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彌榮コレクション23素体(神仏)解説

猫森うむ子作のジェネラティブNFTコレクション「IYASAKA Collection」の各素体について解説投稿をまとめました。

コレクション全体の解説はこちら

Xの投稿ではさらに詳細(モチーフに選んだ理由やアート解説、暗号など)も解説しています。


大日如来(だいにちにょらい)

密教の最高仏。宇宙の根本原理を象徴する存在。すべての仏の根源であり全宇宙を光明で照らしている。悟りを開くための導き手であり、菩薩や明王などは大日如来の化身とされることが多い。

薬師如来(やくしにょらい)

東方浄瑠璃世界を治める如来。左手に薬壺を持ち、右手で衆生を苦しみや病魔から守る。始まりを意味する「東」の仏であり、先見性や先導する力を与えてくれる。健康に関連する守護仏としても人気。

阿弥陀如来(あみだにょらい)

西方極楽浄土を治める如来。無限の慈悲を持ち、右手を上げ左手を下げた来迎の印相で衆生を極楽に迎えている。結果や実り、未来を意味する「西」の仏であり、あたらしい世界への希望を象徴する。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

無限の知恵と慈悲を象徴する菩薩。「虚空」「蔵」という言葉は、広大で無限の智慧と慈悲を蔵するという意味を持つ。金星の仏であり生きる喜びのための叡智を司る。

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

衆生の救済を担う菩薩。迷える魂を導き未来の幸福を約束する慈悲深い存在。子供の成長や安全、旅人の無事を祈願する対象として信仰されている。無限の功徳を生み出す宝珠を持って苦悩から衆生を救う。

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

智慧を象徴する菩薩。悟りへと導く存在。鋭い知性と洞察力を持ち、学問や修行の守護者として信仰されている。剣は無知や迷いを断ち切る智慧を、獅子に乗る姿は恐れを乗り越える勇気を象徴する。

准胝観音(じゅんていかんのん)

七千万億の仏を生み出した菩薩。智慧の清浄を表し慈悲深い仏母。たくさんの手に武器や宝具を持ちあらゆる側面に力を発揮する。安産や家庭の繁栄以外にもさまざまな願いを叶える。

如意輪観音(にょいりんかんのん)

福徳を表す宝珠と智徳を表す法輪を持つ菩薩。願望成就、財運や家庭円満をもたらし、富と繁栄を象徴する。その姿は内面の静けさと外界の繁栄を同時に表現しており、救世菩薩とも呼ばれる。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)

未来の救世主とされている菩薩。釈迦が入滅した後56億7千万年後にこの世に現れ、苦しむ人々を救い、新たな時代を切り開く。日本では「未来仏」として多くの寺院に祀られている。

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)

火の力で不浄を浄化する強力な明王。あらゆる穢れや煩悩を焼き尽くし、その強烈な浄化力によって守護を行う。悪しきものを一掃する力や汚物の清めにも関連し、浄化の神として家庭内でも重視される。

孔雀明王(くじゃくみょうおう)

毒を祓い病気や災厄から守護する明王。孔雀は毒蛇を食べることから毒や病を取り除く象徴とされる。悪影響や不運を払い平和と健康をもたらす。慈悲深さと力強さから、多くの人々に信仰される。

不動明王(ふどうみょうおう)

煩悩を打ち砕き真理を守る明王。右手に持つ剣は煩悩を断つ力を象徴し、左手に持つ羂索は悪を縛り正しい道へと導く力を表す。炎によって煩悩を焼き尽くし、大日如来の化身として救済を行う。

鬼子母神(きしぼじん)

子を守る母神。元は悪鬼であったが仏の教えにより改心し、子供を守る神となった。多くの子供を産み育てる母として母性愛の象徴となり、子供の健康や成長を願う人々に信仰される。

吉祥天(きっしょうてん)

美、幸福、繁栄を象徴する女神。豊穣や富をもたらし、家庭や女性の守護神として信仰されている。インドの女神ラクシュミーが仏教に取り入れられた存在で、家庭円満や子孫繁栄を願い祀られる。

弁財天(べんざいてん)

音楽、学問、財運を司る女神。繁栄、芸術、知識の守護者として信仰されている。インドの女神サラスヴァティーが仏教に取り入れられた存在で、日本の古代的な女神信仰、水神や龍神とも融合している。

大黒天(だいこくてん)

豊穣や繁栄、財運を司る神。インドのシヴァ神に由来する。帽子、大袋、打ち出の小槌を持つ姿が特徴。台所の守護神として米俵の上に座った姿で描かれることが多く、商売繁盛や家内安全を願う人々に信仰されている。

恵比寿(えびす)

日本固有の神で、漁業、商業、農業の守護神。商売繁盛や家内安全を願う人々に根強い人気がある。蛭子命(ひるこのみこと)と事代主神(ことしろぬしのかみ)という、海の神とされる二柱が融合した存在。

毘沙門天(びしゃもんてん)

武運と財運を守る神。四天王の一柱。戦勝祈願の神として信仰され、悪を打ち払い、正義を守る力を象徴する。豊かさや繁栄をもたらす存在としても人気がある。

布袋尊(ほていそん)

中国の僧侶をモデルとする福の神。大きなお腹と笑顔、大きな袋が特徴で、袋には人々に幸せをもたらす宝が詰まっているとされる。笑いと寛容の象徴として家庭円満や人間関係の調和を願い信仰されている。

寿老人(じゅろうじん)

道教に由来する神。南極老人星(カノープス)の化身とされ、中国占星術において寿命を司る星を神格化した存在。長命と幸福の知恵の神であり、人生の困難を乗り越える知恵を授ける。

福禄寿(ふくろくじゅ)

道教に由来する神。幸福、豊かさ、長寿を象徴し、健康や家族の繁栄を守る存在。福(幸福)、禄(財産)、寿(長寿)の三つの願いを同時に叶える星の神として信仰されている。

風神(ふうじん)

風を司る神。自然の力を操るため、農作物の成長や航海の安全を祈願する対象。風は情報や言葉、スピード、自由自在に切り開く力なども象徴する。風による祓いや風によって幸運を運ぶ力を持つ。

雷神(らいじん)

雷を司る神。強力な自然の力を象徴し、雨乞いや豊作を祈願する対象として古くから信仰されている。火(霊)の神であり、始まりの力、天啓、インスピレーションなど、創造性と破壊両方の力を持つ自然神。

彌榮コレクションは、年に1、2度プライベートセールを開催しております。
神仏とご縁を結ぶことをテーマにしたコレクションのためご開帳の機会は少なめですが、大切にしていただける方に丁寧にご縁をつなげていきたいと考えております。

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