元に戻りたい

何も書きたいことなんてないのですが、夜が長く、薬もなく、ただじっとしているだけではとてもやり過ごしようがないので書きます。

横になっています。
意識のあることに耐えられないので極力眠って過ごせるよう努めますが、努力も虚しくすぐに目が覚めてしまいます。
起きて意識が働き始めると悪い想像が際限なく膨らんで、煙のように全身を包みます。
頭の中で鳴り止まない侮蔑と冷笑と糾弾の声。すべて聞き馴染んだ自分の声。
私は私にいじめられています。
だけどそれは、私がそうすると決めたのです。
いじめる私はいじめられる私が死ぬまでやめないだろうし、いじめられる私はいじめる私に殺されるまで抗わないでしょう。
誰にも、どうしようもないことなんです。
なんらかのきっかけによって今の力の拮抗が崩れて、こんなことは早く終わればいい。

繁華街のストリートチルドレンがいつか歳をとって本当に愛する人の胸に抱かれた時、かつて身を寄せ合った仲間たちの顔や名前を思い出すだろうか。
忘れていてもいいよね。
私なんかはもう、先週話した相手の呼び名すら思い出せませんよ。
頭がいくらか、だめになってしまって。

「部屋を明るくしたり、視力を良くしたりなんかすると、環境中の粗がよく見えるようになるでしょう。あれが苦手で。室内ではもっぱら灯を落として裸眼で過ごすんです。車の運転をしなくて良いなら外でもそうしたいくらいなんですけど」

死にたい
どうせまた大丈夫になる
あれって誰が決めてそうなってる?人の精神もてあそぶ悪趣味も、もうその辺にしとけば

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