんのスーツケースを預かっているようで1時間くらいで変えられるらしいのでお願いしてみることにする。お値段は4つで2500円くらい。物価は高いのにこういうのは全然日本より安い。
その間にお昼のためにカフェへ。動いてもないしそんなにお腹も減ってないのでホットサンド的なものを頼む。あとはリモナタ。トルコに来てからたくさん飲んでいる。お店毎に味も違うしさっぱりして美味しい。
意外にチーズがたっぷりで重めだったのでゆっくり食べてお会計をするときに、どこから?と聞かれたので日本、と言うとそこにいる彼もだよ、と近くにいた方を紹介された。せっかくの機会なのでおしゃべりさせてもらう。
青年はパリの音大に通っていて夏休みの間、ロシアで言語学の院生をしている中国女性とエジプトで出会ってトルコも一緒に旅しているそう。女性のほうも日本語が話せたので旅のこととか久しぶりに日本語をたくさん話した。
トルコ人の店主さんも混じってワイワイとおしゃべりして楽しかった。
すっかり1時間以上経ったのでお別れしてまたスーツケースを取りに戻る。キャスターはしっかり交換されていた。これで無事に旅を続けられると良いな〜
宿に戻って荷物を詰めて、ボヤッとしてたら家主さんから差し入れでトルコのサラダをいただく。お昼も食べたけど、一口食べたら美味しくて結局完食。
結局ゴロゴロしたりして18時前ころにやっと出発。初めてKadıköy側のトラムに乗る。ここのトラムは単線で時計回りのみ。けっこうな人混みの中、坂道をずんずん登っていく。たぶん一周しても30分くらいなんじゃないかな。海岸近くで降りる。
トラムの写真を撮るために近くに留まっていると散歩をしている親子に声をかけられてしばらく話す。
トルコ出身でいまはニューヨークの中華系企業でエンジニアをしている女性。娘さんは2歳とのこと。里帰りも兼ねてトルコに休暇にきたそう。実家はコンヤにあるらしい。トルコもすごいインフレだけどニューヨークは恐ろしい物価だよね、とか娘さんを見つつ在宅リモートだけどさすがに大変だから数時間だけナーサリーに預けるけどすごい高いのよ、でも助かるけどね、とか娘さんは英語しか話せないからこうやってトルコ語にも慣れるようにしてるの、とかトルコも移民が大変で、とかそういう世間話をしばし嗜む。一人旅は周りの人とたくさんか話せるのが楽しい。シャイな娘さんも最後にはバイバイしてくれてかわいかった。
そのまま海岸沿いの道を歩いてアジア側の一番端へ。
夕方の時間を過ごすために海岸の岩の上に何組もの人が腰掛けている。なんとなく鴨川河川敷を思い出す光景。
でもその間にはネコがうろうろ。カモメにはつれないけどネコには優しいイスタンブール民。ネコの写真を撮ろうとすると撫でて!とすぐ近づいてくるのでなかなか撮れないのもトルコらしい。
しばらく旧市街の向こうに日が傾いていくのを眺めつつ風に吹かれる。
また歩いてKadıköyの船着き場の方へ行くと、たくさんの人が夕陽を待っていた。太陽が落ちていくほどに対岸のモスクの影が濃くなって、青と赤と黄色のグラデーションに。ネコが引っ掻いたような細い月も見えた。
すっかり太陽が落ちてピンク色に空が染まると、だんだん人が流れていく。もう20時過ぎ。
そんなにお腹は減っていないので売店でホットドッグ(鶏肉のソーセージだと思う)を買ってベンチで食べる。
一息ついたのでゆっくり宿の方に戻り、いつものカフェで〆のデザート。とても気に入ったのでほぼ日参してしまった。小さいサイズの甘味があるのがすごくいい。
お水を買って宿に帰る。
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