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20240718 スターヴ教会と野外民俗博物館

Vang 晴れ 25℃くらい 日向は結構暑い

ここはValdresというエリアのVang i Valdres またはGrindaheimというところらしい。スターヴ教会を巡るのに、東西共にアクセスできそう、というのと値段的に折り合いがついたのでここに決めたけど、雰囲気も立地もとてもいいところだった。

朝起きたら窓からの眺めがすでにこれ

朝食付きの滞在だったので、もりもり食べてから、ドライブ開始。

まずはかなり離れたレインリのスターヴ教会へ。もはやベルゲンよりオスロのほうが近いくらいの場所。

レインリ教会は坂の上にある

小さな集落にある教会で、チケットは近くの商店みたいなところで高齢のご婦人から買う。この方はガイドも兼ねているらしく、いろいろ説明を受けた上でいざ教会へ。まずは周りをくるっと、お墓に入らないように気をつけつつ見学。この教会は周囲の飾りはなく、シンプルな様子。

その後、他の見学者の家族をつれて、ご婦人がいかつい鍵を使って教会を開けて中を見せてくれる。

すごく重い鍵。これは本物の方。実用はレプリカを使っているとのこと。
錠(右上)にはドラゴンや北欧神話の神、トールとオーディンが見える。片目が潰れているのがオーディン

扉の鍵のいろいろなモチーフの意味に始まり、いまも現役で使っている教会の様子なども細かく教えてくれたので、この後も教会を見ていく上でとても勉強になった。

教会内部。奥の張り出している中2階にあるのがオルガン。

最後、祭壇の上にあるオルガンを説明した流れで、ピアノ弾ける?って聞かれたので同行の友人をこの人は弾ける!と前に押し出したところ、じゃあそこから登って、と本当に教会のパイプオルガンを弾くことに…

自分も撮影係としてグラグラのはしごをよじ登り、逆側には別の見学者家族のお父さんがパイプに空気を送るためのスイッチ役として待機。そんな中、友人はテンパりながら初めてのパイプオルガン演奏を披露してくれた。
ちゃんとバッハの主よ人の望みの喜びよをひねり出していた。すごい。ルター派だしぴったり。
まさかこんな機会があるなんて、と感激してしまった。そして友人に感謝。

たっぷり1時間半ほど滞在してから、同じルートを戻りつつ途中のモールでお昼を食べて、次はValdres Folkemuseum(ヴァルドレス民俗博物館)へ。
行ってみると、江戸東京たてもの園みたいに近隣の古民家を移築して保存している博物館で、古民家の中でワークショップをやったり、民族音楽の実演をしてくれる。

移築された民家がたくさんある
中は昔の生活の様子が再現されている

こういうところが大好きなので、興奮しつつまずはすぐに始まるという民族音楽のデモンストレーションへ。地元の中学生くらいの若い子たちが楽器や歌、ダンスの説明をしてから実演してくれた。金属製の口琴やフィドルを演奏してくれたり、歌に合わせてダンスをしたりと大変興味深かった。

民俗衣装の裾の刺繍。これは見せてくれたおばあちゃんの更におばあちゃんが作ってくれたものだそう。

その後は古民家を次々覗いたり、ノルウェー式竹馬に乗ってみたり、民族衣装を作るおばあちゃんたちに色々教えてもらったりしてひとしきりみたあと、博物館の敷地の周りにあるトレイルを1時間くらいかけて散歩。

博物館の敷地は湖に突き出した半島部分なので周りは夏を楽しむノルウェーの皆さんが思い思いに過ごしていた。

途中、屋根に使うスレートを切り出す前の岩があって、これは確かに屋根にできそう…という感じ。

その後も羊を見たり、建物内の展示を見たりして結局17時過ぎまで滞在して、帰りがけにLomenのスターヴ教会を外観だけでも観るために立ち寄った。

トンガリ屋根の可愛い教会だった。

ホテルに戻り、この日は夕食をお願いしていたので、リッチな夕食を食べた。

美味しかったー


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