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20240819 Zhabagly カザフの馬に乗って天山山脈をいく

晴れ 日向は25℃くらい

今日は念願のカザフスタンで馬に乗るデー。
お天気にも恵まれて爽やかな晴れ。風もあまり強くない。朝ごはんのあと宿のおじさんに車で送ってもらって、スタート地点に行くのかなぁと思ったら、向こうから馬に乗った二人連れがきて、道端で合流。ワイルドぉ…
踏み台とか当たり前に無いので、鐙に足をかけてえいやっと乗る。身体が柔らかくて良かったな。
馬に乗るのは好きで、日本でも年に1回か2回くらいだけど旅先で乗ることがある。でもそれは長くても1時間半くらい。今回は4時間以上の予定だからけっこうな挑戦になる。

今日乗るのは栗毛の馬。名前を教えてもらったけど覚えられなかった…

よろしく!

カザフスタンの馬はみんなぴっかぴか。
一緒に行くのはガイドさんと、どうやらその彼女さん。馬デートに混ぜてもらう感じ??
英語は微塵も通じないのとカザフ語ぜんぜんわかんないのと、電波もないので翻訳ソフトも使えずで、なるようになるさ状態…
でも馬はあたり前にしっかり調教してあるので、放っておいても基本的には前の馬を追いかけてくれるはず。

ゆるやかに登っていく

特に乗り方の指示はなどもなく11時頃スタート!砂利道のゆるい坂をゆっくり山の方へ登っていく。

どこから見てもすごい眺めが続く。自然保護区の中の未舗装路はアップダウンあり、小川あり、実のなる木もたくさんある。ところどころで馬が草を食べて止まろうとするので、うーんと手綱で引っ張ったり、方向を調整したり、歩くように促したりする。
だんだん慣れてくると馬上でスマホを弄る余裕も出てきた。後ろをみると山裾が広がって遥か向こうに平原になり霞んでいく。その間に蛇行しながらキラキラと流れる川が見える。

振り向いたらこんな風景

前を向くと険しい岩山が何層にも重なって、遠くの方に残雪を頂く頂上も見える。目の前の道は一体どこまで続いているのだろう。

進行方向険しい

しばらく行くと前から何頭も馬を連れた人とすれ違う。知り合いらしくしっかり挨拶をしていた。
道端にときどき鞍につけるクッションのような物が落ちてて、お兄さんはそれを毎回拾って拡張していた。しかも馬に乗ったまま拾えるのすごい。
1時間半ほど進んだ眺めの良いところで小休止。写真を撮ってくれたりお水を飲んだり。そしてまた進む。

13時を過ぎたくらいに道端の小さな家で馬から降りて、荷物を小屋におろして歩く。滝に行くとのこと。確かになんとなく水音がする。
歩いている途中に熊の足跡だよ、と示されたのが結構でかかった。

くまーーー! しかも結構最近通ったね?

急な坂を分け入ると、目の前に断崖絶壁…そして何段にも重なった白い滝が覗き込める。ほんとに高い。足がすくんでギリギリまでは絶対行けないし、もはや立てない…へっぴり腰で恐る恐る写真を撮った。

高低差すごー

二人はかなり攻めたところまで行って写真を撮っていた。すげーなー。
あとなんとなく思うんだけど標高高すぎて若干空気薄い気がする…すぐ息が切れてしまう。

その後はお昼ごはん!宿で用意してくれたランチボックスを食べる。おいしーなー。

揚げパンはお姉さんがくれた

ガイドさんが自分のお弁当のプロフから馬肉を分けてくれた。美味しい!
なんと言っても環境が最高。空気が美味しい。

しばらく休んで、もと来た道を帰る。
帰りは馬も私も疲れてるのと、下り道が多くててんやわんや…へとへとになりつつも1時間半乗る。日が傾いてきて行きとは違う景色で綺麗だった。

おーきーてーー!

16時半頃宿に直接馬で帰ってくる。腕も上がらないし足と腰がガクガクだし、内ももが千切れそうだけどすごく楽しかった!うまありがとう。

この日の夕食はほかにお客さんがおらず一人でのんびり食べる。

ペリメニおいしかった!

そして、夜になるとこの宿、天井裏に何者かが住んでる…部屋内にはぜんぜん侵入は無いんだけど、大層活動する音で深夜に起こされたので壁を引っ掻いたりして戦った…静かになったのでそのあと爆睡した。

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