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世界自閉症啓発デーのライトアップ
このテキストはマガジン「もっと つまらない話リターンズ」の中に含まれているので、一つ一つ購入せずにマガジンを購入した方が多分安いと思います。
皆さんご存じの通り、4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デーですね。
ということで、それに合わせて青くライトアップされる施設が大量にあって、公式サイトには一覧も掲載されています。
中にはライトアップだけでなく他にもいろいろ計画している地域や団体もあったりするけれども、ライトアップしかせんところも多い。
まあ、今年はコロナのこともあるから、大勢人が集まるみたいなものもできないしねぇ。
それは仕方がないけれども、青くライトアップすることが啓蒙活動みたいな感じになってんのが何だろうなと。
いつもは他の色で照らされている橋だのビルだのが青くなってます。
それを見て「自閉症が~」とか思うヤツがいるのかゴルァ!と思う所存です。
以前はN〇Kで「発達障害キャンペーン」とやらで大量に放送されていたけれども、それ以前とそれ以降で何か「世間の目」とか「社会の感覚」みたいなものが変わったかというと、変わった気が一切しないねぇ。
だいたいさぁ、テレビを見ている人が、そういうことに興味も関心もなかったらチャンネル変えない?
実際にあの手の番組を見ているのは大部分が私みたいに当事者とか、家族が~知り合いが~とか何か関わりを持っている人だと思うんだよね。
だから広がって行く感じがない。
かといって「もっとライトアップだけでなく、しっかりした啓蒙活動をやってくれ」みたいに思っているワケでもない。
テレビで垂れ流す情報に関しては興味のない人はスルーしちゃうだけだけれども、垂れ流さないような種類のことをやって理解が進んだとしても、何か変わるのかな?って思っている。
理解してどうなるの?
何か変わるの?
私は徹底的に利用できる支援は受けまくってきたので、大勢の「支援者」ってのに会っている。
大部分が臨床心理士の資格を持っている人だったし、それ以外の人だって、大勢の障害者(発達障害専門ではない施設も利用したので)の支援をしてきた人たち。
当然世間一般よりは「理解」をしている人たちだと思う。
専門的な知識もお持ちで。
で、そういう人たちの大部分がクソだったのは、その人たちの人間性の問題だから障害に対する理解のあるなしとは無関係だろうけど、非常に有名な就労支援をやっている企業も(以下自粛
だから「理解」とか「知識」って実はあんまり役に立たないのではないか?と思っている。
まあ、あった方がより適切なサポートができたりするだろうけど。
「理解」って言ったって、障害特性はバリエーションが豊富すぎて、この人には当てはまっても別の人には当てはまらないみたいなのばっかりだし。
理解しきれないでしょ?
時々「どうしてもらうのが一番いいのか?」みたいなことは考えているけれども、未だに明確な結論は出ていない。
永遠に結論が出ないことなのかも知れないけど。
少なくとも「理解してもらいた」ってのはないな。
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